『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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長期滞在するなら、携帯電話を持っていると、かなり助かります!
ホテルを予約したり、観光情報を調べたり、人気のレストランを調べたり、列車/バスのチケットを予約したり、現地の人とやり取りしたり、近況を家族にお知らせしたり。日本と無料で電話をしたり、為替の計算をしたり、写真を撮ったり、お天気もわかれば、交渉要らずのタクシーを呼ぶこともできます。
そうそう、インドの電車やバスには「次は〇〇駅〜♬」というアナウンスがかかりません。
数時間単位の遅延もよくある話。
そのため、自分がどこにいるのか検討がつかないと、あと1時間後なのか5時間後なのかまるでわからないということに。。
Google mapなどの地図アプリがあれば、場所を把握できるので便利です。
オートリキシャドライバーと交渉する時だって「すごい遠いよ!」と高い金額を表示されても、「ううん、こんなに近いよ」と切り返すこともできます。
インドでも携帯電話は活躍すること間違いなし。
これまでAROUND INDIAが利用したのは4社。
それぞれについて、入手方法や使い勝手を振り返ってみましょう。
List of telecom companies in India – Wikipediaによると、2017年11月30日現在、インドの携帯会社は、Vodafone-Idea、Airtel-Telenor India -Tata Docomo、Jio、BSNL Mobile – MTNL、Aircel、Reliance Communicationsです。
Jioは新しいSIM。2016年ごろは誰しも「Jio、Jio」と大流行!
町中にも広告が溢れていました。
一気に普及した理由は、無料でSIMを配布したこと。
利用料も他社と比べて激安で、一ヶ月300ルピーで、インターネット使い放題!
ネットは従量制で料金がかさむことが多かったので、映画をたくさんダウンロードするインド人からも大好評。確か一人5枚所有できたので、誰かの分も手に入れてあげやすく、どんどん増えていきました。
AROUND INDIAが利用したのは、2017年5〜7月の2ヶ月弱。
その時はまだJio Simの購入にはインドの正規IDが必要だったので、現地の友人に手伝ってもらいました。
SIM購入にかかった金額は、1000ルピー。
3ヶ月の滞在期間ローミングフリー(インドは広いため州ごとにローミングが必要)、電話無料、毎日インターネットは1GBまで無料。
デメリットは、田舎の圏外率が高いこと。
空港近くなども、ほとんど繋がりませんでした。
インドでは空港に入る時に搭乗券を見せなくてはいけないのですが、ムンバイの空港入り口で、全くインターネットに繋がらなくなってしまい、搭乗券のメールを開くことができませんでした…。
印刷したものも持っていたので大丈夫でしたが、念のためオフラインでも書類を確認できるようにしておくことをオススメします。
2017年12月時点、外国人旅行者もパスポートで買えるようになったと聞きました。
スマホ普及率の高まりと共に、電波が入りづらくなってきているようです。
Airtelは、10年前から変わらずによく目にする大手です。これまでAROUND INDIAが、最も利用してきたのもAirtel。
空港にカウンター設置率が一番高いので、外国人旅行者はAirtel SIMの利用率が高めです。
2017年11月には、ムンバイ空港に降り立ちました。
2016年9月には携帯会社のカウンターは無く、市内に行ってから手に入れるしかなかったのですが、出口付近の目立つ場所に設置されていました。
支払った金額は、1000ルピー。
インド全国で追加料金無しで使えるフリーローミング、1GBインターネット/日。
アクティベートに数時間かかるので、SIMを入れてもすぐには使えません。
指定された時間が経過したら、指示された番号に電話をかけ、パスポート番号などを入力すると使えるようになります。
購入したSIMに電話料金はチャージされていなかったので、翌日、町の携帯ショップでチャージしてもらいました。
州によって料金設定やサービスが異なるので、購入した州以外でチャージする場合は、どこで購入したか伝えるとスムーズです。
Airtelのデメリットは、大手だからといって、一番電波が入るというわけではないということ。
広いインド。万能はありません。
ケララのカラリパヤットゥの師匠のお宅に滞在中は、道路まで出ないとほとんど電波が入りませんでした。
Jio Simでも圏外だった、北インドの郊外ではAirtelも圏外でした。
グジャラート州カッチ地方の村では、1日に一瞬だけ繋がりました。繋がったときも、メッセージは届いても、こちらから送ることはできませんでした。
なんだかAirtelの電波が昔より悪くなっているような…と思っていたら、何人ものインド人が「最近のAirtelは良くない」と言っていました。
Airtelが他社と大きく異なる点は、Airtel Moneyというネットバンクが利用できること。
MY AIRTEL APPというアプリをダウンロードしましょう。アプリのダウンロードページ ≫
デリー、ムンバイ、コーチン(コチ)で利用しましたが、どんどん増えているようです。
Airtelカウンターの検索は、こちらからどうぞ。
BSNLは、国営キャリアです。
そのため田舎に強いのが特徴です。
しかしながら、そこまで利用者が多くはありません。その理由は、利用料の高さと、後払い式が一般的だったこと、チャージできる場所が限られていたことなどがあるそう。
2017年5月、ケララ州コーチン(コチ)空港に電子ビザで入国すると、入国審査カウンターのすぐ後ろに、BSNLのFREE SIM COUNTERがあり、ビザ有効期限内利用可能なSIMを無料でプレゼントしていただきました!
パスポートを渡しただけで、写真も不要だったような。
そのSIMは電話料金が50ルピー、データ使用量50MB分チャージされているアクティベート済みSIM(PRE ACTIVATED)で、すぐ利用開始できて助かりました。
「ケララへようこそ」とあるので、ケララ州だけの限定キャンペーンかもしれません。
※2017年11月、マハラシュトラ州ムンバイ空港から電子ビザで入国したときは、このサービスはありませんでした。
せっかくいただいたけど、その後はJioに変えました。
理由は、当時評判だったJioを使ってみたかったことと、Jioが3ヶ月1000ルピーに対して、BSNLは1ヶ月990ルピーだったからです。なんと3倍!
でも、田舎に行くなら3倍支払ってでもBSNLにする価値が十分にあります。
田舎は、Jio SIMはずーっと圏外。ウッタルカンドの山も、グジャラートの塩湖や村も、ずーっとです。
地元民から「BSNLしか繋がらない」と聞いて、BSNLのSIMを都会に置いてきたことを公開したのでした。
懸案だったリチャージの不便さについても、急速に普及が進むオンライン決済Paytmで簡単になったそう。
ただし、Paytmは現地銀行口座を持っていないと使うのが難しいので、旅行者にとっては依然としてリチャージは不便なまま?
次回ためしたいと思います。
はじめてインドを訪れたときは、国内にもローミングシステムがあることを知らなかったので、乗り継ぎで一泊したマハラシュトラ州ムンバイでSIMカードを購入してしまいました。
翌日、ケララ州へ飛び立ちました。そこから3ヶ月、アーユルヴェーダ病院に滞在します。
国内で買ったにも関わらず、ケララでは常にローミングが必要となり、チャージしてもチャージしてもすぐにお金が足りなくなる始末。
結局ケララのSIMカードを書い直しました。
街中に滞在していたし、当時は通話だけのガラケーだったので、電波も申し分ありませんでした。
4G、3Gの使い勝手については不明です。端末は、日本で購入した海外携帯電話のモベルを使いました。
インドでSIMを入れて電話もできるし、電波もあるのに「インターネットに繋がらない」ことがあるかもしれません。
そんなときの一つの方法として、iphoneでインターネットに接続できない場合は、他社のプロファイルが入っていないかチェック!
それが干渉している可能性が高いので、一旦削除して再起動しましょう。
AROUND INDIAのiphoneには、mineoのプロファイルが入っていたので、それを一旦削除して利用しています。
日本帰国時は、SIMを挿し直すだけでは利用できません。
空港を出る前に、無料wifiに接続して、プロファイルを再ダウンロードしておきましょう。
州が変わると、うまく作動しないことがあります。
そんな時は、電源を切る→SIMを一度抜き差し→再起動。
これだけで、調子が良くなることが多いです。
端末は、SIMフリー携帯を日本から持参するも良し、インドで携帯を買うも良し!
インドは、スマートフォンも各社から出揃っていて、安価なものから高級品まで選び放題です。
2~3万円くらいで、良いスマートフォンが買えます。
最近はOppoとVivoという中国の会社が台頭しています。
中古品は、中身がニセモノだったり、すぐ壊れたり、電波が入りづらいこともあるので、安い正規品の方が保証も付いてておすすめです。
SIMは複数枚所有することができるので、SIMを二枚差せるデュアルSIM端末で、都会と田舎で使い分けるといった使い方も便利そうです。
日本から持っていった端末を利用する場合、LINEやwhatsappなどアプリに登録している電話番号は日本のまま変更することなく利用できます。
2015年ごろ、一時期SIMを購入しづらくなったことがありましたが、最近は簡単に手に入れられるようになりました。
しかし利用者が増えていることもあり、日本より接続状況はよくないです。
上の写真は2年前のデータですが、インドに万能SIMが無いことが一目瞭然ですね。
最近は、AirtelやJioよりも、ideaと合併して第二の規模になったVodafoneが繋がりやすいという話もあります。
都会派は入手しやすさや料金プランなどで選び、田舎派はBSNLを選んでみては?!