『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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2018インド旅の中身を組み立てていたときのことです。
「寒い地域のアーユルヴェーダはどんなものかな?」と疑問が湧きました。
ある古典には「ヒマラヤに聖者たちが集まり・・・」と発祥の経緯が書いてあります。
AROUND INDIAは、日本で南国ケララで作られたお薬を飲んで不調が治りました。そのケララで学んだりパンチャカルマを受けているので、ケララのアーユルヴェーダが日本で暮らしていてもよく効くことを知っています。
でも、寒い冬がある場所でのアーユルヴェーダは、日本で取り入れる際に参考になるのではないかと思っていました。
これまで北インドでアーユルヴェーダ施設に行くと、出会うのはだいたいケララ出身のドクターとセラピスト。
もしくはケララでトレーニングを受けたという方。
北インドの人は、事務や社長などの業務を担っているパターンが多くみられました。
アーユルヴェーダに関わる仕事をしていても、病気のときは西洋医学という方も。
北インドでアーユルヴェーダ薬局と謳っているところに行くと、ケララのスーパーで買えるようなオイルなど、ケララの薬局で売っているようなお薬はほとんど手に入りませんでした。
インドのアーユルヴェーダ=ケララなのかな??
ヒマラヤのアーユルヴェーダは、どこかにあるのかな??
調べていると、繰り返しヒットするのがチベット医学でした。
「チベット医学か……。」
10年ほど前、来日していたチベット医のお話を伺ったこと、チベット医学―身体のとらえ方と診断・治療という本を読んだこと、10月から講座でご一緒させていただく伊藤先生のご案内で「聖地チベット -ポタラ宮と天空の至宝-」展に伺い、タンカや四部医典について教わったことなどが、次々と蘇ってきました!
チベット医学とアーユルヴェーダは関連が深い。
チベット医学といえば、総本山Men Tsee Khang(メンツィカン)!
ホームページを覗いてみたら、年に一度開かれるという入門コース(英語)のご案内がトップに出ていました。「これは行くタイミングかも?!」とメールで空席を問い合わせると、10分たらずで「空席あり」のお返事がきました!インドで異例の速さです。
日程もギリギリ参加できます。
すぐTransferwiseで送金して申し込み完了!
メンツィカンのあるダラムサラへの行き方は、以下の記事をどうぞ!
さて、突如決まったチベット医学の学び。
さすがに10年ほど前のうろ覚えの知識で、英語のコースに出席するのは不安です。
もうあまり時間はありませんが、本を一冊選びました。
それが、こちらの本!
タイトルに惹かれて購入したのですが、その後も繰り返し読む大好きな本になりました。
作者は日本のお坊さん大工原 弥太郎さん。
日本に存在している翻訳された仏典は限りがあり「もっと仏典を読みたい!」と、チベット仏教の道に進まれた方。
当時はチベット医学は、学校ではなくお寺で学ぶものだったそう。密教を修めてはじめて学ぶことができるというチベット医学。
そのすごい道のりや、その後インドで診療所を開いたこと、子育てのことなど、ひとりの魅力的な人物として書かれていて、すごくおもしろいです。インドの昔ながらの知恵も知ることができました。
チベット医学は解剖の医学であること、実はチベット仏教には輪廻はないということなど、メンツィカンの先生たちともお話したのですが、他では聞かない真実が詰まった本です。
さて、もう一冊。
こちらは、オンラインストアでもご好評のハーブティーを作っているもだま工房のまなさんに、おすすめいただいた本。
日本で、いえ外国人で唯一メンツィカンを卒業されたチベット医小川先生の本。
長野で森のくすり塾を主宰されています。
読んでから行ってよかったです。学びのことなど、軽いタッチで書かれているのですが、現地で目にすると、どれだけすごいことを達成されたのか思い知らされます。
メンツィカンの先生方も、「本当によくがんばっていた」「歌がうまくてねー」と、うれしそうにお話されていました。
こちらは、10年ほど前に読んだ本。帰国したら、また読みたい!
チベット医学は仏教との関連も深く、メンタルヘルスにも長けています。
心と体はつながっているから、心の側面から体を癒す方法や、具体的な痛みを除く瞑想方法など。
帰国後に読んだ本。すでにお亡くなりになったデリーのクリニックの先生との質疑応答形式。内容は興味深いのですが、仏教用語に慣れない方はちょっと読みづらいです。英語版がおすすめ。
入学前日「これを持っていると授業のときに役立つわよ」と職員さんに教わった本。本当に買っておいてよかったです。
結局、持っていなかったクラスメイトも全員買ったと思います。
他にも、チベット医学の四部医典ギューシの英訳(まだ全ては翻訳されていません)、栄養学、胎生学の本などなど……。
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