「ケララ秘伝 暮らしのアーユルヴェーダ」
伊藤武・田村ゆみ共著
世界最強なのにもったいない!日本人のパスポート保有率
トップの写真はAIで作成したもの。
日本のパスポートもインド国旗も怪しい仕上がりになりました。笑
あなたはパスポート持っていますか?
突然ですが、日本人のパスポートの保有率は何%くらいだと思いますか?
AROUND INDIAの体感では80%くらい。
周りに聞いても、80%が大半でした。
でも実際はたったの17.1%。
地球の歩き方編集のKailas野瀬さんに聞いてビックリしました。
10人に2人もいないという計算になりますよね。
コロナの影響で旅行はかなり制限されたので、それによってガクンと保有率が下がったのかと思ったのですが、コロナ前の2019年でさえ23.8%しかなかったんですって。
コロナ前は、今よりも安く行けたし、ドルやユーロもずっと安かった。
時間がなくても、週末、いえ、がんばれば日帰りできる旅先もあります。
そう考えると、海外に行かない一番の理由はお金や時間じゃない。
国際化が進んでいるように思えていたのですが、国際的に有効なIDであるパスポート保有率は低下しているとは。
AROUND INDIAの周りが
「お金はないけど、なんとかして行く」
「なんかおもしろそうだから」
「一度は海外を覗いてみたい」
と、知らない世界に興味をもっているひとが多かったこともあり、不思議でなりません。
パスポート保有率が少ない理由を考察
海外に行かない理由を考えてみました。
ネットや動画で簡単に海外のことを知ることができるようになったから
これは、結構当たっているような気がします。
現地の人が知らないようなマニアックな情報も得られるようになりました。
たとえばアーユルヴェーダの講座やインド料理の講座、大学の授業や現地でしか体験できなかったアクティビティなどなど。
ネットで受けられるなんて便利便利。
でもAROUND INDIAは実は、動画よりも対面で受けるのが好き。
集中力や吸収力が全然ちがうからです。
講座を通して得られる先生との繋がりも大切。
YOUTUBEとかだと、ドキュメンタリーに見えても、ひょっとしたら実際は編集・加工されたものかもしれないし…。
ほんとうの世界には、香りも周りに広がっている景色も、音や人の温かみも存在していて、
「カレーを煮込む香りでお腹がぐーっと鳴ったり」「早朝から鳴り響くモスクからのアザーン(礼拝のよびかけ)」「道路を行き交う車が発するクラクション」みたいな、五感の刺激が思い出を立体化してくれるから。
ネットや動画で満足せずに、実際の世界への足がかりにしてほしいなぁ。
海外よりも日本が好きになったから
これはきっと違いますね。
「日本が好きになったから海外は二の次」という話は聞きません。
外国に興味がなくなった
実は、完全に興味がないひとは、かなり少ないのではないかと思ってます。
なぜかというと、パスポートを持っていない人に
「どこでも行けるとしたら、一番行ってみたい国は?」
と質問すると、どこかしらの国名が挙がるからです。
「どうして行かないの?」
と聞くと特別な理由がないのがほとんど。
だからきっと、興味はあるけど実際に行動に移すほどではない。
「決め手がない」だけなのでしょう。
日本人に門扉を開く189か国!
コロナで、いきなり外国との往来が制限されましたが、これは過去のことではなく、未来にも起こりうることなんですよね。
今は、感染症だけでなく、日本の情勢、戦争など、さまざまが落ち着いているから、一般人も海外旅行ができる。
オンラインで外国の授業を受けることも、美しい観光地を覗くこともできるようになったけれど、世の中にはオンラインにないものの方が圧倒的に多い。
日本人は、海外に行くハードルは低いです。
Henry & Partnersによると、国連加盟の193か国に台湾、マカオ、香港、コソボ、パレスチナ、バチカンを加えた199か国・地域のうち189か国が、日本人に対して「ビザなしで入国していいですよ」と門扉を開いてくれているからです。世界で2番目に多い数字です。
※事前登録やアライバルビザが必要な場合もあり
逆に日本が同じように受け入れているのは69カ国。
日本はビザを求めているにも関わらず、相手はビザなしで入国を受け入れてくれているのです。
日本人が煩雑なビザを不要とされている理由は、不法就労や不法滞在などのリスクが低く、決められた期日内にきちんと出国するだろう、法を従うだろうと信頼してもらえているからです。
これは先人たちが積み上げた信頼のおかげ。
そんな「わたしは日本人です」ということを示すことができるIDがパスポート。
最近、日本を訪れる外国人観光客はすごく増えましたが、アウトバウンドもしないと日本に来ない外国人には会うことができません。
以前、スペインの山あいある小さな村の学校にお邪魔したことがありました。
絵本のような風景で、ロバを交通手段にしていました。
「日本から来た」と紹介されたのですが、子供達にアフリカ人だと思われました。
子供達にとっては初めての外国人。彼らが知っている遠い国は、隣の大陸であるアフリカだったからです。
こんな顔や肌の人がいると、違いを知るのと同時に、同じお菓子をおいしいね!と一緒に楽しむ共通点もわかる。
出会う人が増えれば、イメージの枠が広がる。
ひょっとしたらあなたが外国で会った誰かが「いつか日本に行きたい」と思うかもしれません。
AROUND INDIAは、外国には知らない文化・人種・習慣、それこそ本当の多様性が溢れているので、
ちっちゃな世界で構築された常識をこわしてくれるので好きです。
パスポート取得費用サポートキャンペーンも!
交流は双方向。
飛行機は片道だけ飛ばすことができないから、日本から出る人もいないと便が復活しないのです。
運行休止のままの路線、開設延期になっている路線がいくつもあります。
今はアウトバウンドを復活させるためにキャンペーンが行われていたりするので、活用するとお得に行けます。
9月30日まで!10年パスポート取得費用サポートキャンペーン
JATA加盟の旅行会社のご利用で、「Imakoso海外! パスポート(10年間有効)取得費用サポートキャンペーン」も開催中。
抽選で総勢3,210名様に、8,000円分の電子ギフトが当たる。
2023年9月30日(土)23:59まで。
観光庁は、出国日本人数(2,000 万人)へ向け「アウトバウンドの本格的な回復に向けた政策パッケージ」を策定したとのこと。
集中的な取り組みによって、来年は保有率が増加するかな?!
コロナになって、多くの人から後悔の声を聞きました。
前に行っておけばよかった、学んでおけばよかったと。
コロナで往来できない期間に、AROUND INDIAに知恵を分けてくださった方や、お手伝いしてくれた方、4名がお亡くなりになりました。
本当にしたいことなら、チャンスを掴んでくださいね。