『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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世界には、とてもたくさんの人々が暮らしていますよね。
日本の中でも、あなたが食べているものと、わたしが食べているものは違います。
インドのカラリパヤットゥの診療所でトリートメントにあたるうち、地域住民でも、ヒンドゥー教徒なのか、イスラム教徒なのか、クリスチャンなのか、はたまた、裕福なのか、貧しいのか、外国で生活したことがあるか、この地域だけで暮らしてきたのか、町の近くで暮らしているか、田舎で暮らしているのかなどによって、肌質や病の傾向に違いがありました。
時代の変化によって、食生活は大きく変わっています。
その流れは、世界の隅々まで届かんとしています。
今回ご紹介する本Daily Bread: What Kids Eat Around the Worldには、こう書かれていました。
“中東では肥満率が、世界平均の倍もあり、2014年にはUAEのなんと20%近くの人が糖尿病にかかっている。”
また、こうも書かれていました。
インドやマレーシアは、ジャンクフードの大量消費国であると。
できたてのサモサをつまむよりも、マクドナルドやドミノピザは、ずっと高級。
それでも、海外の新しい食は、とても魅力的に映るものです。
Daily Bread: What Kids Eat Around the Worldでは、インド、アメリカ、イタリア、ドイツ、セネガル、マレーシア、ブラジル、UAEの子どもたちの一週間の食事を、美しい写真で見せてくれます。
アメリカと聞くと、ハンバーガーやポテトを思い浮かべるかもしれません。
でも実際は移民国家なので、メキシコ系の子供はメキシコ料理も食べ、ルーツは明言されていないけれど日本人に似た風貌の子供の好物はお寿司だったりします。
「ピザなどのジャンクフード」と表現されたら、チーズいっぱいボリューム満点の宅配ピザを思い浮かべると思いますが、イタリアの子供にとっては家庭料理でもあるでしょう。
お金が豊富にあるお宅の方が、パッケージフードが増え、ゴミの量が増えがちです。
お金に困っているお宅の方が、ヘルシーな家庭料理が増え、ゴミの量が少なくなります。
アマゾンを抱えるブラジルでは、都市部に暮らす子供の食事や外見と、アマゾンに暮らす少数民族の子供の違いが大きいです。
少数民族のKawakanihは、均整の取れた美しさで、魚を中心とした食生活。
健康=ベジタリアンではないですね。
現代の「健康な国」を調べたら、上位9カ国がアフリカにあったそうです。
ジャンクフードは、知らなければ、欲しがらずに済んだもの。
でもそれを知った今、どう付き合っていくか。
今週どのくらい料理をしたか?
いろいろ考えさせられる写真集です。
英語版ですが、写真から伝わるものも多く、食べ物に興味がある方、お子様のいらっしゃる方にもおすすめ✨
お子様と一緒に見たり、自分のおうちのDaily Breadにチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
文化比較が楽しめる地球家族―世界30か国のふつうの暮らしも、とてもおすすめです。