「ケララ秘伝 暮らしのアーユルヴェーダ」
伊藤武・田村ゆみ共著
\ 10月10日 発売/
BBC Indiaに掲載されていた、すてきなおばあさんのお話です。
教師になる夢をもっていたKuttiammaさん 104歳。
親のすすめで16歳で結婚。家事に従事してきて、学校で学ぶことはできませんでした。
歳をかさね、お孫さんが学ぶかたわらで文字をみつめていると、先生が一冊の本をプレゼントしてくださったそうです。
繰り返し繰り返しその本を読んで、文字を覚え、ついには識字テストで100点満点中89点を獲得して合格!
学び始めてから、たった一年でのこと。
AROUND INDIAは、他にも驚いてしまったことがありました。
Kuttiammaさんは、メガネを使わずに本を読み、しっかりとした口調でお話しして、(若干のサポートを受けることはあっても)自分の足で歩き、よく噛んで食べているのです。
104歳です!教師という夢も叶えられそうなお元気さ!
こんなふうに、いくつになっても向上心を持ち続けていきたいなと思いました。
インドやタイで読み書きをしない人と出会うことで、日本の夜間中学の存在を知りました。
中学校を卒業していない人で、学びたいという強い気持ちがある人なら、何歳でも入学を申し込むことができます。昼間の中学校同様、外国籍の人も日本人と同じように入学を申し込むことが可能です。
日本は中学まで教育を受ける義務があるから、読み書きができている。ありがたいことですね。