『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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インドは多民族国家です。
アクセスの悪いところに住んでいる少数民族もたくさんいます。
今回は、その少数民族の75歳のおばあちゃん治療師のお話がThe News Minuteに掲載されていたのでご紹介します。
おばあちゃんの名前は、Lakshmikuttyさん。1995年にケララ州政府のNaattu Vaidya Rathna賞(ナチュロパシー、自然療法に長けた人に授けられる賞)を受賞したことで、世間に知られるようになりました。
首都トリヴァンドラムの深い森の中で、薬草に囲まれて暮らしています。何百人もの人がLakshmikuttyさんの治療を受けに森までやって来るのです。
得意とするのは毒物治療!
アーユルヴェーダにも、毒物科という専門があります。日本では、毒にやられる機会は少ないですが、インドの自然には、コブラなどの毒蛇、サソリなどの毒虫、毒のある植物などなどがあり、決して毒は遠い世界の話では無いのです。
治療に関する知識は、産婆さんだったお母さんから受け継ぎました。
そのお母さんから受け継いだ知識と、Lakshmikuttyさん自身の経験に基づいた知識を、政府が本にまとめることに決めました。
Lakshmikuttyさんの夢は、現在の住居である小屋から、入院して長期の治療をすることができる小さな病院にすることだそう。ステキですね。