『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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こんにちは、AROUND INDIAの田村ゆみです。
南インドにあるケーララ(ケララ)州は、アーユルヴェーダ、美しい緑やアラビア海、おいしい料理、神秘のお祭テイヤムなど、魅力がいっぱい!
インド国内外から、旅行者がたくさん訪れます。
観光に人気があるのが、中部コーチン(コチ)〜南部トリヴァンドラムのエリアです。
わたしの師匠が住むカンヌール(カヌール) Kannurという町は北部にあるため、観光客は多くありませんが、近年国際空港が完成して現地の観光業界が沸き立っています。
はじめて訪れた人もリラックスしてしまう、第二の故郷のように感じられるような場所。
開発によって、その良さが失われてしまったら悲しいと思っていました。
そんなとき、コロナの影響で観光業がストップしてしまいました!!
カンヌール(カヌール)の観光業界に身を置く友人から届いた一本の動画。
未来に残せる観光のありかたを考える Responsible tourism keralaというものでした。サムネイルは、もしかして私!?
昨年オーガニックファームや宿を運営している友人と、これまでタメになったケーララ(ケララ)の文化のことなどを話していたら「よしっ、撮影しよう」と記録することになりました。
そのままお蔵入りかと思っていたら、こんな形で見ることになり驚きました。
村の牛飼いのお宅で乳搾りをさせてもらい、その乳を発酵させ、料理上手と評判なイスラム教徒のご家庭でギーにしました。
写真の左の奥様は、しょっちゅう作っているのが明らか!手のひらがしっかりしていて、握力も強く、長時間疲れしらずで働きます。
右の奥様は「(この作業)わたしは苦手なの」と照れくさそうに笑っていました。
また別の日には、ハイビスカスの葉っぱでシャンプーをして、井戸シャワーしました。
日差しがジリジリと暑く、体にもあっと熱がこもっていた状態。
やわらかい井戸水をシロダーラのように注ぐと‥、流れ落ちる水と共に余分な熱が、サーっと取りさられました。気持ちいい!!
はじめてインドで暮らしたとき、敷地内の井戸の水を汲み上げる電動ポンプが故障してしまい、しばらく手で汲むことになりました。
当時は地元の人とは暮らしていなかったので、仲間たちと、がむしゃらに汲んで、少しずつコツを覚えていきました。頻繁に井戸汲みをしてくれた友人は、筋肉がつき、すばやく汲めるようになっていきました。
今回、地元の人に教わって、紐の処理など、細かいコツがあったことを知りました。
今は、その知恵がなくても生きられるようになりました。
息子世代の人たちは、わたしがコツを教わっているときに一緒に学んでいました。
「やらないの?」と聞くと
「やりかたは知ってるけど、やらない」と言っていました。
今は便利な方法があるから、不便な昔ながらの方法を知らなくても生きられるのですね。
AROUND INDIAにとっては、とても貴重で楽しい知恵。
消えてしまう前に、教わっておきたいです。
まだ、旅行者がインドに入国できる状況ではありませんが、ケーララ(ケララ)のオーガニックファームでは、長期の体験型滞在ができるように準備中。
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