『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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2019年11月、銀座にオープンしたSpice Lab Tokyoに行ってきました!
以前SNSで「気になる!」とシェアしたお店です。
ミシュランガイドのThe Rise Of Modern Indian Cuisineにも書かれているように、モダンインド料理は世界的にかなり注目されているようです。
今回ご一緒したラジオ放送作家のたかまりさんから、タイのGaggan ガガンシェフのお料理の話を伺ったころ、ニュージーランドではCassiaが1位と聞くなど、ものすごく勢いを感じていました。
スパイスラボトーキョーのシェフTejas Sovani氏は、世界のベストレストラン50の1位常連コペンハーゲンのnomaで修行された方。
インドをルーツにもち、ヨーロッパの最先端レストランで磨いた腕。
どんなお料理が生み出されるのでしょうか?楽しみです!
スパイスラボトーキョーは、銀座大通りに新しくできた商業ビルGICROS GINZA GEMSにあります。
最上階がバー 、その下がレストランです。
エレベーターが開くと、そこには数々のスパイス並べられていました。
ガラス張りのキッチンと、深海のような青みのあるシックな店内。
ディナーは、ミニコースのSpice Trailと、フルコースのEnchanting Spiceの2種類。
テーマに沿って構成されたコースになっており、フルコース Enchanting Spiceには、アーユルヴェーダというテーマも含まれているのです。
予約時、こちらのベジ/ノンベジをオーダーしていました。
テーブルには、椅子の色に合わせたきれいな青のお皿が置かれていました。
そこに描かれたインドの文化の説明からコースが始まりました。
まずは寺院をテーマにした歓迎を表す一品。
インドの甘くないドーナツ ワダの上に、パリパリのレンズ豆が乗せられ、インド国旗を思わせるカラーリングの3種類のチャツネ(チャトゥニ)が添えられています。
オレンジはトマトとクミン、緑はアボカドとコリアンダー、黒は…なんと炭を使ったココナッツチャツネでした。
続いてのスープには、パンプキン・ミソ・フェンネルが使われています。
ストリートをテーマにした、5種のフィンガースナック盛り合わせは、器がクッションでした!
中央のゴルガッパにはスープが入っているので、汚してしまわないかドキドキ。
実は仕掛けがあるのですが、こんなサプライズも会話が弾むきっかけになりますね。
ベジは、中央ゴルガッパ(ウメ、ミリン、ミント、レモン)、右下ドクラ(ひよこ豆のケーキ、アボカド、ワサビ)、右上カチョリ(マッシュルームと味噌)、左上ケバブ(ビーツ、フェタチーズ)、左下チャート(シソ、タマリンドチャツネ、ザクロ)です。この順番にいただきます。
チャートを紫蘇の天ぷらに変換し、ヨーグルトやザクロを組み合わせるとは斬新です。
ノンベジは、ドクラの上にズワイガニが乗り、カチョリの代わりにバターチキンサモサ、ケバブ(鴨、プルーン、マンゴーパウダー)でした。
スパイスラボトーキョーでは、モダンなインドに和のテイストが組み合わされているので、インドの味を想像しながら食べると、意外な風味が広がって心地よく混乱します。
続いてのテーマは海岸。
ベジは、どう表現するのでしょう?
乳製品や西ベンガル産のマスタードやシーフードなど、様々な恵みを与えてくれる
インドを囲む 3 つの湾岸エリアの豊穣を祝して
なるほど、乳製品になるのですね。
ベジは、ひよこ豆のムースフライとロール、野菜のかき揚、ほうれん草のソテー。
ノンベジは。エビのロースト、マコモダケ ココナッツとターメリックのソースかな?
インドのようで日本。日本のようでインド。国境がわからなくなってきます。
続いては、農村。昔ながらの調理法を用いた一品。
竹筒を使って蒸し上げたお料理が運ばれてきました。
蓋を取り、香りを楽しみます。そして「昔のインドでは…」と説明しながら、シェフ自らがサーブしてくださいます。
ベジの竹筒から現れたのは、左下のエリンギマッシュルーム。
お皿には、カシミールモリーユ茸、ぷるぷるした食感は、ローズとトリュフの葛豆腐、添えられたのは椎茸と胡麻のソース。
ノンベジの筒から現れたのは、奥のチキンでした。
いよいよ、Ayurveda アーユルヴェーダから着想したという一品です。
お口直しとして登場したのは、つららと名付けられたインド式アイスバー!
インドの若者たちが、左手にカラフルなジュース、右手にアイスバーを持って、アイスバーをジュースに浸しながら食べていたのを思い出しました。
あのGola Sherbetが元になっているのかな?
インドの風景を思い出しながら口に入れると、パッションフルーツの甘酸っぱいジュースが広がりました。
そこに、クミンやブラックソルトもやってきて、インドを感じる味でした。
続いては、家庭。
Purity(透明)というテーマもつけられています。
透き通ったスープは、南インドのトマトラッサム!
枝豆などの入った小さなワダ、そして、うどんが入っていました。
家庭の次のテーマは、ロイヤル 王族です。金で華やかに。
ベジは、ブロッコリー、マコモダケ、パンプキンピクルスに、トマトとポテトのソースと、アーモンドとコリアンダーのソースを添えて。
ノンベジは、ラムです。
ベジのクルチャは、オニオンとカスリメティ、じゃがいもとコリアンダー、数種のきのこ、プレーン。ビリヤニは、野菜。
ノンベジのクルチャには、生のうにも乗っていました。ビリヤニは、チキン。
ビリヤニは量がたっぷり!この頃にはもうお腹がいっぱいで、二人とも完食できませんでした。
最後は、フェスティバルがテーマのデザート。
デザートひとつめは、岩に乗って出てきました。
「チョコレート以外に隠し味があるので、探してみてくださいね」
中は生チョコのよう。よく味わって探してみましたが、もう一つの味は見つけられず、結局答えを教えていただいちゃいました。
これから行く方のために、秘密にしておきますね。
飲み物は、コーヒー、紅茶、チャイなどから選べます。
デザートふたつめは、美しいターメリックアイス。
苦味や甘味をすべて味わうようにと、ソースを縦断するようにしていただきます。
ライアンさんのご案内で、上階のバー The Grey Roomへ。
南インド産コーヒー(アッティカンエステート:ミディアムダークローストコーヒー ダークチョコレート、アーモンド、イチジク)と、紅茶(No.3 クライブロード マドゥライマサラブレンド:アッサム、カルダモン、ジンジャー、クローブ、シナモン、 ブラックペッパー、マリーゴールド)をご馳走になりました。
バーには、オープンなテラス席もあり、日中のカフェ利用も気持ちが良さそうですよ。
名 称 | SPICE LAB TOKYO スパイスラボトーキョー The Grey Room ザグレイルーム |
電 話 | 03-6274-6821 |
時 間 | 11:30〜15:00 (14:30 LO) 18:00〜22:30 (21:00 LO) |
住所・地図 | 東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 10F |