『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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わたしが処方された ギー の量は、初日が50 ml。
処方量には3種類あって、中くらいの Madhya Matraでした。
ドロッとしたオイルを飲むなんてはじめて…。
大丈夫かなぁ?と不安がよぎりますが、避けることはできない大切なスネハパナという体の中の汚れを緩める行程。がんばらなくちゃ!
セラピストのジョスミが、ステンレスのカップを2つとレモンを手にやってきました。
授業では、量などを見ず、甘い香りだけを感じられるよう「目隠しをする」と習いました。
目隠しをして、舌を突き出し、レモン汁を絞ります。
どのタイミング?どんな状態?温度は?何もわからないから、より想像が膨らんでしまいます。
香りも決しておいしそうじゃないので、まずさが強調されてる気すらします。
わたしにとっては、見えている方が楽!!
飲むのに時間をかけてしまうと、油分が固くなってきて、飲みづらさは増す一方。
なるべく早く飲みきるのが、結局のところ一番楽です。
飲みきったら、お湯を飲んで口をすっきりさせます。
しばらく経つと、頭が痛くなってきました。家に戻って休みましょう。
でも、眠ってはダメ、消化が完全に終わるまで食べてはダメです。
わたしより前にギー行程(スネハパナ)を終えた友人が、スーッとするペインバームや、映画を貸してくれました。
立ち上がると気持ち悪いですが、友人の卒業パーティに顔を出したかったので病院へ行きました。
大好きなBaker Boysのパフという食べ物が並んでいますが、そんなものは絶対食べてはいけません。
ギーの消化が終わってから食べるのは、じっくり炊いたゆるいお粥と決められているのです。
お腹が空いた時に食べられるように、ステンレスの容器に入れてもらい家へ持ち帰りました。
消化終了のわかりやすい合図は、ゲップにギーの香りがしないこと。
夜になっても体は重く、ギーの香りのゲップも出ていました。
残念、今夜はお粥をあきらめて眠りましょう。
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