和のスパイス屋さんがつくるガラム・マサラ
今回は、インド好き、カレー好きの長野土産におすすめな一品をご紹介します。
長野の有名なお寺「善光寺 ぜんこうじ」の参道に本店を構える八幡屋礒五郎という七味屋さんがあります。
昔は、あかぎれ用の軟膏も製造販売していたそうです。
七味は、そもそも和のスパイスミックス/マサラ!1600年代の東京で、漢方薬をもとに生まれたそうです。
八幡屋礒五郎の本店に行くと、お好みの七味調合を作ってもらえたり、スパイスが入ったジェラートをいただくことができます。
カレーが食べられるカフェも併設。
数ある商品の中で、インド好き、カレー好きの目を一際ひくのが「七味ガラム・マサラ」。
唐辛子を抱えた象のイラストがかわいいです。
配合スパイスを比較
八幡屋礒五郎の、七味ガラム・マサラと伝統の七味唐がらしの調合を比較してみましょう。
[yoko2 responsive] [cell]七味ガラム・マサラ
- 唐辛子
- クミン
- コリアンダー
- ブラックペッパー
- クローブ
- シナモン
- 陳皮
七味唐がらし
- 唐辛子
- 陳皮
- 胡麻
- 麻種
- 紫蘇
- 山椒
- 生姜
共通しているのは、唐辛子と陳皮のみ。
七味ガラム・マサラは、一振りするとクミンの香りで食欲増進!!
ただし、辛みが強め。
使い方
まず注意したいのが、使用量。
料理本などで「ガラム・マサラ」と書いてあるとき、その分量通りに、こちらの七味ガラム・マサラを入れてしまうと辛くなってしまいます。
インドで市販されているガラムマサラの原料を見ると、その理由がわかります。
南インド・ケララ州で人気が高い!Eastern社のガラムマサラの原料
コリアンダー、ブラックペッパー、クミン、ドライジンジャー、シナモン、アニスシード、カルダモン、クローブ、ナツメグ、塩
北インド、日本でも入手しやすい!MDH社のガラムマサラの原料
クミン、ブラックペッパー、コリアンダー、カルダモン、クローブ、ナツメグ、シナモン、ドライジンジャー、ベイリーフ、キャラウェイ、メース
お気づきですか?
有名な2社のガラムマサラには、どちらも唐辛子が入っていないのです。
というわけで、七味ガラム・マサラを使うときは、レシピの唐辛子を減らす、もしくは、ガラム・マサラの分量を減らすなどして調整しましょう。
じゃがいもをローストして、塩と七味ガラム・マサラをパラパラ振りかけたり。
カレーの辛味やスパイス調節にかけたり。
アーユルヴェーダの食べ合わせのページでもご紹介しているベーコン+ガラム・マサラの組み合わせもおすすめ。
ヨーグルトサラダ(ライタ)にちょっと振りかけても。
かければ何でもカレー&辛味&風味がアップします。
いろいろ試してみてくださいね。
使い勝手に合わせて、サイズいろいろ
まずは、おなじみの七味缶サイズ。
缶、袋入り(大・中・小)、
職場など、たくさんの人にプレゼントしたいときは、ひとふりという使い切りサイズが30袋入ったものがおすすめ。
スパイスの香りも飛ばず、携帯にも便利です。
新潟名物、柿の種にまぶしたスナックも人気です。
時間がない方は、長野駅ビル「MIDORI」でも、購入・七味の調合もできます。
長野へ行ったら、モンマルシメもあわせてどうぞ。
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