アーユルヴェーダ用語集

もくじ  参考

アグニ Agni
消化の火。食べて、分解して、栄養を取って、体になって、余分を排泄物マラとして外に出す。一連の働きに、アグニが重要な役割を担っている。アグニは、絶やさない、燃やしすぎない。अग्नि
アリシュタム Arishtam
薬酒。煎じ薬や発酵を促す花を入れ、土の蓋をして自然発酵させたもの。薬用ワイン。アリシュタ。
作り方が違う薬酒にAsavam アサヴァムがある。
アシュタンガフリダヤ Ashtanga Hridaya
アーユルヴェーダの三大古典の一つ。Astanga Hrdaya、Ashtāngahridayasaṃhitā、अष्टाङ्गहृदयसंहिता。
他に チャラカサンヒター とスシュルタサンヒター がある。アシュターンガフリダヤ
アヌパナ anupanam
薬や食品と一緒または前後に飲む液体。
「〇〇薬を水で飲む」というようなもの。水以外にも、湯、牛乳、薬酒なども用いる。
アヴィヤンガ abhyanga
アーユルヴェーダの中で、一番体験する人が多いトリートメント。全身のオイルマッサージ。
アビアンガ、アヴィアンガ、アビヤンガ、abhyanga。
アーユルヴェーダ ayurveda
世界三代伝承医学のひとつ。約5000年前のインド発祥。医学でありながら、治療だけでなく、健康の知恵が満載。
アーユルヴェーダの基本①:インドの伝統医学アーユルヴェーダとは?
アリシュタム Arishtam
薬酒。煎じ薬や発酵を促す花を入れ、土の蓋をして自然発酵させたもの。薬用ワイン。アリシュタ。
作り方が違う薬酒にAsavam アサヴァムがある。

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ウシーラ Ushira
アーユルヴェーダ生薬のひとつ
和名:カスカスガヤ、ベチバー
学名:Vetiveria zizaniodes
英名:Vetiver, Khas
サンスクリット語:Ushira, Bahu-muulaka, Sugandhimuula, Jataamedaa, Indragupta, Nalada, Laamajjaka, Sevya, Samagandhaka, Jalavaasa, Virana, Aadhya
作用:根:冷却、解熱、発汗のハーブティー。刺激、胃、鎮痙、通経、収れん、血液浄化。発熱、疝痛、鼓腸、嘔吐、精子漏、有痛性排尿困難に。根の油:しつこい嘔吐、疝痛、鼓腸
ベチバー – Wikipedia
ウドワルタナム udhwarthanam
トリートメント方法のひとつ。薬用パウダーを肌に擦り付けるようにマッサージする。
ウドワルタナラッピング udhwarthanam wrapping
トリートメント方法のひとつ。薬用ペーストで30分パックした後、 ウドワルタナのように身体にこすりつけるようなマッサージを行う。

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エラキリ Elakizhi
トリートメント方法のひとつ。ケララ式アーユルヴェーダトリートメント、 キリの一種。
エラキリは、ドラムスティックの葉などヴァータを減らす作用のあるものと
ココナッツなどをオイルで炒めたものを、布でくるんで団子状にしてマッサージする。

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カシャヤム Kashayam
アーユルヴェーダのお薬分類の一つ。煎じ薬。Kashaya
カパ Kapha
ドーシャのひとつ。カファ
アーユルヴェーダの基本②:アーユルヴェーダの分類 5大元素・ドーシャとは?
カラリマルママッサージ Kelari marma massage
ケララ州で盛んな、世界最古の武術と言われるカラリパヤットゥで行われているマッサージの呼び名のひとつ。
師匠が作るオイルを用いたオイルマッサージ。体が強くなり、内側の元気が引出される。別名:カラリマッサージ、ウルチリ、ウルチル
カラリパヤットゥ Kalaripayattu
ケララ州で盛んな、世界最古の武術。琉球空手やカンフーのルーツと言われている。禅の始祖ダルマさんは、カラリの使い手で、中国でカンフーとなったとされる。古代の王国の戦士が行った武術であり、戦いに勝つための強さ、いかにダメージを与えるか、そして傷を受けたときにいかに治すかという治療が発達している。急所マルマについて熟知している。
カルナプーラナム karnapooranam
トリートメント方法のひとつ。
耳の中に薬用オイルを満たし、マッサージする。
カルマ karma
方法

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ギー Ghee
乳から作る純粋なバター。
AROUND INDIAが習った方法は、牛乳を発酵させる→攪拌によりバターミルクと脂肪分に分ける→脂肪分を炒めて余分な水分を抜く。アーユルヴェーダ病院では、スネハパナで体の中をゆるめる油脂として用いたり、傷を治したりする。家庭ではお菓子作りや料理に使われる。
アーユルヴェーダ自然のお薬12:体の中から潤いあふれるギー Ghee

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グナ guna
10対20種類の質のこと。熱が多いときは冷ますなど、反対の性質を使えば、日々のケアが行いやすい。
アーユルヴェーダの基本④:20つ性質グナとは?バランスの取り方
グルカル Gurukkal
ケララ州で盛んな、世界最古の武術と言われるカラリパヤットゥの師匠の呼称。名前の後につける。AROUND INDIA田村の師匠の場合、P. Dineshan Gurukkal
もう一つのアーユルヴェーダ、伝統武術カラリパヤットゥの治療法

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サフラン saffron
英名:Saffron, Crocus
サンスクリット語:Kumkuma, Rudhira, Vadrika, Kaashmira, Kaashmiraka, Vaalhika, Agnishikhaa, Ghrusrrn, Rakta, Kshataja. Keshara
作用:温め
重量別で、一番高価なスパイス。雌しべ。
滋養強壮剤、鎮静剤、鎮痙去痰剤(乾いた咳、百日咳、気管支炎)、胃薬、発汗剤、駆虫剤
※妊娠中の使用は注意

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シッダ医学 Siddha medicine
インド発祥の伝承医学で、南インド・タミルナドゥ州で広く活用されている。
シッダ医学の神様は、シバ神。18人のシッダが広めた。
南インドの伝統医学「シッダ Siddha」の脈診と処方|シンガポール・リトルインディア
シロダーラ Shiro dhara
トリートメント方法のひとつ。
Shiro(頭)+Dhara(垂らし続ける)サンスクリット語で「頭部に垂らし続ける」という意味。
額にオイルを垂らすトリートメントで、アーユルヴェーダのメインビジュアルともなっている。
頭部以外に行う場合は、シロ(頭部)ダーラではなく、ジャヌ(膝)ダーラなど呼び名が変わる。カラリパヤットゥでも行うトリートメント。
効能:眼病、副鼻腔炎、白髪、記憶喪失、不眠、ストレス、めまい
使用する液体によって、呼び名が変わる、オイル( タイラダーラ Thailadhara)、バターミルク( タクラダーラ Thakradhara)、ミルク( クシーラダーラ Ksheeradhara)、ココナッツウォーター、母乳、水(ジャルダーラ Jaldhara)

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スシュルタサンヒター Sushruta Samhita
アーユルヴェーダの三大古典の一つ。सुश्रुतसंहिता、Suśrutasaṃhitā。他に チャラカサンヒター と アシュタンガフリダヤ がある。
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スチームバス Steam bath
発汗法のひとつ。
薬草などの蒸気をあてる、アーユルヴェーダ式サウナ。
オイルマッサージの後に行うことが多い。
スネハパナ snehapana
浄化療法パンチャカルマの前準備として行う、全身にオイルを満たす方法。
薬用ギーを数日摂取することが多い。
スネハカルマとも呼ぶ。snehapana。

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ダートゥ dhatu
体を構成する要素。7種類(体液、血液、筋肉、脂肪、骨、骨髄、精子・卵子)ある。
アーユルヴェーダの基本③:体を構成する7つのダートゥとは?食べものが体になる流れ
ダーニャムラダーラ dhanyamladhara
液体を垂らす ダーラ というアーユルヴェーダトリートメントのひとつ。
穀物を発酵させた液体を使用すると、ダーニャムラダーラと呼ぶ。
日本のシロダーラは、オイルを用いるタイラダーラを指すことが多い。
ダンワンタリ Dhanvantari
インドの神様の一柱。アーユルヴェーダの神様。ヴィシュヌという神様の化身。乳海攪拌神話。Dhanvantari
2016年、インド政府は、ダンワンタリ神のお祝いの日Dhanterasを「アーユルヴェダの日」と制定した。
第2回「アーユルヴェーダの日 National Ayurveda Day」|インド全土

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チャラカサンヒター Caraka Samhita
アーユルヴェーダの三大古典の一つ。चरक संहिता、caraka-saṃhitā、Charaka Samhita。他に スシュルタサンヒター と アシュタンガフリダヤ がある。
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チャンダン chandan
英名:Sandalwood
サンスクリット語:Chandana
和名:白檀
作用:冷ます
白色のChandanと、赤色のRaktha Chandan(Red sandalwood)があるが、二つは別物。

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ディナチャリヤ dinacharya
毎日の暮らしかた。生活習慣病というものがあるように、暮らしを整えるだけでも、調子がよくなり、体調を崩しにくくなる場合が多い。

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ドーシャ dosha
体質と訳されることが多い。ヴァータ・ピッタ・カパ(カファ)という3種を、私たちひとりひとり異なる割合で持っている。自分に合うバランスが崩れると、病気や不調へと繋がる。自分の性質を知って、それに気をつけたり、すぐに対処するようにすると、調子を整えやすい。
アーユルヴェーダの基本②:アーユルヴェーダの分類 5大元素・ドーシャとは?
ドゥーマパナム Dhoomapanam
薬用喫煙。薬用たばこを吸う。鼻から吸って口から出す、または、口から吸って口から出す。
喘息、咳などの粘液が多い状態の疾患に用いたり、オイル点鼻(ナスヤ)後に行うことも多い。Dhoomapana, Dhumapana
ドラヴィヤ Dravya
物質、もの

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ナスヤム Nasyam
パンチャカルマ、5つの浄化療法のひとつ。
オイルや煎じ薬などを点鼻し、頭部の老廃物を口から排出する。
鼻のトリートメント。Nasya、点鼻法。
ナヴァラキリ Navarakizhi
PVA Ayurvedic Hospitalで作ったナヴァラキリが鍋に入っているところ

トリートメントのひとつ。発汗法(スウェダナ swedana、スウェダカルマ sweda karma)で、ケララ式トリートメント。カラリパヤットゥの施術としても行う。Navara(ナヴァラ米・ナバラ米) + Kizhi(ボーラスバッグ、丸いもの、ボール)
ナヴァラとは、ケララ産の赤米。薬効が髙いとされているお米のこと。キリというのは、布でくるんでボール状にしたもの。ナヴァラキリ以外にも、葉っぱを入れたエラキリ Ela Kizhi、粉を入れたポディキリ Podi Kizhiなどがある
キリ(Kizhi):ボールを使ったアーユルヴェーダマッサージ

ナーランガキリ Narangakizhi
トリートメント方法のひとつ。ケララ式アーユルヴェーダトリートメントのキリ Kizhiの一種。
ナーランガはケララ州のマラヤラム語でレモンを意味する。ワイルドレモン、ターメリックパウダー、フェヌグリークパウダー、にんにくなど、痛みや腫れを緩和させる作用のあるものを、ココナッツ、岩塩などとオイルで炒め、布でくるんで団子状にしてマッサージする。Narangakizhi、Jambe era pinda Sweda、Jambira pinda sweda

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ネトラタルパナム Netratarpanam
トリートメント方法のひとつ。目のトリートメント。タルパナ(Tarpana タルパナ、ネトラバスティ Netrabasti)は、小麦粉で作った土手の中に薬用のギー(澄ましバター)を満たす。
8日目に山羊の肝臓などから作った液体で、7日間のタルパナで油性に傾いているのをバランスさせる。
ネンメニヴァカ Nenmeni Vaka
アーユルヴェーダの生薬のひとつ。これを使ったパウダーで、オイルマッサージの後に体を洗うと気持ちがいい。
学名:Albizia lebbeck (sirisha) 和名:ビルマネム、ビルマ合歓

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ヴァイサジャカルパナ bhaishajya kalpana
薬学
バスティ Vasti
バスティという言葉には、浣腸とオイルを溜めるトリートメント方法の二つがある。

浣腸は、パンチャカルマ、5つの浄化療法のひとつ。ヴァータに働きかけ、最も処方されることが多い。
肛門から薬液を注入し、一定時間保持したのち、肛門から排出する。煎じ薬カシャヤを使う液量が多いバスティと、オイルを使う少量のバスティを組み合わせる。Basti, ヴァスティ

オイルを溜めるトリートメントは、小麦粉などで土手を作り、その中にオイルを溜めることで、長時間かけてオイルを浸透させることができる。部位によって呼称が変わる、シロバスティ(頭)、ウロバスティ(胸)、ネトラバスティ(目)、カティバスティ(腰・背中)、ジャヌバスティ(膝)など。

ヴァータ Vata
3種類のドーシャのひとつ。五大元素では、空と風が優勢。
ヴァマナ Vamana
パンチャカルマ、5つの浄化療法のひとつ。
吐き気を催すものを飲んで、体内の汚れを口から排出する。
Vamana Karma、バマナ。
パルパタ Parpata
アーユルヴェーダ生薬のひとつ
学名:Fumaria parviflora、Fumaria vaillantii
サンスクリット語:Parpata, Parpataka, Varatikta, Renu, Kavacha, Sukshmapatra
作用:デトックス、下剤、利尿、発汗
パンチャマハブータ Panchamahabhuta
別名:5大元素。空・風・火・水・地、この世はすべてこの5つの元素でできていると、アーユルヴェーダでは考える。
アーユルヴェーダの基本②:アーユルヴェーダの分類 5大元素・ドーシャとは?
パンチャカルマ Panchakarma
アーユルヴェーダの治療法の組み合わせ。浄化療法。5つの方法のいずれか、もしくは複数を組み合わせ、体内から不要なものを排出する。ギー などの油脂を飲む、マッサージなどで液状化し体の中心に集める、対外へ排出するという流れ。3週間〜必要。
アーユルヴェーダの浄化療法 パンチャカルマとは?
パンチャカルマ日記2017
「パンチャカルマ講座」日本でできる対策と準備

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ヴィクリティ vikrti
現在のドーシャ。その後のドーシャ。生まれた時のドーシャであるプラクリティと違い、環境などによって、後に変化したドーシャ。別名:ヴィクルティ
ピチュ Pichu
治療法のひとつ。オイルなどの薬剤を浸したコットンを、患部に乗せ染み込ませる。
施す部位によってShiro pichu、Yoni pichuなどと呼ぶ。
ピッタ Pitta
3種類のドーシャのひとつ。五大元素では火が優勢。
アーユルヴェーダの基本②:アーユルヴェーダの分類 5大元素・ドーシャとは?
ヴィレーチャナ Virechan
パンチャカルマ、5つの浄化療法のひとつ。
下剤を飲んで、肛門から体内の汚れを排出する。
Virechana Karma、ビレーチャナ
ピリチリ Pizhichili
アーユルヴェーダトリートメントのひとつピリチリのオイルを垂らしているイメージイラスト発汗法の一つ。別名オイルバス。薬用オイルを、全身にたっぷり垂らし続ける。使用するオイルの量は約2リットル!!

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プラクルティ prakrti
生まれた時のドーシャ。両親のドーシャ、生まれた季節、胎内の環境などが決定に影響する。別名:プラクリティ

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ポディキリ Podikizhi
トリートメント方法のひとつ。ケララ式アーユルヴェーダトリートメントのキリの一種。
ポディキリは、スパイスや生薬などをパウダー状にしたものとココナッツや岩塩と炒めたものを、布でくるんで団子状にしてマッサージする。カラリパヤットゥでも頻出。

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マルマ Marma
急所。軽い不調で済むダメージ、深刻な影響を与えるダメージ、死に至るものなどが存在する。カラリパヤットゥの使い手が熟知している。グルカルにマルマのダメージを回復させてもらうと、息苦しさ、違和感、変な痛み、上がらない手などが、すんなり楽になることも多い。
治療が上手でないグルカルも存在するので注意が必要。

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ムスター Musta
アーユルヴェーダ生薬のひとつ
和名:ハマスゲ
学名:Cyperus rotundus
英名:Nut Grass
サンスクリット語:Musta, Mustaa, Mustaka, Abda, Ambuda, Ambhoda, Ambodhara, Bhadra, Bhadraa, Bhadramusta, Bhadramustaa, Bhadramustaka, Ghana, Jalada, Jaldhara, Meghaahvaa, Nirada, Vaarida, Vaarivaaha, Payoda, Balaahaka. Ganda-Duurvaa
作用:駆風、収斂、抗炎症、抗リウマチ、肝保護、利尿、解熱、鎮痛、降圧、通経、神経強壮
ハマスゲ – Wikipedia 

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ラクタモクシャナム Raktamoksha
アーユルヴェーダのパンチャカルマ(5つの浄化療法)のひとつ。
汚れた血液を排出する方法。瀉血。皮膚の一部に傷をつけ、ヒルに吸わせるなどして排出する。
raktamoksha。ラクタモクシャ
ラサ rasa
味。アーユルヴェーダでは、6種類の味に分類している。甘・酸・塩・苦・辛・渋
ラサーヤナ rasayana
若返り治療。アーユルヴェーダの特徴でもある。
ラジャス rajas
心の性質のひとつ。

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レーパム Lepam
トリートメント方法のひとつ。薬用ペーストを塗布し、一定時間置いた後、拭き取る。
種類によって、一回塗布したものを長く置くこともあれば、短めの放置時間で数回繰り返す場合もある。

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