アーユルヴェーダ自然のお薬10:目薬特集!原料はハチミツ、トリファラ、ニームに牛の尿!?

はじめてのアーユルヴェーダ目薬

AROUND INDIAの田村です。わたしは、ついついインドの自然の目薬を買ってしまいます。

インドで一番最初に買った目薬は強烈でした 😯

ケララ州カヌール。はじめて行った製薬会社直営のアーユルヴェーダ薬局。
オイルなどいくつかのアーユルヴェーダ薬と共に目薬を買って帰りました。

お部屋に戻って、目薬をさしてみると、なかなか容器から出てきません。
「おかしいな」
と、もう一度ためすと、ドローっとした黒っぽいものが出てきて、ポトンと目に落ちました。
その瞬間、激痛が走りました!!
「キャー、まちがえた!目薬じゃなかったんだ。」
きっと、うまく言葉が伝わらなかったのだろうと、目を開けられぬまま拭くものを探しました。
拭いても、ドローっとした液体はこびりついて取れません。

「あぁ、まちがえちゃった。ここで目が見えなくなったらイヤだなーーー。」
と棚や壁を掴んで痛みを堪えていました。
涙が出てきます。しばらく経つと、ドローっとした液体と涙が混じり、さらりとした液状に変化しました。
目を開けるとスッキリ!!あらら?

わたしは目薬=サラリとした液体だと思いこんでいたのです。
でも、アーユルヴェーダの目薬としては正解でした。よかった✨

実際の目薬をご紹介します!

そんな強烈体験ではじまりましたが、ドクターなどの助言をいただきながら、さまざまにチャレンジ。いくつかご紹介しますね。

まずは液体の形状の違いです。
上の2つはサラッとタイプ。下はドロっとタイプです。

数時間後、上の2つは蒸発して跡形もなくなり、下のはそのまま残っていました。

アーユルヴェーダ目薬・ユナニ目薬比較

エラニールクランブ Elaneer Kuzhambu|アーユルヴェーダ ケララ

こちらが、ドローっと強烈だった目薬です。
基本みんな痛がりますが、ときどき痛くないという方も。
白内障の初期症状によく用いられます。
友人のひとりが、目に脂肪の塊ができたとき、眼科に行くと手術による切除をすすめられました。この目薬をさしたら、すぐ自然に取れて喜んでいました。

アーユルヴェーダの伝統レシピに基づく目薬なので、どの薬局・病院でも同じ名前で作られています。左がNechiyil Ayurveda製。右がArya Vaidya sala Kottakal製。

カストゥーリマンジャル、トリファラ、甘草、ココナッツウォーター、樟脳、岩塩、はちみつなどでできています。

Elaneer Kuzhambu アーユルヴェーダ目薬

アイトーン ITONE|アーユルヴェーダ 西ベンガル

こちらはサラッと使いやすい目薬です。
ドライアイやPCなどの目の疲れに使っています。PVAで院長先生に処方していただきました。

ニーム、モリンガ、ブリンガラージ、プナルナヴァ、ニルグンディ、ミント、はちみつ、カルダモン、トゥルシなどが原料です。

アーユルヴェーダ目薬ITONE

ネトラムリタム Netramuritam|アーユルヴェーダ ケララ

こちらはArya Vaidhya Salaオリジナルレシピのもの。
さらっとタイプで沁みません。赤紫色っぽい液体なのが、効きそうな感じがあります。
結膜炎を筆頭に、目の乾燥や普段の目の疲れなどにオススメだそうです。
こちらはよく使います。日が経って乾燥してくると滓のようなものが出てくるので、早めに使い切るようにしています。

Netramritam アーユルヴェーダ目薬

タラビンドゥ Thalabindu|アーユルヴェーダ ケララ

Nechiyil Ayurvedaのオリジナルレシピです。アレルギーで腫れてしまったときに処方されたもの。
こちらも水のようにサラッとした使い心地で、目の乾燥など、一日に数回使うと良いとのこと。目を洗うような感覚があります。
日本人に人気だと先生がおっしゃってました。原料は不明です。

Nechiyil Ayurvedaの目薬 タラビンドゥー

カトラミデ CATRAMIDE|アーユルヴェーダ パンジャブ

こちらはKashmir Herbal Remedies社のオリジナルレシピ。
ドローっとタイプで沁みるので、エラニールとちょっと似ているかな。
蓮のはちみつ、カストゥーリマンジャル、プナルナヴァ、ニルグンディ、ニームなどが入っています。北インドの方が手に入れやすいので、わたしはあまり使っていません。
視力の低下、白内障、赤み、炎症などに良いそうです。

北インド アーユルヴェーダ目薬カトラミデ Catramide

牛の尿 Unmeelani|アーユルヴェーダ カルナータカ

ちょっと変わり種。牛の尿もお薬です。もちろん特別に育てられている牛からいただき、蒸留したもの。クリシュナ神のお寺で買いました。

牛の尿、バラの花、ハリタキなどが原料です。
牛の尿という先入観からか、刺激的な感じがしました。笑

牛の尿 おしっこの目薬

トリファランジャン Triphalanjan|ユナニ

こちらはユナニ医学のもの。
容器の形状が変わってます。開け方は下のローズベースと同じです。
トリファラベースにはちみつ、ひまし油、ミントなどが入っています。
ピリッと爽やかな使い心地です。

白内障や、目の元気によく、目を冷やす効果があるとのこと。

トリファランジャン ユナニ医学

ローズベースの目薬 トゥインクル Twinkle|ユナニ

こちらもユナニ医学のもので、容器の形状が変わっています。
ローズの香りは強くありませんが、爽やかな使い心地で好きです。

目を冷やす効果、目の疲れを癒やしたり、結膜炎などによいとのこと。
ローズウォーター、樟脳、ミントなどが入っています。

容器の開け方▽

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その他いろいろ

はちみつをそのまま目薬として利用する方も。こちらは蓮のはちみつ。アーユルヴェーダの先生のお宅にて。やはり目薬として使うと仰っていました。

ロータスハニー 蓮のはちみつ

ローズウォーターやひまし油、ギーも。

インドのオーガニックひまし油

おすすめの買いかた

インドで購入する場合、薬局にドクターが常駐している場合が多いので、相談して処方を受けるのがおすすめです。
最適な目薬、さすタイミングなど、いろいろ教えてくださいますよ。

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YUMI TAMURA

アラウンドインディア 田村ゆみ。日本とインドを行き来しながら、暮らしに取り入れるアーユルヴェーダや元気の知恵を探っています。 インド政府認定アーユルヴェーダ・パンチャカルマセラピスト。ケララ伝統武術カラリパヤットゥ・セラピスト。元インド号編集長。ケララ州のアーユルヴェーダ病院PVA Ayurveda Hospital・MGS Kalari Sangam提携。著書『暮らしのアーユルヴェーダ』

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