『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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ムンバイの有名観光地の一つ、それは世界一の規模の巨大洗濯工場ドービーガート Dhobi Ghatです!
工場というより、もはや町!そこには生活がありました。
洗濯場として、100年以上の歴史があって、200家族・7000人以上も働いているのだそう。
カーストにより代々職業が決まってきた、インドならではですね。
それでは、行ってみましょう!
最寄りは、Maha Laxmi駅。
駅を出たらすぐ、巨大洗濯工場ドービーガートです。
橋梁の上から、ガートを見渡すことができる撮影スポットです。
高層ビル群と、無数の洗濯物というコントラストは、ここならではの不思議な光景。
よく見ると、複雑な造りの建物が交錯していて、あらゆるところに人がいます。とっても楽しそう!
せっかくなので、中に入れるかチャレンジしてみましょう。
階段を降りて左の方へ行くと、メインゲートがあります。
威圧感のある壁に囲まれていて、中はほとんど見えません。
覗こうとしていたら、「ボス」のような人から声をかけられました。
「中に入る?」と聞かれ、近くにいた人をガイドに付けてくれて、すんなに中に入ることができました。
もちろん有料ですが、値段交渉可。元の言い値も法外ではありませんでした。
ひとり150ルピーだったかな?
中に入ると、中央に、小さなプールのような洗濯場が並んでいます。
ジーンズを洗っている人、白い服を洗っている人、それぞれの請負先から出された洗濯物を洗うのです。
水に浸かって、石に洗濯物をバンバンうちつけて、手でギューギュー押し付けることで汚れを落とします。
ガイドさんに付いてもらえてよかった。迷路です!
トンネルのような屋内で、アイロンがけをしていました。雨対策かな?
熱源は電気ではなく、インドでは一般的な炭。
炭アイロンは、本体がとても重いのですが、ピシーっときれいにシワが伸びます。
あぁ、この部屋ったら、熱がこもってかなり熱いです!!
ねじったロープに挟み込むように干された洗濯物たち!
洗濯ばさみいらず。賢いワザです。真似したい。
特殊洗濯にもしっかりと対応。ある方が見せてくれたのが、黄色いシールで示された「シミここ」マーク。
シミなどに使う特殊洗剤とブラシが置かれていました。
テイラーさんもいるので補修もラクラク。
ドービーガートには、衣類にまつわるあらゆるものが詰まっています。
ドービーガートのおもしろさは、洗濯という生業の人々が暮らす一つの町のような場所というところ。
ごはんを食べたり、ひげを剃ったり、家族で遊んでいたりする姿を目にします。
一歩門外に出れば、魚・肉などのマーケットもチャイ屋さんも並んでいます。
駅は隣だし、便利な立地。
ドービーガートの中には、こんな工場もありました。業務用の立派な洗濯機もそこかしこに!
とにかく縦横無尽に入り組んだ作りです。
上から眺めたときよりもっともっと、至るところに人がいるのがわかっておもしろかったです!
小規模から大規模まで!
ドービーガートの外までは、トラックや大八車で運んできます。
そこからは人力で運び入れます!
ボスの視界に入らないような場所に行くと、ちょいちょい身の上話を挟むガイドさん。
「ボスには内緒で」とチップを要求されました。インドあるあるです。笑
チップを渡すと、とても喜ばれます。でもドライです。お金をもらうための愛想だったりするので、すぐたくさん払ったり、絶対に払わない人とみなすと、急に手抜きをしたり、早々に仕事を終了してしまうことも。他の外国人やお金持ちがいると、そちらにチャンスを見出してしまうかもしれません。
オッケー後でねと期待していただきつつ、ギリギリまで引っ張っりましょう。
何か特別なことをお願いしたい時は、お金をちょっと渡すとがんばってもらえやすいです。
チップにできるように、ポケットなど取り出しやすい場所に、お金を少し用意しておくのがおすすめです。財布の中身は見せないように。
ドービーガートは、
遠くから眺めると、異世界。
すぐ外から見たら、怖そう。
でも中は、平和。
明るい笑顔がいっぱい!汗して働くひとがいっぱいでした!
ガイドを付けてもらってよかったです。