『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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アーユルヴェーダ病院探訪その②。今回は、その①でご紹介した病院の、移転後をご紹介します。
町中から、川沿いの広々とした風景が楽しめる土地にやってきました。4階建てで、部屋数も豊富になり、患者さん、生徒さん問わず、病院内に宿泊できるようになりました。
インドや世界各地から治療を受けに患者さんがやってきて、その治療にあたる医師が授業も担当してくれるので、実例豊富で勉強になります。
院長先生の回診にお供させていただきました。
全身麻痺から回復しつつある患者さん、退院後の食生活のアドバイスを請う患者さん、腰痛や静脈瘤でヒル治療を受ける患者さんなどにお会いしました。
インドでは、患者さんご家族も同じ部屋に泊まられることが多いです。
一つのベッドに子供三人が寝ていることも。家にお邪魔しているような気分になります。
患者さんの辛さ、不調への道のり、ご家庭の環境、食生活など、直接お話を聞いたり、患者さんを診た先生にお話を聞くことができます。
自然から作ったアーユルヴェーダのお薬があり、マッサージなどの治療を施すセラピストがいます。
外国からきて、アーユルヴェーダを学ぶ人もいます。
トリートメントルームでは、各種マッサージ・ シロダーラ ・ スチームバス などを行います。
続いて薬局です。こちらの病院で作っているお薬や、信頼できる製薬会社のお薬が並んでいます。
西洋医学の病院と同じように、製薬会社が売り込みに来ることもあります。
アーユルヴェーダの三大古典などが並ぶ図書コーナーもあります。
どんな本を買うか検討するのにもいいですね。
(2017年に訪れると、残念ながら、古典を中心にかなりの書籍が行方不明になっていました。)
病院のキッチンには、病院の門まで売りに来た漁師さんから直接購入したお魚や、カレーに使うバナナなどが用意されていました。
朝食の残りのイドゥリーを味見させていただきました。イドゥリーは、ケーララ(ケララ)料理の定番で、インド各地でも人気が高まっている蒸しパンです。
この日は、生徒さんや外国人の患者さんたちと一緒に、ランチをご馳走になりました。
ケーララ(ケララ)ごはんが大好きなわたしは大喜び。でもヨーロッパ、南米、アメリカの方たちは、毎日毎日慣れない米食はキツイのだそう。
それでも「朝ごはんは楽しみ!」と言っていました。確かに、ケーララ(ケララ)の朝ごはんは、蒸したり揚げたり焼いたりとバリエーション豊かなのです。南インド・ケーララ(ケララ)料理 用語集
患者さんは、基本的に部屋食です。
病院のお庭にはハーブガーデンもあり、生きたお薬の材料を見ることができます。