『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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インドは、2016年に突然の高額紙幣廃止という施策をとりました。
「来月から、1万円札と5,000円札使えなくなります」とと言われるようなもの。
現金で保管している人や、外国にいる人も大慌てでした。
そんなこともあり、インドは急速にキャッシュレス化が進んでいます。
Paytmが一番普及しているでしょうか?
でも旅行者にとっては、キャッシュレス決済は使い勝手のいいものではないのが残念。
現地の銀行口座を持っていないと利用できないものばかりだからです。
クレジットカードを使いたいところですが、こちらもあまり一般的ではありません。
2008年ごろは、製薬会社の社長さんでさえ「クレジットカードを作るのは簡単ではない」と言っていました。
たくさんの現金を持ち歩くのはコワイので、AROUND INDIAは3種類の方法でお金を用意しています。
ひとつひとつご紹介しますね。
以前は、国際キャッシュカードを利用していましたが、AROUND INDIAが利用していた銀行はすべてVISAデビットによる引き出しに移行しました。
デビットカードとは、ATMでの引き出しができ、買い物の支払いにもクレジットカードのように利用できるもの。
A. いえいえ、それは大丈夫です。
インドの場合、一日のATM引出上限が基本1万ルピーなので、一日で停止すれば最大1万ルピーの損失で済みます。
また、ご利用の銀行によっても上限が設定されています。
第三者による利用と証明できれば、VISAデビットの補償を受けることもできるでしょう。
ただ、念のため悪用を防ぐため、日本にいるときは、海外ATMでは引き出せないように設定しておき、日本出国前に、海外ATMで引き出せるように設定を変更するのがおすすめです。
いくつかの銀行をピックアップして、手数料を調べてみました。
国内で利用しているキャッシュカードで、海外ATMで現金を引き出すことができます。
海外ATM利用時は、国内ATMと逆向きにカードを挿します。
現地で引き出すと、すぐにスマートフォンに通知が来るように設定しておくことができ安心です。
海外出金手数料は無料ですが、VISAの換算レートに銀行手数料3.08%(消費税含む、2019年10月1日現在)が加算され、現地ATMでの手数料も別途必要です。
1日の引き出し上限は10万円に設定されていますが、インドの場合はカード毎に、1日1回1万ルピーに設定されている場合が多く、1万ルピーを18000円とした場合、3.08% 554円+インド銀行の引き出し手数料が300円だった場合=約854円手数料がかかる計算です。
参照:海外ATMでの引き出し – Visaデビットカード – PayPay銀行
ソニー銀行も、日本でも海外でも使いやすいと評判がいいです。
Sony Bank WALLET は、海外ではVISAデビットカードとして利用します。
外貨預金をしている場合は、残高がある場合が一番安くすみます。ソニー銀行手数料1.79%+インドの銀行引き出し手数料
外貨預金の残高がない場合は、+ソニー銀行の為替換算手数料
円預金のみの場合は、+為替手数料+海外ATM利用料220円
外貨預金に残高がある場合は、1万ルピーを18000円とした場合、1.79% 322円+インド銀行引き出し手数料 300円の場合=約622円手数料がかかる計算です。
円預金のみの場合、1万ルピーを18000円とした場合、1.79% 322円+ソニー銀行 220円+インド銀行 300円=約842円手数料がかかる計算です。
参照:海外利用時の手数料| Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)|MONEYKit – ソニー銀行
スルガ銀行ANA支店のANA マイレージクラブ Financial Pass Visaデビットは、ANA関連だけあり、海外旅行保険の自動付帯やマイルが貯まるなどのサービスが付いています。
暗証番号まちがいに注意!
インドで暗証番号を1〜2回間違え、ロックされてしまいました!
一度ロックされるとカード自体の再発行が必要で、海外には郵送不可とのこと。
手数料は、スルガ銀行手数料3% / 回+スルガ銀行手数料 216円 / 回+現地ATM設置機関 利用手数料(インドの場合、だいたい200ルピー/回)
1万ルピーを18000円とした場合、3% 540円+ソニー銀行 216円+インド銀行 300円=約1056円手数料がかかる計算です。
ANAの上級会員になると、日本国内での入出金手数料と海外ATM手数料(通常216円/回)は無料になるため、約840円手数料がかかる計算です。
スルガ銀行の手数料3%は、他行と比べて高いですね。
参照:海外でのご利用 | スルガ銀行ANA支店 | よくあるご質問
こちらは「借り入れ」、すなわちキャッシングです。
海外での利用分はすべてリボ払いとなるとのこと。
※1回払いでのお支払いをご希望の場合は、リボルビング払いお支払い額増額サービスをご利用ください。全額返済をご指定いただくと、ご利用分をまとめてご請求いたします。
イオン銀行手数料 1万円以内 110円/1万円超 220円に加え、現地ATM手数料 約300円、さらにリボ払い手数料が発生するようです。
18,000円引き出した場合は、2,000円ずつリボ払いに設定すると、9ヶ月分割で支払うことになります。リボ払いの手数料は、利用残高×15.0%÷12ヶ月。
そのため、1ヶ月の手数料が18,000円 x 15.0%= 2,700円÷12ヶ月=225円となります。
18,000円を1回引き出した場合、1回引き出しごとに520円(イオン銀行手数料 1万円超 220円 +現地ATM引き出し手数料 300円)かかり、さらに9ヶ月かけて2,000円ずつリボ払いすると、225円x9ヶ月=2,025円のリボ払い手数料が加算され、結局20,545円支払うことになります。最終的な手数料は約2,545円
借りれば借りるほど、リボ払いの金額設定が低ければ低いほど、支払い金額が増えてしまいます。
参照:海外で利用する|キャッシング | イオンカード 暮らしのマネーサイト
AXIS、SBI(State Bank of India)、ICICI、HDFC、Citibankなど、メジャーな銀行のATMは大体使えます。
カードを引き抜いてから手続きがはじまるので、万が一パスワードを間違えても、カードを吸い取られる心配はありません
ATMの故障、ATMに現金の在庫がない、あなたのカードの海外引出し設定が解除されていない、一日の限度額を超えているなどが考えられます。
AROUND INDIAは、以前国際キャッシュカードとクレジットカードを一枚ずつ持っていっていました。
インドでお財布がしばらく行方不明になったとき、現金が手に入らずとても困りました。
滞在していたアーユルヴェーダ病院の現地口座を借りて、Transferwise経由で日本の銀行から送金し、2〜3日で現金が手に入れました。
もし知らない町を移動する旅の途中だったらと思うと恐ろしいです。
それ以来、ATMで引き出しできるカードも2枚持ちしています。
予備のカードには、困らない程度のお金だけ入れてます。
現在使用しているのは、PayPay銀行とスルガ銀行ANA支店のデビットカードです。
インドでは、活躍の場が少ないのがクレジットカードです。
布の工房、一日貸し切ったタクシー、1週間滞在したホテル、クラフトマーケット、市場、ギャラリー、アーユルヴェーダ病院、マッサージなどのトリートメント、アーユルヴェーダ薬局などなど、クレジットカードで支払いができない場面がしょっちゅうあります。
なぜならインド国内で発行されたクレジットカード限定ということもあるからです。
まったくもって外国人旅行者泣かせ。お買物の前に、海外で発行されたクレジットカードが利用できるか確認するのがおすすめです。
インドではクレジットカードを持っているから安心というわけではないと思っておいた方がいいでしょう。
一番使い勝手がいいのはVISAだと思います。
AROUND INDIAは使っていないので確認できていませんが、VISAは「インドの銀行が発行したもの」と明記されている場合でも、American Expressには書かれていない場合が多く、ひょっとすると海外発行のものでも利用できるかもしれません。
American Expressをインドでご利用の方がいらしたら、ぜひAROUND INDIAに教えてくださいね。
クレジットカードでも、海外ATMで現金を入手することができます。
借入れという形になりますが、手数料は比較的お得です。
シミュレーションで確認してみました。
毎月10日払いで年利15.0%の場合、18000円を5回借りて(計90,000円)、前月の9日に借りた場合は借入期間が短いため、一括返済する場合、91,146円の返済になります。金利手数料は1,146円。1回に換算すると約229円/回
シュミレーションはこちらからどうぞ>>
上記の手数料にインド銀行のATM手数料(ここでは300円とします)が加算されるので、5回で1500円。
1回につき、229+300=約529円手数料がかかる計算です。
デビットカードの手数料は800〜900円なので、利用回数が多いほどお得です。
ただ、リボ払い手数料がかかったり、返済まで日数が延びればその分手数料が高くなる仕組みなので、短期一括返済の方には一番お得な方法でしょう。
どこでも使えて、最も利用度が高いのが現金です。
マーケット、入場券、駅でのチケット購入、オートリキシャ、タクシー、チップなどなど。毎日使います。
日本円の現金を、現地でインドルピーに両替することも可能です。
両替所によってレートの差があるので、旅行者に情報をもらったり、いくつかの両替所を調べてみるといいでしょう。
両替にはパスポートが必要です。
怪しい両替所では、切れた紙幣を混ぜたり、すーっと抜き取って渡す金額を減らしたりするので、目の前で一枚一枚確認しましょう。
インドでは紙幣を確認するのは失礼にあたらないので、しっかり確認してくださいね。
田舎にはATMが無かったり、あっても現金が入ってなかったり、故障中ということもあります。
クレジットカードもデビットカードも利用できない店や宿の率も高くなるので、田舎に行く前は必要な現金を用意しておくのがおすすめです。
お財布の中を容赦なく覗く人もいるので、現金や貴重品が見えないように注意してくださいね。
クレジットカードとの違いはこちら(Visa プリペイド)≫
郵送まで、離島・遠隔地や、GWなど繁忙期は時間がかかる場合があるそうなのでご注意ください。
お急ぎの場合は、審査も銀行口座も不要で1週間以内に発行してもらえる、マスターカードのデビットカードキャッシュパスポートを使ってみては?
あらかじめ入金するプリペイド方式なのですが、特筆すべき点は、盗難に備えてスペアカードもあらかじめもらえるというところ。
ただしMastercard手数料は4%とお高め。そこに一回200円程度の海外手数料と、現地銀行手数料300円程度がかかります。
12ヶ月使用せずにいると、13ヶ月目から毎月100円程度手数料が引かれ、帰国時に残高を現金化する場合は500円程度の手数料がかかります。
手軽ですが、手数料はお高めです。
ANAのマイルを貯めているなら、ANA VISAプリペイドカード(オールチャージ型)|クレジットカードの三井住友VISAカード 。
dポイントを使っているならこちら。
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