『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
近日発売予定
日本では発芽したものといえば「もやし」「かいわれ大根」などが一般的ですが、インドでは他にもいろいろなものを発芽させて食べます。
たとえば、ひよこ豆。インド料理のスパイスとして使うフェヌグリーク、ひえ、麦。
考えてみれば、みんな種なので発芽するのが当たり前。
もやしは当たり前のように食べていたのに、気軽に発芽させて食べることに最初はビックリしました。
インドでは、もやしのように長くもなく、発芽玄米のようにほんの少しでもない、ちょろっと少し伸びた姿が多いです。
この発芽もの。アーユルヴェーダやカラリマッサージを学んだケララ州では見たことがありませんでした。
そこからぐぐっと北に移動して、大都市ムンバイでは路上に発芽もの専門のお店あったり、男の子がバケツに発芽ものを入れて売り歩いている姿も見かけました。
更に北の首都デリーのおしゃれスーパーマーケットでは、パック詰めの発芽ものコーナーがあったりと、一般的な食材として存在していました。
今回ご紹介する「Sprouted Grains Drink Mix(発芽穀物のドリンクミックス)」は、発芽もの数種と他の材料数種がパウダー状になったもの。
シンガポールのリトルインディアにある、24hrs 巨大インドスーパー”ムスタファセンター”で見つけました。
南インド・チェンナイのAachi Masala Foodsの製品です。
韓国のほんのり甘くておいしい雑穀ミルク「ミスカル」が好きなので、そのような味を期待して買ってみました 😉
パッケージには、ヘルシードリンクとだけ書いてあり、特に効能などは謳われていません。
発芽する力を持っているから、食物として眠っている状態だと聞いたことがありますが、発芽による栄養素の変化については、藤原徹先生(東京大学)のご意見をどうぞ。
もやしを含む発芽野菜は、種子を発芽させたものです。種子には発芽した植物体の体を作ったり、成長のエネルギーに使うための物質が蓄積されています。植物の種類によってもちがいますが、デンプン、タンパク質、脂質などが蓄積されています。これらの物質は、種子の発芽の過程でまず分解され、分解されたものはその後、様々な物質の合成に使われます。デンプンはアミラーゼの作用によって分解され、オリゴ糖やブドウ糖になり、さらにビタミンCなどのさまざまな物質に変換されます。タンパク質は分解されて、アスパラギン酸などのアミノ酸になります。
シコクビエ(ラギ)、麦、もろこし、ひよこ豆、ケツルアズキ(ウラドダル)、緑豆
赤米、大麦、アーモンド、砂糖
最初にペーストにすることで、ダマになるのを防ぐことができます。
韓国の雑穀ドリンク「ミスカル」、きな粉牛乳、オートミールなどの味が好きなら、きっとお好きです♩
お砂糖は足さなくても、優しい甘さでおいしいです。
とろみがあるので、ごくごく飲む感じならもう少し牛乳や水濃度を薄めにしても良さそうです。
見つけたら試してみてくださいね。
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