「ケララ秘伝 暮らしのアーユルヴェーダ」
伊藤武・田村ゆみ共著
アーユルヴェーダがいっぱいの、ケーララ州北部へのアクセス
更新情報
- 2018年12月9日 カンヌール国際空港がオープンしたので追記修正しました。
インド国内外から、南インド・ケーララ州へのアクセス
アーユルヴェーダ、おいしいご飯、テイヤムなどのお祭、美しい南国の風景などを求め、世界中から訪れるケーララ州。
インドの最下部、左側の海岸線沿いにあります。
この州には、国際空港が4つあります。インドでひとつの州内にある空港数として一番多いのだそう。
- 南部の州都トリヴァンドラム国際空港 Trivandrum International Airport
- 中部の商業都市コーチン(コチ)国際空港 Cochin International Airport
- 北部のカリカット(コーリコード)国際空港 Calicut International Airport
- 最北部のカンヌール(カヌール)国際空港 Kannur International Airport
日本からケーララ州への直行便はありません。
インド国内・中東・マレーシア・シンガポール・スリランカなどを経由するルートがあります。
AROUND INDIAが、2008年ケーララにアーユルヴェーダを学びに行ったときは、まだまだ遠い土地でした。
Air Indiaで成田▶︎デリー▶︎ムンバイ(Mumbai、Bombay、ボンベイ)一泊▶︎コインバトール(Coimbatore、コーヤンブットゥール)▶︎ケーララと、国内2都市を経由して、自宅から病院まで丸々2日かかりました。
かなり遠かったです。
コインバトールからカリカット(コーリコード)のフライトは、わずか10分!
人生で一番短いフライト。「こんな近くで降りないでー」と思っていました。笑
これまでAROUND INDIAが利用した、近隣空港からケーララ州北部へのアクセスをここに記録しておきますね。
1. ケーララ州カリカット空港(CCJ)経由
カンヌール国際空港が完成するまでは、このカリカット(コーリコード)空港(Calicut International Airport)が北部へのメインルートでした。
別名コージコード(コーリコード、Kozhikode)です。
滞在先のアーユルヴェーダ病院や宿にタクシーをお願いするのがおすすめ。
事前に手配しておけば、飛行機の遅延があっても待っていてくれますし、深夜早朝に到着する場合も安心です。
安く移動したいときは、電車利用という手もあります。
空港から駅までは、タクシーやオートリキシャで移動する必要があります。
空港からカリカット(コーリコード)駅は、およそ30km。所要約40分です
2. ケーララ州コーチン(コチ)空港(COK)から北部
Air Asiaで、マレーシアのクアラルンプール経由でコーチン(コチ)にいきました。
乗り継ぎのため、クアラルンプールに一泊が必要。空港から歩いてすぐのところに、トランジットホテルがあるのでとても楽でした。
コーチン(コチ)は、ケーララの中で大きな商業都市で、すてきなお店もいっぱいあります。
ショッピングのために、あえてコーチン(コチ)に立ち寄るのもおすすめです。
空港から市内へは、タクシーやバスで移動します。
コーチン(コチ)から北部へは電車で向かいました。
コーチン(コチ)のエルナクラム・サウス駅(Ernakulam South)から、北部へは所要5〜7時間。
電車の種類によって変動します。電車は遅れることもあります。
3. カルナータカ州マンガロール空港(IXE)から北部へ
マンガロール(Mangalore)は、カルナータカ州に位置します。
北部は、お隣カルナータカ州からのアクセスもいいです。
カルナータカ南部とケーララ北部は、文化も似ています。
距離にして約150km。車で4〜6時間。電車で2.5〜4時間です。
ケララ北部からマンガロールへは、電車で向かいました。
州を跨ぐとき、駅名表記がマラヤラム語(Malayalam ケララ州)からカンナダ語(Kannada カルナータカ州)になるので、違う国へ来たかのような気分が味わえます。
駅から空港へは、オートリキシャで移動しました。
4. タミル・ナドゥ州チェンナイ空港(MAA)からケララ北部へ
チェンナイは、タミル・ナドゥ州の州都です。
南インドの大都市で、2019年には日本との直行便もできてアクセス良好です。
空港から駅までは、ローカル列車、オートリキシャ、プリペイドタクシー、UBERなど、移動方法はいっぱいあります。
所要約30分。
チェンナイ・セントラル駅(Chennai Central Railway Station)からカンヌール(カヌール)駅までは、所要約13時間。
この日は電車が遅れて、16時間ほどかかりました。
本数は少ないですが、チェンナイからカンヌール直通バスも運行しています。
5. マハーラーシュトラ州ムンバイ空港(BOM)から、ケララ北部へ
ムンバイ(チャットラパティー・シヴァージー国際空港)と日本(成田空港)は、直行便で結ばれていて便利です。
ムンバイからカンヌールへも直行便ができました。
電車だと、所要16〜20時間ほど。
あるときは、4時間遅れでケララ北部に到着した電車が、ムンバイ到着時、13時間遅れまで膨らんでいたことがありました。
宿をチェックアウトしたのがお昼で、夕方の電車に乗ろうと思ったら、深夜に来ました。
そこからムンバイに到着したのは翌々日の早朝4時くらい!電車内に2泊です!遠かったー。
地図だと、そこまで遠くなさそうに見えても、インドはヨーロッパほどの広さがあります。
遅れは日常!電車が当日運休になることもありました。
余裕をもって移動するのがおすすめです。
ムンバイの空港と町の移動は、タクシーを利用しています。
まとめ
ちょっとマニアックな、ケーララ州北部へのアクセスをご案内しました。
現在はカンヌール(カヌール)国際空港ができ、日本やインド国内からのアクセスも大幅に向上しています。
ケララ州への新たな道!2018年12月8日OPEN カンヌール(カヌール)新空港便が予約開始しました!