『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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AROUND INDIA主宰の田村がアーユルヴェーダを学んだ小さな町カンヌール(カヌール) Kannur。
2010年ごろでしょうか、無印良品のキッチンマットの商品ラベルに「インド・カンヌール(カヌール)産」の文字を見つけたときは、本当に驚きました!
カンヌール(カヌール)は、インドの中でも有数の織物の産地で、イギリスやアメリカなど諸外国に輸出しているのでした。
ある日、「きっと好きよ」と友人が工房に連れて行ってくれました。
その大きな工房は、これまで何度も通ったことのある道の脇に建っていました。
大通りに面しています。
外観からは想像できませんでしたが、内部は立派な伝統木造建築!
組合長さんに案内していただきました。
最初に、色とりどりの糸工程があります。
糸の調節に使う棒は、まるでインドで大人気のクリケットのラケットみたい!
チャルカと呼ばれる紡ぎ車で、たんたんと作業を行う職人さんたち。
この工程は、全員女性でした。
ケララならではの、腰巻き布ルンギを身に着けただけ、足元も裸足の職人さんがたくさんいました。
こういう姿を見ると(電気は点いているものの)タイムスリップをしたような感覚に陥ります。
昔から、変わらぬ姿で引き継がれてきたもの。アーユルヴェーダもカラリパヤットゥも、同じように感じることが多いです。
もし今日から電気が使えなくなっても、不便はあれど、ほぼ変わらない生活、仕事、治療が続けられそうです。
近代的なタオルも作っていました。すべて手織り!
タオルは立ったまま、リズミカルに手足を動かして織ります。
女性も若い職人さんも活躍中。
こちらの協同組合 Lokanath Weavers Co Operative Society, Kannur が創設された1955年には、52工房(88名)だったところ、126工房(155名)と増えているのだそう。カンヌール(カヌール)の織物産業は、現代のニーズもうまく捉えて元気でした。
工房には、ショップも併設。
車のシートにかけて使う人が多いインド国旗カラーのバスタオルも、こちらで買えます。
オシャレ感はちょっと控えめですが、カンヌール(カヌール)へお越しの際は、ぜひ織物工房も立ち寄ってみてくださいね。
名 称 | The Lokanath Weavers’ Industrial Co-op. Society Ltd., |
電 話 | +91-497-2726330 |
住所・地図 | No. LL. 99, P.O. Chovva, P.B. No. 3, Kannur Dist. |