パンチャカルマ日記 2017 vol.6:スネハパナ3日目 ギー150ml

朝の重湯(おもゆ)

パンチャカルマ2017 vol.5:スネハパナ2日目 ギー100mlの続きです。

5:00起床。
昨日は、朝飲んだギーを夜まで消化しきれず、お粥を食べずに眠りました。
今はグーグー鳴るほどではないですが、お腹空いてます!よかった!

ケララのアーユルヴェーダ病院PVAからの朝焼け

ギーを飲むまで、残り2時間。お粥を食べたら消化しきれないと困るので、お粥のスープ部分(重湯)だけ飲むことにしましょう。

出してきれいにする→入れる

食べる前にシャワー。ギーを飲むスネハパナや浣腸法、下剤法などの基本の流れです。出して入れる。きれいにしてから入れる。

昨夜魔法瓶でもらったお粥は、まだ温かいままでした。重湯をカップに注ぎ、お塩をパラパラ。からだ中に染み渡りました。

6:30ごろ、すごくお腹が空いてきました。お腹が空くって本当に幸せなことです。
そうそう、お肌はすでにぷるっとしっとり若返ってきた感じです。ギーを2日飲んだだけで、潤いがまわってこの変化!

冬に乾燥してくると「いっそオイルに浸かってしまいたい」って思うのですが、ギーを飲んで体内に巡らせるのが早道だと実感。普段こんな風に飲んでいたら危ないからできませんけどね。笑

お腹も空いて、からだもこころも軽くなり、動きたくなりました。
今のうちに洗濯しましょう。

ギー3日目に進める?!

7:00になると、セラピストが状況伺いに来ました。
「えー、昨日お粥食べてないの?!」と困った様子で去って行きました…。

なんとか今日もギー工程を進められますように!

7:30、セラピストがギーを持って来ました。やったー!
いえ、決して飲みたいわけじゃないんです。止めたくない気持ちの方がずっと強いだけです。

ケララのアーユルヴェーダ病院で100mlのギーを持ってきたセラピスト
いざ飲んでみると、今日のギーは味が濃くて、変に甘みを感じます。
※処方される薬用ギーの種類によって味が違います

飲んだ後もすっきりしません。
仕事をしようとパソコンに向かってみても、目がボーっとし視界がぼやけるような感じ。インターネットもうまく繋がらず、なんともはかどりません。
このぼーっとする感じが、向かいの部屋のキヨちゃんの言っていた「目に膜がはっている感じ」かな?

日差しがパワーを吸い取ります

同じ階の生徒さんが一人病院を去りました。
とってもかわいらしくて、他の生徒さんに好かれていたのがよくわかる方。
病院から歩いてすぐのバス停までお見送りに行きました。
そういえば、病院に来て以来はじめてのお出かけ!
ケララのアーユルヴェーダルヴェー病院、バス停まで生徒さんをお見送りバスが来るまで、ほんの数分だったのですが、立っているのが辛くなってきて、腰掛けたくなりました。。

太陽は体力を奪い、月は養う

少し動いただけなのに、すごく疲れてしまいました。
外の日差しは、思ったより強かったです。太陽は体力を奪い、月は養うので、病院内という日陰で体力を無駄に消耗しないように過ごしていたのだと思いました。

帰り道は、だるくて英語の会話がなかなか耳に入ってきませんでした。

病院に戻ると、セラピストに叱られました。
「スネハパナ終わるまで部屋で休んでなきゃだめ」
前回はカヌール駅までお見送りに行ってすごく疲れたな‥と記憶が蘇りました。

思った以上に体力を使うスネハパナ。ゆっくり過ごすのがおすすめです。笑

心が弱る人もいます

部屋に戻ると、ケララの友人からメッセージが来ていたので覚え書き。
「An original is worth more than a copy オリジナルはコピーより価値がある」

いい言葉。
大切なものを取られてしまうような気分のとき、真似されることが気になってしまうとき、何かライバル心を燃やされているような気がするときなど、自分より相手に意識がいってしまいがち。でも、自分はただやりたいことに集中していれば気にならなくなり、その分進むことができますね。自分らしさを大切さにすることを忘れずにいよう。

日本にカヌール料理屋さんを開きたいというご相談の電話をいただきました。
あったら幸せ。ワクワクする話をしていると、時間が早く過ぎました。

心と体はお互いに作用しあっているので、ギーの時は、油分で体が重くなる→心も重くなる。油分を消化して体が軽くなる→心も軽くなる。
一日の中で変化が多くなります。それに油分を大量に摂るということや、消化を伺うことで内観する機会が増える、ごはんを食べないなど、いつもと違う環境で非日常的なことを行うので、ホームシックになったり不安で悲しくなったりする人もいます。
でもそんな変化が起きるのが当たり前だとわかっていれば、心配を大きくせずに済みます。一時の変化です。

回診と部屋のクリーニング

9:30、ドクターの回診。
昨夜はごはん食べずに寝たこと、起きたらお腹空いていたのでスープだけ飲んだことをなどを伝えました。腕の皮膚で、ギーの行き渡り具合をチェック!
まだ充分ではありませんでした。
早くギーの工程が終わって欲しいと思う反面、もっと潤うと思うとワクワクもします。
前回は、あるときババっとニキビができて下痢になり、ギー終了を告げられました。

何もしたくありません。あぁ、面倒くさい。
ただただ何もしたくありません。普段はついつい何かをしたくなるのに、おもしろい。
部屋のテラスでお湯を飲みつつぐだーっとしていると、部屋のお掃除担当の女性が娘さん連れでやって来ました。わたしの部屋は、入ってOKのときはドアは開け放しなのです。

インドのアーユルヴェーダ施設の清潔度についてで書いたように、インドと日本の清潔に対する感覚は違います。だから忘れずにやって欲しいところは具体的に指示します。
でも一部できていませんでした。いくつもあったから忘れちゃったのでしょう。またお願いしましょう。

お湯は全然飲みたくありません。
でも、飲む必要があるから飲んでいます。

11:20ごろ、喉が詰まる感じがします。
軽く吐き気。喉が詰まる感じだと、消化が進みづらいので困りました。

ピッタと断食

ピッタには絶食は向いていない
また別のケララの方と電話。
インドではとても盛んな自然療法ナチュロパシーの病院での入院治療について教わりました。食事療法を重視し、断食もかなり取り入れます。
わたしはケララのごはんが大好きで、断食(絶食)が苦手なので、きっと辛くなってしまうだろうと感じながら聞いていました。ピッタの性質が強いので断食しないよう院長先生に指導されているので「わたしは断食しません」と堂々と言えます。笑

普段は食べ過ぎに気をつけて、体調悪いときは一食か二食抜いて眠るだけでかなり調子がいいです。悪化しづらく早く治るようになりました。
この方法も、ナチュロパシー。9年前にPVAの授業で習いました。

元気で長寿な周りのお年寄りたちが断食しているわけではないので、普通に生きるには、いろんなことに気を使いすぎず、重ければ減らす、重くならないように気をつけるくらいの感覚でいいんじゃないかなと思っています。

ケララ、PVAでパンチャカルマ、白湯

おとといぶりのお粥

座って作業していたら、横になっている時よりずっと体が軽くなってきました。
だるさや重さが抜けるにつれて、気分も驚くほど軽やかに!

13:40、院長先生による腹部の触診。
「トイレ(便)行った?」「行ってません」

触診で刺激されたのか、お腹が痛くなってトイレへ。
ゆるめ、量は少なめ、ギーの油分なし。

13:55、別のドクターの回診。
トイレのことを伝えました。

お腹が空いてきました!いい感じ。
軽くなって、お湯も余裕で飲めるようになりました。1 ポット終了!

15:17、からだが軽く、お腹が空いています。
もう少し様子見ましょう。

16:20、セラピストにライススープ(お粥)をお願いしました。
空腹になってから、あまり待ちすぎるとガスを生成してしまうとのこと。

久しぶりにゲップが出ました。
ほんのりギーの香りがするようなしないような‥。
香りがあるということは、消化していないということ
消化完了していなかったら困ります。

とりあえず頭にオイルを塗ってマッサージして、シャワー。

17:30、消化完了で間違いありません。お粥を食べました。
おとといぶりご飯なのに、半分くらいで満腹!

PVAアーユルヴェーダ病院の食事。お粥カンニ・ライススープ

お向かいの部屋のキヨちゃんは、今日ギー終了を告げられたとのこと。

19:49、ドクターの回診。
「明日もスネハパナですか?」「後で答えます」
10分後、戻ってみえたドクターが「明日もスネハパナよ」と継続決定しました‥。

20:45、セラピストが寝る前に、魔法瓶入りのお粥を持ってきてくれました。

22:30、お腹が空かなかったので、食べずに就寝。

YUMI TAMURA

アラウンドインディア 田村ゆみ。日本とインドを行き来しながら、暮らしに取り入れるアーユルヴェーダや元気の知恵を探っています。

インド政府認定アーユルヴェーダ・パンチャカルマセラピスト。ケララ伝統武術カラリパヤットゥ・セラピスト。元インド号編集長。ケララ州のアーユルヴェーダ病院PVA Ayurveda Japan日本代表。著書『暮らしのアーユルヴェーダ』

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