もくじ
あのムンバイで感染者ゼロ!?
以前ご紹介した、インド伝統医学省AYUSHがすすめる「アーユルヴェーダの免疫強化のセルフケア」で作った予防に役立つお茶は、市販化が進められました。
市場での名前は、Ayush Kwath、Ayush Kudineer、Ayush Joshandaのいずれかのようです。
レシピ公開から2ヶ月、果たして効果はあったのでしょうか?!
2月にお世話になったシッダ医学のDr T. Thirunarayananが、ムンバイの病院 Jagajivan ram Railway hospital Mumbaiのドクター Dr Jothi Babuから得た情報によると、
病院から鉄道会社の職員に、お茶の素を定期的に配布したところ、従業員に感染者が出ていない。
ムンバイの感染者数は、現時点で5万人を超えているにも関わらずです。
鉄道会社の職員は、あらゆる層の人々と会う可能性が高いのに、感染者がゼロとは…。
なんだか効きそうです。
前回の記事でご紹介したとき
「良さそうだけど、毎回いくつも材料用意して煮詰めるのは面倒で…」
という声もありました。
材料は4つ!作り置き版「Ayush Kwath」の材料
今回の方法は、面倒くさがりさんにも、おすすめ。作り置きできる「Ayush Kwath」です。
材料も前回よりシンプルで揃えやすくなりました。(今回は、割合もきちんと示されていました)
- トゥルシ(バジルの葉、トゥラシ) 4
- シナモン 2
- 乾燥生姜 2
- 黒胡椒 1
上記の割合で用意します。
固形物を基準にすると、分量を決めやすいと思います。
今回は、シナモン 4gを基準に、トゥルシ 8g、乾燥生姜 4g、黒胡椒 2g を用意しました。
トゥルシは、たくさんの種類がありますが、特に言及されていません。
Organic India社のAyush Kwathには、ラマトゥルシとクリシュナトゥルシの2種が混ざっています(日本未発売)
日本では、お茶として売っているトゥルシを活用すると簡単です。
上の写真に写っているトゥルシは、もだま工房のクリシュナトゥルシーパウダー、トゥルシー茶と、Organic IndiaのOriginal味です。
ティーバッグを使う場合、中身を出して使いましょう。


計量には、0.1g〜3kgのスケールがあると便利です。
作り方 – あっという間に完成です
続いて、AYUSH省がおすすめする作り方を確認してみましょう。
作ってから飲むまでの工程です。
作り置きする場合は、2の状態で置いておきます。
手順1:パウダーにする
乾燥した材料を、粗く粉砕する(粉砕には、IWATANIのミルサーを使用しています。長時間モーターが稼働するタイプがおすすめ)

5分稼働できるパワフルモータータイプのミルサー▼
稼働音が静かなタイプのミルサー。最長3分▼
手順2:加工する
3gずつティーバッグに入れる。
もしくは、水性抽出物のタブレット500mg(この工程は、恐らく製薬会社に対する製造時の指示と思われます。)
家庭の場合、密閉容器に保存すると良いでしょう
手順3: お茶にする
沸騰した湯150mlに入れ、お茶として飲む。1日2回
お好みで、ジャガリー(インド黒糖)、レーズン(黒)、レモン汁を足しても。
日本ではAyush Kwathは未発売ですが、材料を揃えてしまえば簡単にできるので作ってみてくださいね。
ポイント
- しっかり乾燥した材料を使いましょう。
乾燥が甘いと、品質が悪くなりやすく、粉砕もしづらいです。 - あくまで予防。治すものではありません。
- 合わないとき、胃がしくしくするなどの不快があったときは、薄める、頻度を減らす、止めるなど、適宜調整しましょう。
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