『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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カラリパヤットゥ (Kalaripayattu)は、南インド・ケララ州で約3000年前から、師匠から弟子へと伝えられてきた現存する最も古い武術。空手やカンフーのルーツと言われています。
昔、インドにはいくつもの王国があり、そこには戦がありました。カラリの師匠たちは、戦士を強く育てる方法や、傷を癒す術を知っていたのです。
師匠のことを グルカル (Gurukkal)といい、名前の最後に付ける称号です。
南部のサザンスタイル、北部のノーザンスタイルと、大きく分けて二つ流派があります。
わたしの師匠MGS KalariのP.Dineshan Gurukkalは、南北どちらもの使い手。カラリの世界でも稀有な存在なのだそう。
Vidyarambhamという儀式を終えた、3歳くらいの子どもたちも多く入門してきます。
カラリパヤットゥ を習うのに宗教は問いません。
南西の角にしつらえたプータラ(Puthara)という7層の祭壇。
練習の前には、身体にオイルを塗るのが効果的です。
強くしなやかな体作りと、怪我の防止効果があります。
ヨガと同じように動物を模したポーズもあります。
剣や盾や鉄製の鞭を使って戦うときは、火花が散り迫力満点!ジャンプ力や柔軟性の高さもすばらしいのです。
ケガをすることも多いですが、ケガに慣れてもいるので、少しくらいの流血や痛みはへっちゃらです。
P.Dineshan Gurukkalは、毎日朝7時〜15時まで診療にあたります。
カラリパヤットゥ の施術は、骨折・脱臼・ねんざ・打ち身・肩/腰/膝など全身の痛み・寝違え・切り傷・アトピー・肥満・風邪などの治療や健康維持増進に施されます。
アーユルヴェーダ同様、元気でもいいのです!
こちらはスパではなく診療所のため、一回だけの体験目的はあまり好まれません。
師匠と相談して、処方されたトリートメントを連続で3日間〜(基本は、7日、14日、21日)受けることをおすすめします。連続することで、変化も起こりやすいです。
アーユルヴェーダトリートメントとの共通点が多いですが、カラリのマッサージは強めです。
マッサージは基本14日単位で行われます。
治療期間を含めると計28日間、きちんと復活し体を作るために、養生して過ごすことを大切にしています。
P.Dineshan Gurukkalは、師匠から受け継いだレシピをたくさんお持ちです。
お薬を作る日は、弟子、家族、親戚がお手伝い。
昔ながらの薪の火でオイルを仕込みます。
法律でカラリパヤットゥ の グルカル が内服薬を作ることは認められていないため、処方する時は処方箋を渡し、患者さんに外部のアーユルヴェーダ薬局で買ってもらいます。 併設しているアーユルヴェーダ薬局で購入することができます。
長年カラリチャンピオンだった娘さんが、アーユルヴェーダドクターになり、診断・治療・お薬の幅が広がりました。
スクールやトリートメントの料金表など詳細なページをご用意しました。
https://around-india.com/1801-kalaripayattu-school-treatment/
電話でお申込みください。電話(英語・マラヤラム語)+91-9447300086
「ユミのウェブサイトを見た」とお伝えいただくと、少しスムーズかもしれません。
カラリパヤットゥのマッサージのやり方DVDを発見しました。
わたしは見ていませんが、足マッサージと手マッサージの2種揃っているので参考になると思います。
自らインドの道場で実践された伊藤武先生の カラリパヤットゥ も楽しいです