パンチャカルマ日記 2017 vol.11:シロダーラ5日目、財布紛失、カラリの師匠とテイヤム寺院へ!

エコシステム?!

ケララのPVA Ayurveda Hospitalからの眺め

5:50 起床
入浴。昨夜に引き続き、お湯が出ません。

最近のインドは、太陽光で温水を作るシステムを導入する施設が増えてきて、こちらのPVAアーユルヴェーダ病院でも設置しているのですが…。

基本的に暑いケララ。日差しのある時間は、水シャワーで充分気持ちがいいです。
でも雨季は、日中でも涼しくなることがあります。
太陽があまり出ないので、寒い時期にお湯の生産量が少ない。
更に、最上階のタンクに溜まったお湯が部屋までくるのに時間がかかるので、その間蛇口を開けっぱなしにしていると、バケツ一杯分くらいの水をたらい流しすることになります。

昔カラリマッサージの師匠のお宅に滞在していたとき、「雨季にどのくらいの水が井戸に貯まるかで、その後の水量が左右される。雨季から大切に使わなくてはダメ。」と小学生の女の子に習ったので、たらい流しにすると心がちくちくしてしまうのです。

パンチャカルマトリートメント中は、冷やさずお湯がいいとされていて、どうしようかと葛藤しつつ、ぬるい水でシャワー終了。

ドーサを焼きました

6:37 お腹空いたので、キッチン探訪。
ラジェシ シェフに手ほどきを受けながら、米粉のクレープ ドーサdosa を9枚焼かせてもらいました。

ケララ料理は、ココナッツを多用。オイルもココナッツです。搾りたてのココナッツオイルを量り売りしてくれるお店で買うのがおすすめ。

ケララでは料理にココナッツオイルが一般的

お薬作り

7:30 お薬作りのアルン先生に、お薬を作る部屋、通称メディシンキッチンMedicine Kitchen を案内してもらいました。
わたしがPVAでお薬作りを習った2008年は、病院は別の場所にあったので、ここのメディシンキッチンに懐かしさはないものの、やっぱりこの空気感が好き。
大鍋に入っているのは、クシーラバラオイル。
今取り掛かっているのは、ダンワンタリ カシャヤ です。

グドゥチとは? Guduchi、学名:Tinospora cordifolia。薬には、茎を用いる。

刻む前のグドゥチがあり、刻んでダンワンタリ カシャヤの鍋の上で乾燥中のグドゥチがあり、建物のすぐ外にはグドゥチが生えている場所。

続いて、作ったお薬の保管庫を案内していただきました。
ここは撮影禁止です。たくさんのPVAアーユルヴェーダ製のお薬が並んでいます。
スタッフ数人で、出来たてのお薬をボトル詰め作業していました。

アルン先生は、ここのお薬は患者さんを治すためのものだから、正しい材料で伝統的なレシピで作られていると言います。
市場に出回っているものの多くは、商業だから薄い。効果が薄い。
同じアーユルヴェーダ薬、同じ名称でも、中身が違うのです。

わたしは病院で治療に使っているものが好きです。市場のものの方が飲みやすかったりしますけど。

8:00 ごはん前のお薬。
変な器官に水分入って、咳き込んでしまいました。
一気に薬の味を感じてまずいーっ😭

8:30 朝食
ドーサ3枚と、ほんのりピンクがかって辛味なしのココナッツチャトゥニ。

見た目では「足りるかな?」という量でしたが、2枚食べたらかなりの満足感。
ココナッツチャトゥニは、しゃばしゃばで、もはや味の濃いスープと呼びたいくらいです。
日々、大量のココナッツを摂取中。幸せ。

ドクタージュエルに確認して、グルカルパラシニカダブ へ行く許可が下りました♩
早速 グルカル へご報告。

9:15 ドクターとドクタージュエルの回診
横になって、腹音のチェック。
血圧は、100-60と低め。疲れてないし、目も舌もOK。
遺伝的に低めです。

9:25 食後のお薬
朝変な器官に入ったせいで、アリシュタ もいつもより美味しくありません。

10:00 部屋のクリーニング。

マッドポットウォーター作り

10:20 パラッカドのシヴァナンダさんに教わった、ナチュロパシー式マッドポットウォーター作り。素焼きの器に、きれいな水を注いで、一晩(今日の場合は夜まで)待てば出来上がり。
素焼きのポットは元々重いところに、水をたっぷり注いだら、ダンベルレベルのずっしりとした重さになりました。

12:40 ランチ

PVAアーユルヴェーダ病院のお昼ごはん

ぷっくり チョール 、イエローダールと瓜のカレー、クートゥ、スイカ
今日は、手食ではなくスプーンで食べてみました。すると、チョールが大量に余りました!
スプーンだと、汁が多くても掬うことができるからですね。
多く思えるお米の量ですが、この水分をちょうど食べるには、これくらい必要ということ。

アーユルヴェーダでは、胃の中を、固形分1/3、水分1/3、空間1/3にすると消化にいいと言われますが、自然と固形分と水分が1:1になるのがうまくできてますね。

クートゥは、マスタードっぽい風味でオリッサやベンガルの風を感じました。

近所の町へお買い物

13:20 トリートメント用のユニフォームを買いに、ローカルバスで、最寄りの町プディアテルPuthiyatheruへ。
マラヤラム語の本と、ルンギ4枚、サリーの下に着るアンダースカート1枚を購入。

ケララ人は日常着がルンギで着慣れているため、一枚の布を緩まないようにピシッと身につけます。
日常は服を着ていて、家着としてルンギを身につける北インドで活用されていたのは、布を輪に縫ったもの。北インドのステッチバージョンにするため、テイラーのGeetaさんにお願いしました。

カヌールのテイラー、ギータさん
お支払は、受け取り時。
きよちゃんが選んだのは、シェブリマラ巡礼シーズンならではのアイアッパンルンギ、かっこいいー!
(後日、ルンギにはしない方がいいことが判明!友人から、神さまやオームなど、大切なものは下ではなく上にあった方がいいと教えてもらいました。「多分、外国人だからこれまで言われなかったんじゃないかな」とのことでした。)
わたしは、ケララの人気映画 プリムルガンPulimuruganモデルを購入。

ケララに聖地があるアイアッパン

14:50 病院へ戻り。
きよちゃんのトリートメント15:00からなので、セーフです。
パンチャカルマ中、久しぶりのお出かけは、なかなか疲れます。
病みあがりのような体の重さ。すぐ疲れてしまう感じです。

16:10 シロダーラ終了
はっきり起きているけれど、寝ているような状態。記憶がほとんどありません。

財布をなくす

16:30 入浴
終わって出かける準備していたら…。財布が無いっ!
最後に見たのはバスで支払い時。
あぁー、落としてしまいました!

いっぱい探したけれど、見つかりません。

セラピストやスタッフに報告。
バスのレシートは、一緒に出かけたパンチャカルマフレンドきよちゃんに渡していたので、バスのIDがわかりました。バスのレシートは取っておきましょう…。
スタッフが、バスに乗って探しに行ってくれました。

せめてもの救いは、グルカル へのお土産を出すために、財布からスーツケースの鍵を取り出してあったこと。そのおかげで、スーツケースは開けることができました。

グルカルたちと、ムタパンのいるパラシニカダブ寺院へ

せっかくグルカルやご家族と再会だというのに、クレジットカード会社とのやり取りなどで時どきバタバタ💦数日で日本から新しいカードが届くそうです。すごいですね!

目的のお寺パラシニカダブへ行く前に、近くの自然のお寺prakrtiに立ち寄りました。
普段は誰もおらず、建物もないお寺。サンダルを脱いで、力強く育つ木々の根っこを跨ぎながら、奥へ奥へ。とっても静かで気持ちのいい場所でした。
テイヤムが執り行われるとき、雰囲気が一変して、たくさんの人が集まるのだそう。この辺りは Bagavathi などテイヤムのお寺が多い一帯です。

自然のお寺

パラシニカダブは、とても混んでいて駐車場が満杯。有料駐車場へ。
お参りして、ごはんは行列に並んで、お寺の無料食堂で。好物の モール カリー。

パラシニカダブへご一緒したカラリのグルカルとご家族

 AROUND INDIA アラウンドインディア
ムタパン テイヤム寺院の無料ごはん「パラシニカダブ Parassinikadav」|ケララ州...
意外に多い、インドの無料ごはん2014年に日本でも公開された「聖者たちの食卓」という映画で、インド北部にあるシク教の聖地黄金寺院(Golden temple)が、無料のごはんを提供しているということで話題になりました。毎日10万食という量!本当にすごかったです!ごは...
ケララ寺院の無料ごはん

シャバシャバの液体は、モールカリー(バターミルクのカレー)

クレジットカードは停止して、再発行して月曜日には日本からインドに届くことになりました。すごい!
銀行のカードは、見つかった時に再度使えるようにするために、一時的に停止。

22:30 ドクターたちの回診。
帰宅が遅くなってしまったため、回診も遅めに対応してくださいました。感謝。

23:37 病院の銀行口座に、45000ルピー送金手続き。明日・明後日には着金します。
はー、今日は心も体も忙しい1日でした。
でも、慣れ親しんだ場所で、長期滞在中で助かりました。

財布見つかりますように。おやすみなさい。

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YUMI TAMURA

アラウンドインディア 田村ゆみ。日本とインドを行き来しながら、暮らしに取り入れるアーユルヴェーダや元気の知恵を探っています。 インド政府認定アーユルヴェーダ・パンチャカルマセラピスト。ケララ伝統武術カラリパヤットゥ・セラピスト。元インド号編集長。ケララ州のアーユルヴェーダ病院PVA Ayurveda Hospital・MGS Kalari Sangam提携。著書『暮らしのアーユルヴェーダ』

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