『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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これまでのパンチャカルマの流れ
パンチャカルマでは、油分を体に満たしたら、発汗法という行程に進みます。発汗法の一つ目としてわたしが処方されたのが、 ナヴァラキリ Navarakizhiでした。
ギーを飲むのはかなり厳しかったので、ナヴァラキリが始まって本当に幸せ。
施術も気持ちいいし、終わった後は、長い間体がホカホカしていて、お肌もツルツルなんです。
ナヴァラキリはマッサージをした後、布を広げてそのペーストを顔などにも塗ってパックしてくれました。余すところなく使い切っていていいですね。身も心も楽ちんで、幸せなトリートメント。
夕方からイスラム教徒の友人に誘われ結婚式にいきました。
花嫁さんのヘナ(メヘンディ)もやったという13歳の女の子(とっても大人っぽい)に、私たちもヘナしてもらいました。
ナヴァラキリは、今日もとても気持ちがいいです。
特に一人のセラピストがとても上手でした。
ただ、朝早い時間のトリートメントだったので、南国ケララといえども体が冷えます。
だんだんホカホカと温まって、リラックス感も増しました。
この日のランチは爽快な気分で、ココナッツいっぱいのケララならではの、生ココナッツをたっぷり使ったカレーや、熟したパパイヤをいただきました。ご近所で収穫したパパイヤは、熟してから採るのでおいしさもひとしおです。
エキシビジョンイベントを見に行き、帰りにStar&Bucksというまがいもののお店を発見しました。
お夕飯は、ベジタリアンレストランでマサラドーサ(13ルピー)とチャイ(4ルピー)を食べました。
安い!おいしい!そして何より食べられることって幸せ。
セラピストが一人増えました。おしゃべりも増えてしまいましたが、手はちゃんと動かしてくれたから良かったです。
夕方はKannurの市場へ行きました。
アーユルヴェーダの問屋さんで岩塩を買ったり、椰子砂糖のジャガリーをプレゼントしてもらったり、野菜やお米を買いました。
朝ごはんは、近くの人気食堂へ。
イドゥリー、サンバル、ココナッツチャトゥニ、チャイで10.5ルピー。
本日のナヴァラキリは、現地のマラヤラム語のレッスン付きでした。
英語が通じないセラピストの場合、彼女たちの言葉で「熱い」とか「気持ちいい」を言えると、好みが伝わってより心地よいトリートメントになります。
院長先生に、記入したドーシャチェック表を一項目一項目確認してもらいました。
その時、指の皮が薄くなっていることを指摘され、石鹸の使用を止めるように言われました。この後、わたしの指がどう変化するかはお楽しみに。
今日のナヴァラキリは、いつもより熱かった。
でも教わったばかりのマラヤラム語「熱い!(チュードゥ)」を使って、温度を調節してもらいました。
生理になりました。残念ながらパンチャカルマは一時中断です。
猛烈に掃除をしたくなって、バスルームの床と壁を磨き上げました。
自然原料のアーユルヴェーダのハーブパウダーミックス(Snana Choornam)を使っているので、バスルームが汚れやすいのです。
でも、ドクターに言われた石鹸使わない生活、順調に継続中です。指の皮よ、強くなれー。
授業がお休みでトリートメントも受けられないこの期間を使って、アーユルヴェーダ製薬会社や、アーユルヴェーダリゾート、他のスクール、ホテルの施設などを訪問したり、はじめての小旅行でEzhimala Beachへ行きました。
ヨガクラス中に大量の蚊に刺されたり、睡眠中にアリらしきものに襲撃され背中いっぱいに赤くて痒いブツブツができるなど、ナヴァラキリのお休み中に肌の様子が激変したことにセラピストは驚いていました。
もしかしたらナヴァラキリのおいしいエキスにアリが寄ってきたのかも?!
どうしてもしてみたかったナヴァラキリの中身を食べてみました。
セラピストは「本当に食べるの?!」と驚いていましたが、トリートメント中の香りはいいし、ナヴァラライスの牛乳煮込みの味をどうしても知りたかったのです。
実食してみて納得。味は悪くないけど、味付けもなくたくさん食べたいものではありませんでした。