「ケララ秘伝 暮らしのアーユルヴェーダ」
伊藤武・田村ゆみ共著
除虫菊パウダーとドクダミを、虫除けに使ってみよう
虫との境界線
虫が増えてきたので、除虫菊でコーラムをつくりました。
コーラムの「歓迎する」という意味には反しているかもしれないけれどご容赦ください。
虫もわたしもお互いが快適に過ごすための境界線みたいなイメージで。
ちなみに除虫菊には魚毒性があるので、メダカを飼ってた去年は使用を控えました。
線香にしない蚊取り
室内に入ってきた蚊には、パウダーを燃やしました。インドでもよく、虫除けや浄化のために用途に合わせたものを燃やします。
今回は急ぎだったので、ヴァラナシの伝統アーユルヴェーダ・アロマ医に教わった白檀を焚く方法を応用。いなくなったので効いたみたい。
ドクダミチンキの虫除け効果は?
続いては、どくだみの花をホワイトリカーに漬けたもの(チンキ Tincture)が、どの程度虫除けに効果があるか試してみました。
チンキは、アーユルヴェーダ方式ではありませんが。世界の保存方法もどんどん活用しましょう。
花の色が抜け、液体は茶色に変化していきました。
舐めてみると、お砂糖を入れてないにもかかわらず、ほんのり甘い。
香りも優しい甘さで、AROUND INDIAは、もともとドクダミの香りも結構好きなのですが、この花のチンキの香りはドクダミとは思わないはず。
「虫除けになるだけでなく、刺された後に塗ってもよい」そうなので、まずは庭仕事の前にスプレーしました。服の上からも、お肌にもたっぷり。
あらら?塗ったそばから、どこからともなく、何匹も蚊が寄ってきました。
花の香りに誘われた?!
虫除けのつもりが、逆に呼び寄せてしまうという結果になり、塗ったばかり頬を刺されました。
その後も蚊は、ドクダミの花チンキなどお構いなしにプーンプーーーンと飛び回り、残念ながら虫除け効果は感じられませんでした。
予防効果はあきらめ、刺されたところに塗布して治癒効果を試してみることにしました。
塗りながら、蚊に刺されるしまつ。
さらに、痒みは引かず、30分後も腫れは引かず。キンカン派の勝ちでした。
ドクダミの葉の焼酎漬けなどで、今後も試していきます。