アーユルヴェーダ自然のお薬3:加熱すると毒に?!はちみつ

アーユルヴェーダ薬局製のハチミツ

アーユルヴェーダとインドとハチミツ

アーユルヴェーダの中で、ハチミツは大切なお薬のひとつです。

ハチミツ Madhu मधु

ハチミツは、インドでも身近な存在です。南インド・ケララ州でアーユルヴェーダを学んでいたある日、小道でハチミツ売りのおじさんに出会いました。おじさんのブリキのバケツの中には、採れたてハチミツと巣がたっぷり詰まっていました!
おじさん、女の子など、わらわら人が集まってきて、路端ハチミツ販売会がはじまりました。おいしかったです!

ケララ州の山岳地帯に行くと、少数民族(トライブ)の人たちが採ったハチミツが売っていました。こちらはすこしサラッとしていました。

ケララの山岳民族が採集したハチミツ

ハチミツの採れたケララの山

インドでは、商店やスーパーマーケットだけでなく、アーユルヴェーダ薬局にもハチミツが売っています。

薬局とかアーユルヴェーダと聞くと、すべて安心な気がしてしまうところですが、残念ながらDabur社のハチミツに抗生物質が検出されたことがありました(Antibiotics in most honey brands: Study)。他の製薬会社に確認すると、そのニュースは知らないけれど、自分のところもDabur社と同じ仕入先とのこと。インドで購入する場合でも、オーガニック表記や由来がわかるハチミツが安心です。

アーユルヴェーダ的ハチミツの使い方

甘くておいしいハチミツ。ダイエットには控えなきゃいけないイメージですが、アーユルヴェーダでは反対におすすめなのです。

カパという重い質を減らしたり、脂肪を減らす作用があるとされています。

甘みが制限される糖尿病の方も摂取OKとされています。
でも摂りすぎは禁物!

蜂が採集した蜜を、消化して排出する過程を経てできるハチミツは、他の甘味料とはまるで別の存在なのです。

使用上の注意

体温以上に温めないこと。
お茶などに入れる場合は、人肌程度に冷ましてから入れましょう。

非加熱製のハチミツは、水が混入すると発酵します。
発酵してもマッサージなどに変わりなく使用できます。

ハチミツは、熱や乾燥の質を持っているので、カパが増えているときはおすすめですが、ヴァータが増えているときはおすすめできません。

これからおすすめする方法は、簡単な家庭療法です。
病院にかかっている方や深刻な症状の場合は、お控えください
しばらく使って変化がない場合や合わない場合は使用を中止してください。

Cookpadのハチミツを使った離乳食レシピを用いた乳児の死亡事例も出ています。1歳未満の赤ちゃんへのご使用はお止めください

1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。

ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。|厚生労働省

Parents and caregivers are therefore warned not to feed honey to the infants before the age of 1 year.

ボツリヌス中毒|WHO 世界保健機構

外用

フェイスマッサージ
ケララ州のアーユルヴェーダリゾートAsokamで教わった方法です。ハチミツと水を混ぜたものを使います。
軽いやけど
ハチミツとターメリックを混ぜたものを塗布し、上にラップをしておくと治りが早いです。
皮膚が剥けているとき、重度のとき、低温やけどのときなどは病院へ!

内用

風邪の予防やひきはじめに
ターメリックと混ぜて舐める
咳のとき
シナモンパウダーと混ぜて舐める

おすすめハチミツ

honobono号

AROUND INDIAのご近所honobono号のハチミツ。非加熱です。
農薬のあるところでは生きられないという蜂。無農薬農家さんと協力してハチミツを採集したり、農薬を使っている農家さんには使用を避けてもらうなど、ハチミツ発信で日本の農薬を減らす活動にも結びついています!

honobono号店内

数あるハチミツの中からたくさん味見させていただいて、選びぬいた3種。
左から、カラスザンショウ、栗、アカシア&とち。色も味も濃度もひとつひとつ個性的ですね。

インドにたくさん生えている菩提樹のハチミツもありましたよ!

イベントや店舗で購入できます。イベント出店時は店舗はお休みなので、店舗情報でお店の営業日をご確認の上お出かけくださいね。
イベント出店情報店舗情報

YUMI TAMURA

アラウンドインディア 田村ゆみ。日本とインドを行き来しながら、暮らしに取り入れるアーユルヴェーダや元気の知恵を探っています。

インド政府認定アーユルヴェーダ・パンチャカルマセラピスト。ケララ伝統武術カラリパヤットゥ・セラピスト。元インド号編集長。ケララ州のアーユルヴェーダ病院PVA Ayurveda Japan日本代表。著書『暮らしのアーユルヴェーダ』

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