「ケララ秘伝 暮らしのアーユルヴェーダ」
伊藤武・田村ゆみ共著
\ 10月10日 発売/
アーユルヴェーダでは、食べ合わせというものがとても大切。
「バナナと牛乳を一緒に食べる」ことは、アーユルヴェーダでは体に良くないとされています。
でもバナナシェイクって、定番の組み合わせでとってもおいしいですよね。
わたしも小さな頃から好きでした。
何が良くないのか、試してみました。
バナナと牛乳だけのシンプルなもの。
久しぶりのバナナシェイクは、やっぱりおいしい。
でもしばらくすると、おなかにガスが溜まってしまいました…。
認識していなかっただけで、昔も溜まっていたのかもしれません。
一番の解決方法は、自分に合わないなら、組み合わせない。
もうひとつの解決方法は、からだが嫌がらない食べ合わせにする方法にすること。
実験してみましょう。
まず試したのは、昔からのバナナシェイクにスパイスを追加すること。
スパイスは入れすぎるとおいしくなくなってしまうので、量に注意が必要です。
うーん、どれもお腹が張ります。
牛乳を半量にして、水に置き換えてみましょう!
全部ミキサーに入れて混ぜます。
塊が残らないように、よくよく混ぜます。
とってもおいしい。
水に置き換えても、熟したバナナの甘味ものどごしも濃厚なまま。
飲んでから10時間が経過。
全然ガスが溜まらずスッキリ!
他の人にも試していただきましょう。
よし、大丈夫でした。翌日まで様子をみましたが、ガスもないどころか快腸なほどです。
こんな意見もあります
※バナナをたくさん食べる南インド・ケララ州では、バナナのような甘い果物は組み合わせてOKと習いました
※また、ナチュロパシーの先生 Dr SK Sharmaによると「熟したバナナと牛乳は、加齢期においてバランスの取れた朝食」「栄養価が高く、健康的な組み合わせ」であるとのこと。下痢の時にはヨーグルトと組み合わせ、便秘の時はホットミルクと合わせると良いそうです。下の写真ではホットミルクがかけられています。
食べ合わせが悪いと言われているものでも、スパイスを足したり、調理法を変えると、互いの良さを引き出したり弱さを強さに変えてくれる場合があります。
日本でも、お刺身にガリ、うなぎに山椒など、昔から食べ合わせが考えられていますよね?
食事は、栄養にすることも毒にすることもできます。
変化を感じながら、体がよろこぶものをたくさん取り入れて、しっかり栄養にして、不要な分は排出していきましょう!