「ケララ秘伝 暮らしのアーユルヴェーダ」
伊藤武・田村ゆみ共著
パンチャカルマ日記2017 vol.2:列車に乗って、アーユルヴェーダ病院のあるカンヌール(カヌール)ヘ
パンチャカルマ日記2017 vol.1:日本で準備開始!の続きです。
電車に乗ってでケララを移動:Palakkad〜Kannur
1週間のホームステイケララ州のパーラッカード(Palakkad、パラッカド)という町を楽しんで、これからパンチャカルマを受けるアーユルヴェーダ病院のあるカンヌール(カヌール)(Kannur、カンヌール、Cannanore)へと電車で向かいます!
電車のチケットは、数日前にパラッカド駅で購入済みです。
(インドの長距離列車移動は、事前にチケットを購入しておきましょう。)
ときどき「電車移動なんて大丈夫?!」と心配されるのですが、ケララではいつも意外と空いていて気楽に乗れます。この日も、2等寝台(2AC)の4人がけに3人。
AROUND INDIAは、大きなスーツケースを持っているので、基本2等寝台(2AC)を利用しています。
上段でも下段でもベッドに座れる高さがあり、長時間移動も楽です。
3等およびスリーパークラスは三段ベッドで、ベッドを畳まないと背筋を伸ばして座ることができないのです。
夜を越した後、まだカーテンは閉まったままの薄暗い車内。
どなたかの使い終わったリネン類が山積みされていました。
電車の出発間際、ここ数日わたしの取材を手伝ってくれていた方が駆け込んできました!!
ケララの森で採れた特別なハチミツを抱えて。話に出て興味を持っていたものを覚えていてくれて、わざわざ届けてくれたのです。ほんの一瞬のお別れでしたが、このやさしさがうれしいです。
参考記事:アーユルヴェーダ自然のお薬3:加熱すると毒に?!はちみつ
車内で、お手製のケララごはん弁当
上段のベッドでゴロゴロ過ごしていたら、お腹が空いてきました。
カンヌール(カヌール)に着く前にお弁当をいただきましょう。
パーラッカード駅近くの知人宅に朝食をお呼ばれして、電車で食べなさいと持たせてくださったお手製弁当です♩
- イディアッパン
Idiyappam, nooru puttu。 素麺のような見た目、ココナッツと一緒に蒸し上げたヘルシーな一品。カレーがよく絡みます。 - 生のきゅうり
- イストュー
Vegetable istew、ケララのマイルドなカレー - チキンカレー
Kozhi curry、ドライタイプ - グアバ
カンヌール(カヌール)駅に到着
インドの電車には「次は〇〇駅〜〇〇駅〜」のようなアナウンスはありません。
自己判断で降りるしかないので、近くの席の方に降りる駅をアピールしたり、Google mapやIndian Train Alarmなどスマホアプリを利用すると安心!
参考記事:インドに行く前に入れておきたいアプリまとめ 2017
10:35パラッカド駅を出発しました。到着予定14:45のところ35分遅れの15:20にカンヌール(カヌール)駅(Kannur Railway Station)へ着きました。計4時間45分の旅。
インドの駅は、エレベーターやエスカレーターは付いていないことが多く大荷物を持っての移動が大変なのですが、新しくできたエスカレーターらしきものが目に入りました。
今回は出入り口のある1番線に到着したので使いませんでしたが、こんな風にエスカレーターが増えるとうれしいな。
プリペイドオートで、アーユルヴェーダ病院へ
カンヌール(カヌール)駅の外へ出ると、左手にオートリキシャのプリペイドスタンドがあります。
行き先を告げ、手数料1ルピー払い、チケットを受取り、指示されたオートリキシャに乗り込みます。
カンヌール(カヌール)は、お願いしなくてもメーターを使ってくれる優しい町なのですが、町の外に出る場合は往復料金を支払うのが通例です。アーユルヴェーダ病院到着時、メーター表示が98ルピーだったので、ドライバーに往復分の200ルピー渡しました。4ルピーなど小さなお釣りは、差し上げるととても喜ばれます。
ドライバーさん自ら、病院の中までスーツケースを運んでくれました。