
『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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日本の電圧100Vに対して、インドの電圧は220~240V。
コンセントの形状は、複数が混在しています。B、B3、BF、C、D、マルチあたりを見かけます。
マルチなら、日本のコンセントもそのまま挿すことができます。
インド | 日本 | |
---|---|---|
電圧 | 220-240V | 100V |
周波数 | 50Hz | 50Hz(東日本) 60Hz(西日本) |
コンセントの形状 | B、B3、BF、C、D、マルチ | A |
インドの電圧は、日本の倍以上
感電防止のために、(コンセント脇にスイッチがついていたら)プラグを挿す前に「スイッチオフ」の状態になっているか確認してくださいね。
スイッチ周りが焦げていることもあるよ
感電した経験がある人も多いのよね。気をつけて
「コンセント挿しているのに、充電されないなぁ……」なんてときは、スイッチがオフになっているかも?!
インド旅に向けて電源プラグを用意する時、もうひとつ考慮したいポイントがコンセントの位置。
日本では基本的に床から25cmに設置されていますが、インドではバラバラ。
なぜか、大人の目線ほどの高さに設置されていることも多いんです。
コードが短いと、ぷらーんぷらーんと機器がぶら下がります。
このときプラグがしっかりしたものでないと、重みに負けて落下してしまいます。
また、ベッドから遠く離れたところにしかコンセントがない。デスクの側にコンセントがない。
なんてこともしばしば。そんなときに役立つのが延長コード。
インドで使う場合の電源プラグとして、AROUND INDIAはオススメしないのが、こちらのような丸ピンが細いもの。
確かに各国で使えて、とても便利なんです。AROUND INDIAも長年愛用しているし、今も荷物に潜ませていきます。
ただ、インドにはちょっと不向き。
コンセントの位置が高いと、このようにピンが細く可動性のものは、荷重がかかったときに抜けやすいです。
丸ごと落下したり、抜けかけて充電されていなかったり、重みでピンが曲がってしまったり……。
コンセントの内部がずれている場合は、力を入れて挿さないといけないのですが、ピンが細いと負けちゃうのです。
一度、インドのコンセントを覗いてみましょう。
外国人が多く利用するようなホテルでは基本的に、ベッドサイドやデスクにマルチが設置されていました。昔ながらの建物や、価格抑えめの宿、家庭では、マルチでないことが多いです。
ただ、3点のB3が使えることが多いです。
これは現地でも購入可能。マルチに変換してくれるプラグを用意しておけば、日本のAタイプのコンセントでも、インドの製品でも使えます。
ただ、B3とAだけでは万能ではありません。移動が多い人は、さまざまなコンセントタイプに対応するプラグも持っておくと安心。
以下のプラグは、全世界対応&USB Aポートも2口付き。旅先で「充電なくなっちゃった!」というときにも助かる急速充電機能あり。ただ、狭い場所にあるコンセントには不向き。
AROUND INDIAは、B3の3点プラグをがっちり挿して、マルチコンセントに変換して、海外対応の延長コードを安定した使いやすい場所までひいてくるというスタイルです。
定格容量をチェックしてみて。たとえばAmazonで一番人気のサンワサプライ製品は125Vなので、インドの220〜240Vでは使えないということになります。
長年愛用しているのは、カシムラのNAC-045。インド旅だけでなく、国内でも日常的に使っています。
ACコンセントが上部に2口、横に2口の計4口と、USB Aが2ポート付いています。
コードがコンパクトにまとめられるのも便利。
インドに行く時は機内持ち込み手荷物に入れておいて、空港でのPC作業や、少し離れた席からの充電などに使っています。
難点は、1.2mというコード長。アーユルヴェーダ病院のコンセントの位置では、タップが床に立つ不安定な状態。棚を移動して乗せましたが、棚がない宿ではひとつしかない椅子を台にしたり、荷物の上に置くなど少し面倒です。
コード長は、1.5m〜2m欲しいところ。
そうして、コード長3mのものを買い足しました。こちらはACが3口に、USB Aが2ポート。
3mは、予想以上にかさばりました。
アーユルヴェーダ病院に長期滞在みたいなときは良いですが、コンパクトにしたいなら不向き。
1.2mの方は、床につかずぶら下がってしまうという点は解決しませんが、ただ長くしたいのであれば1.2mタイプを連結するという手もありますね。
まずは、旅にもっていきたい電化製品をチェックしてみて。
最近は、海外でも使える製品も多いです。AROUND INDIAの場合、カメラ、Mac、iPad、湯沸ポットなどを持っていきますが、全て220〜240Vに対応しているので、変圧器が必要になったことはありません。
もし、旅にもっていきたい電化製品が、インドの電圧に対応していない場合は変圧器を使いましょう。
変圧器を選ぶときは、消費電力の確認が重要。
昔タイのホテルで「日本人がドライヤーをつかって停電になることが多い……」と聞きました。
ドライヤーで1200W、湯沸かしポットで沸騰直前は1000Wなど、高くなります。
使用したい製品の電力数に応じて、変圧器を選んでくださいね。
ちなみにトラベルサイズの変圧器の場合
この旅行に便利なサイズの変圧器は、電圧AC220~230V未満の国では、50W(2口合計)まで。電圧AC230~250Vの国では、110W(2口合計)までの日本の電化製品が使えます。
本体にコードを巻き取れるのが便利。通電ランプもありがたい。
でもドライヤーには使用できません。
インドの場合、200Wまでの日本の電化製品が使えます。ACコンセントが3口、USB Aが4ポートと充実。
インドの緩いコンセントでは付属の変換プラグでは通電が安定しなかったため、他社製のB3プラグを使いました。
こちらもドライヤーには使用できません。
こちらはドライヤーや湯沸かしに使用できる電子式。
ただし、カメラなど、その他の電子機器には使用できないので注意しましょう。
もともと海外対応なら、変圧器は不要。
慣れたものを使いたい場合は、普段から「海外でも使えるもの」を選んでおくとよいかもしれませんね。
コンパクトな湯沸かし。棒の部分を液体に入れて沸騰させます。沸騰したら自動で止まるのが地味に便利です。
別にカップが必要です。マッサージオイルの湯煎、湯たんぽなど、インドで寒い時にも大活躍。棒の部分が水分に触れるだけなので、お手入れ楽々。
以下の折りたためるポットタイプも、使っている人から好評でした。
アーユルヴェーダ病院など一ヶ所に長く滞在する場合は、現地で調達して帰国時に、病院やスタッフ、新しく来た外国人などにプレゼントするのも喜ばれます。