『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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2018年7月8日。今日は、日本のアーユルヴェーダの記念日になるでしょう✨
インド政府にはAYUSHという伝統医学を管轄する省庁があります。
A アーユルヴェーダ
Y ヨガ
U ユナニ
S シッダ
H ホメオパシー
今回そのAYUSHが、日本で本格的にアーユルヴェーダのプロモーション活動をはじめることになったのです!
7月8日は、記念すべき第一回セレモニー&セミナーが行われました。
ほんの数年前、アーユルヴェーダという言葉が「医学を連想させる」ということから、日本では言葉自体が使用できなくなるという話まで聞こえてきました。
それが一転、政府がアーユルヴェーダを進める方向性なのですから、ちょっと期待してしまいます。
サトヴィックアーユルヴェーダスクールの佐藤真紀子先生にお誘いいただき、そしてAYUSHから出席を打診されたケララのアーユルヴェーダ病院から代理で参加してほしいと依頼がありました。
病院からのお手紙と自著「暮らしのアーユルヴェーダ」を携えて、一路インド大使館へ!
それでは、セミナー内容をご紹介します。
内閣官房に設置された健康・医療戦略室の藤本氏のお話によると、アジア全体で、それぞれの国に合わせて医療を変えていくということをされているのだそう。
アーユルヴェーダは、病気の予防と健康維持の新しい軸となるのではないかと考えているとお話されていました。
出席者のなかに、神奈川県知事のお名前があったので「どうして神奈川県なのだろう?」と疑問に思いました。
その理由は、神奈川県が最も「未病」「病気の予防」に力を入れているからでした。
最も高齢化が進むスピードが早いため、未病のうちにケアすることを進めているんですって。
AROUND INDIAは神奈川県の茅ヶ崎市というところにあって、最も健康寿命が高いところなのです。
このプロジェクトがうまくいっているという証?!
AYUSH代表コテチャ先生は、想いをお話しされるのと同時に、こちらからの要望にも耳を傾けていらっしゃいました。
インドでは、森から採集するアーユルヴェーダ原料の割合を下げ、栽培で補うように進めているそう。
目標は、25%森林。75%栽培。
これまで数千年保ってきたように、必要量だけを採取するのであれば森林を継続できるかもしれませんが、大量に製薬するために採集したり、人口増加によって必要量が増え、森林エリアは減り、温暖化が進みとさまざまな要因が影響して、次世代に繋げなくなってしまいますからね。
国際ヨガの日の制定に深く関わっておられるヨゲンドラ先生曰く、インドでは、小さい頃からの教育で心のコントロールを学ぶため、120種類のヨガゲームというものでプラナーヤマ(呼吸法・調気法)やアーサナ(ポーズ)などを教えているのだそう。
どんなものか気になりました。
日本でのアーユルヴェーダ学会は、40年前にはじまったそう。
はじめてインドでアーユルヴェーダ医師資格を取られたイナムラ先生。
旦那さまのシャルマ先生は、とっても声の通る、自由な方でした。御歳90歳!!
佐藤真紀子先生のプレゼンが、お人柄が現れていてとてもおもしろかったです。
パンチャカルマで強烈な体験をされて、アーユルヴェーダの世界へ!
評判の高いアーユルヴェーダ本。
日本アーユルヴェーダスクールのクリシュナ先生のお話では、約30年前と比較すると、日本の人口はたったの1.6%しか増えていないにも関わらず、医療費は60%も増えているとのことでした。
このままでは破綻が目に見えています。
そこでやはり未病のケアとして、アーユルヴェーダが役立つときではないかと!
アーユルヴェーダの薬の成分を抽出してしまっては別のものというお話には、強く頷いてしまいました。
ヨガ療法の木村先生による、ヨガに関するアンケート結果では、ヨガをはじめた理由、すべての年代で「健康維持」が多いものの、50代でぐぐーんと「病気」があがっていました。50年使ってきた心や体、病気が表に出やすい年代です。
一方、20代は「病気ではないが、不調の改善」が他の年代に比べて多いのも印象的でした。
不調を感じ始めているのが20代。ここでケアすると、50代で「病気」を避けることができるかもしれませんね。
AROUND INDIAは、10月から伊藤武先生とコラボしたアーユルヴェーダ講座がはじまります♩
詳細は来月発表します。
ミッションを無事果たすことができました。コテチャ氏のお手元をご覧ください!
おいしいという噂の料理を堪能しました。まるごとベジタリアンメニューでした。
マンゴーラッシー、チャイ、インディアンサラダ、ベジピラフ、サモサと三種のソース、ライタ、パパド、チャパティ、チャナマサラ、パニールカライマサラ、ミックスベジカレー、人参のハルワ。
AROUND INDIAの大好きなアーユルヴェーダ(カラリパヤットゥ)のオイルが、痛みの緩和に役立ったというご感想をいただきました。
すごく良いけれど使用量に敏感にならなくても大丈夫な伝統的なオイルなどが、法律上の問題もなく日本で正式に販売され、トリートメントに使っても良くなったらいいのにな。
進め進め、日本のアーユルヴェーダ 😉