Khadi Indiaの「Oat Body Upton」とは?
ナチュラルな材料だけでできている、クレンザーでありパックでもあるパウダーです
北インドでは、ウブタンという名前で家庭でも親しまれています。
Uptonは、製造元のVEER KUWAR SINGH KHADI GRAMODYOG SANGHがあるビハール州での呼び名?
南インドのアーユルヴェーダ病院では、Bathing powder(浴用パウダー)とか、Snana choornam、Snana churna、snan choornamとか呼ばれています。
ラベルについているKhadi Indiaというのは、カンジーさんの遺志であるインドで使うものを作り、農村部の産業をサポートする活動。そちらの認証を受けた商品です。

Khadiの石鹸も、人気のインド土産のひとつ。

Khadi India「Oat Body Upton」の原料と有用性
ウブタンは、材料によって効果が変わってきます。
Khadi India「Oat Body Upton」の商品説明を見てみましょう。
原料
- OAT オーツ麦
- TURMERIC ターメリック
- SANDALWOOD 白檀
- ALMOND OIL アーモンドオイル
- HONEY ハチミツ
- WHEAT GERM 小麦胚芽
- LAVENDER OIL ラベンダーオイル
- PEPPERMINT OIL ペパーミントオイル
- CLOVE OIL クローブオイル
- ETC その他
有用性
- 肌にうるおいを与え、活性化させる
- 肌荒れや小じわを改善し、みずみずしく若々しい肌へと導く
- すべての肌タイプに
パッケージがおしい

Khadi India 「Oat Body Upton」、せっかくいい感じのパッケージなのに、テープが全然取れません。すぐ切れちゃう。ベタベタしてる。
でもパッケージが残念なのはインドあるある。
取れないシールを食器に貼っちゃうこともあるのです。

日本のパッケージ技術の進化ってすごいですよね。
マジックカットの登場で、切り込みを探す必要すら無くなってしまいました。
どこでも切れて力がいらないことで、力が弱い人でも老眼のひとでも、適当に開けられる。
値札シールは、まだノリ残りするものもいっぱいあるけど、昔よりずっと少なくなりました。
そんな最新技術が、小さくて安価な商品のパッケージにまで行き届いていたりして、見つけると「すごーい」「よく考えてるなぁ」とワクワクしちゃいます。
一方でインド人が「栓抜き無いなぁ〜」と歯でポンッと開けたりするのを見ていると、なんとかする力が備わっていて「すごーい」と思うのです。
インドだったら、ノリ残りも、テープが切れちゃうことも、開けばきっと「NO PROBLEM」
いまいちなポイントを改善していく国民性と、いまいちなポイントも受け入れる国民性。
どっちもいいんですよね。
さて、Khadi India 「Oat Body Upton」は、テープをはがすのはあきらめて、ナイフでテープに切り込みを入れて開封しました。
するとどうでしょう?!


今度は、蓋の上までこんもり詰められたパウダーが、ざざーっと大量にこぼれました。
しかしこれは想定内。こんなこともあろうかと、キッチンのシンクに移動していました。
使いかた
商品説明の使い方によると
- OATS UPTONに、ローズウォーターもしくは牛乳を混ぜて、固めのペースト上にする。
- 首、顔、体に塗布して、15分おく。
- ぬるま湯でよく洗い流す
とのこと。やってみましょう。
ローズウォーター
最初、AROUND INDIAの大好きな国産・無農薬ローズウォーターと混ぜてみました。

ベースは、なめらかなペーストになります。
たぶんオーツだと思うのですが、粗いものも混じっています。肌にマッサージしても痛いほどの粗さではありません。
開封した時、白檀の香りを感じました。


15分後、ぬるま湯でパック剤をゆるめながら洗い流すと、触り心地なめらかツルツルでした。
でも、しばらく経つと、冬の乾燥には、もう少しうるおいが欲しいと思いました。
蓋を閉めようとしたら、こんもりパウダーが、またザザーッとこぼれ落ちました。
量が少なくなるまで、これが続きそうです。
ローズウォーター+ごま油マッサージ
翌日、ごま油で軽くマッサージしてからKhadi India 「Oat Body Upton」を使ってみました。
油との相性もいいです。よく落ちるんですが、自然の油脂を取りすぎることはなく、なめらかな仕上がり。
個人的にはしっとりしたように思ったのですが、塗った左手と塗らない右手を触り比べてもらうと「おなじ」という返答でした。

あらら…オイルもパックもどこへいったの?


牛乳、牛乳+ごま油マッサージ
さらに翌日、今度は牛乳と混ぜてみました。
ローズウォーターはさっぱり、牛乳はよりリッチな仕上がりになります。
今回は、左手はごま油マッサージあり。右手はパックのみで同時進行。
塗布して15分おきました。
さーて、結果は?
牛乳+ごま油マッサージは、牛乳だけの右手よりも、しっとり度が高いです。
冬の乾燥にもいい感じ。
乾いた後のお肌も、ほんのりいい香りが続くのもいい感じでした。
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