『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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ダラムサラは、インドの北部ヒマーチャル・プラデーシュ州にあるヒマラヤの山の町です。
ダライ・ラマ法王の住まう町として知られています。
チベットは、中国の占領により、多くの命が失われ、今でも多くの人々が難民として世界各地に住んでいます。
最も多いのがインドであり、中でもここダラムサラにはインド独立時のネルー首相が亡命政府をこの地に置いたため、今でもチベット社会の中心地となっています。
チベットの首都ラサに対し、ダラムサラはリトルラサと呼ばれることもあるそう。
インド各地にチベット人の入植地があるのですが、今回ダラムサラでお話しする限り、ダラムサラ以外では、ラダック、カルナータカ州、デリーのコミュニティが大きいようでした。
チベットを知るなら、ダライ・ラマテンプルの敷地内にあるチベットミュージアムへ行ってみましょう。tibetmuseum.org
デリーからダラムサラへは、飛行機・電車・バスの方法があります。
AROUND INDIAは、滞在時間を増やすために飛行機で行きました。ダラムサラへは、エアインディア2便。spice jet 2便の計4便運行しています。わたしはspice jetの10:50の便で、3,999ルピーでした。
電車の検索・予約にはCleartripが便利です。
一番選択肢が多く、出費も抑えられます。
バスの検索は、redbusが便利です。ただ、インドの携帯電話番号がないとアカウントを作れないので、現地でSIMを手に入れて手配するか、ホテル・旅行会社に手配をお願いしましょう。
事前に手配しておきたい方は、シゲタトラベルに日本語で相談してみてください。
AROUND INDIAは、現金で支払いたい場合など、redbusに掲載されている会社に直接出向いて予約することも。
AROUND INDIAの2018年インド旅は、南インドのケララ州、アーンドラプラデーシュ州、そして首都デリー、お隣ハリヤナ州と移動しましたが、南インドで会った外国人は、ほんの数名。
デリーからダラムサラに向かう飛行機の搭乗口には、これまでのインド旅で見たことがないほどの西洋人の姿がありました!!
チベット医学だけを目的にしてしていたので、ダラムサラは小さい町を想像していました。
バックパックに詰めてきたのは、主にインド服。周りの外国人はミニスカート、レギンスにピタッとしたTシャツ、ドレッドヘアー、ショートパンツ、ハイカットのブーツなど洋服の人ばかり!服選び失敗?!
機内に乗り込むや否や爆睡してしまい、起きた時は着陸目前でした。
プロペラ機だったからか、かなり揺れていたそうで、具合が悪くなっている人もいました。
乗り物に弱い方は、あらかじめ酔い止めを飲んだ方がいいかもしれませんね。
標高770mの空港から、2,082mのマクロードガンジへは山を登っていきます。
デリーで滞在していたホテルの提携ドライバーさんが、たまたまダラムサラ出身だったので、ご友人に空港送迎を手配してくれていました。飛行機で会ったイスラエル人のサンスクリット語研究者も一緒に向かうことに。いつもは1000ルピーほど払っているそうなのですが、300ルピーでした。二人でシェアしたからだとしても割安です。
ダラムサラは、いくつかのエリアに町が散らばっていて、AROUND INDIAが滞在するマクロードガンジは、山の上の方に位置していました。
ローワーダラムサラと呼ばれる山の下の方の町は、普通のインドの町のようで、マクロードガンジとはだいぶ雰囲気が違っていました。歩いているのもインド人が多め 。
チベット医学暦法大学メンツィカンのクラスメイトの滞在先は、学校だけが目的の人は、空港などからのアクセスからローワーに。他にもやりたいことがある長期滞在者はマクロードガンジ、ダラムコット、バグスなど上にと分かれていました。
マクロードガンジには、西洋人、アジア人、そしてパンジャブ州からのインド人観光客がいっぱいいました。
日本人は少なくて、12日間でAROUND INDIAが会ったのは計4名。
渡航目的も、この町が好きでのんびり過ごしに来た人、ヨガを学びに来た人、チベット語を学びに来た人、ダライ・ラマのお話を聞きに来た人、チベット仏教に興味がある人、瞑想をしに来た人、音楽をやりに来た人、わたしのようにチベット医学を求めて来る人などなど。
ヨガやマッサージは、受けるだけのものよりも、資格を取るなど学ぶコースばかり!
レイキのようなヒーリング、インドやチベット料理、チベットタンカ、マクラメのアクセサリーづくり、紙漉きなどのワークショップも豊富。
小さなプライベートクラス、大きめのスクール、そして本格的なクラスもあります。
図書館で開催されるチベット語などの講座。トゥシタやヴィパッサナーなどの瞑想クラス(両方体験した友人曰く、こちらのヴィパッサナーは清潔度などが、他のヴィパッサナーと比べて残念とのこと。トゥシタはかなりおすすめで再訪したとのことです。)、ノルブリンカ NORBULINGKAでのタンカなどのチベットアートを学ぶクラスなど。
滞在期間や学びたいレベルで選ぶと良いと思いますが、町のいたるところにたくさんの情報が貼られているので、お互いに情報交換して選ぶ人が多かったです。
至るところに宿があります。
ダライ・ラマのティーチング(法話)のときは、かなり予約が困難だと聞いていました。
今回部屋がカビ臭かったので、翌日他の部屋が手配できるまで、別の宿に泊まろうと思ったのですが、ホテルの人が言う通り、どこも満室でした。バックパックを担いで、雨の中宿が見つからずさまよっている外国人カップルも多く見られました。
長期滞在の人たちは、アパートのような長期貸しのお部屋に泊まっていることが多かったです。
あるフランス人女性は、一ヶ月65ユーロほどだと言っていました。
友人の部屋は、簡易キッチンが備わっていて、シンプルながらかなり快適そうでした。
マクロードガンジの中心には、カラフルで美しい建物があります。チベット仏教寺院です。
建物をぐるりと回れるようにマニ車があるのですが、通るたびについ回したくなります。
おばあちゃんの真似をして参拝。大きなマニ車を回して、続いて周囲へ。
慣れない私は、意外な重さのマニ車をうまく回せずモタモタ。
次のおばあちゃんや、お坊さんがみるみる迫ってきます。
でも、誰も急かさず、暖かく見守ってくれます。
そうして、明日もまた回すのです。
チベット仏教のお坊さん、数珠を数えながら歩くおじいちゃん・おばあちゃん。ダライ・ラマの地で仏教に転身したインド人などなど、仏教が大切にされている町です。
世界中から訪れる町なので、ごはん屋さんも充実しています。
チベット料理、インド料理(特にパンジャブの文字が多し)、イタリア料理、カフェなど。
たとえばインド版食べログのZomatoでランチを検索してみると…
Lunch in Dharamshala – Zomato https://www.zomato.com/dharamshala/restaurants?category=9
イタリアンのお店でチベット料理が食べられたり、カフェでインド料理が食べられたり、チベット料理のお店でサンドイッチが食べられたり、いろいろ混ざっている感じがおもしろいです。
カフェは本格的で安い!これにはみんな驚いていました。
東京のカフェで飲むようなラテが、たっぷり入って140円ほど。
インドのスターバックスコーヒーの価格は日本とほぼ変わらず、デリーのカフェも基本的に日本と変わらない気持ちで行くので、ダラムサラのカフェには本当に驚かされました。
数ヶ月単位で長期滞在している人が多いのも納得な居心地の良さです。
マナリで作られているチーズなど、西洋食材も手に入るし、道端では気軽に中華食材や韓国食材も売られています。
お店情報も、これから掲載していきます。
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