今も記憶に新しいのが、2016年にインド政府が発表した高額紙幣の廃止。
しかも4時間後に廃止!
あまりの急さに、市中にはパニックが起こりました。
2016年当時廃止されたのが、当時の500と1000ルピー札の2つ。
代わりに導入されたのが、新しい500と2000ルピー札の2つ。
今回なくすことが決まったのが、2000ルピー札(約3300円)。
確かに2000ルピー札は、日常的にあまり使いやすいものではありませんでしたが、ある程度の額を現金で支払ったり両替する旅行者にとっては、財布が膨らみすぎず保管しやすいお札だったんですよね。
だって、今後の最高額が500ルピー札(約830円)になってしまうと、ATMで10,000ルピー(約16,700円)おろしたらお札を20枚も持つことになってしまうから。
さらに500、200、100、50、20、10と10ルピーに至るまでお札なので、すごいお金持ちみたいになっちゃうんですよね
NHKによると、”当面は引き続き使用できるものの、ことし9月30日までに銀行で別の紙幣に換えるか、預金するよう呼びかけています”とのこと。
10月1日以降は、どうなるのかな?もう少し調べてみましょう。
Forbesによると、”インド準備銀行は銀行に対し、2,000ルピー紙幣の発行を即時停止するよう要請した。国民が2,000インドルピー札を交換するには、次の手順に従う必要があります。”とありました。
- 2,000インドルピー札を銀行口座に入金したり、銀行支店で他の額面の紙幣に交換したりできます。
銀行口座への入金は通常の方法で、つまり制限なく、適用される規定に従って行うことができます。 - 2023年5月23日以降、どの銀行でも、2,000インドルピー札の他の金種の紙幣への両替は、一度に 20,000インドルピーを限度として行うことができます。
- すべての銀行は、2,000インドルピー札の入金および/または両替機能を提供します。2023 年 9 月 30 日まで。
- 国民は2023年9月30日までの時間を利用して、2,000インドルピー札の入金および/または両替を行うことができる。
ふむふむ。両替および入金期間は5月23日〜9月30日まで。
両替は、一回につき20,000ルピー限度。手数料無料。
10月1日以降は利用できなくなると思っていた方が良さそうですね。
インドはルピーを海外に持ち出すことを禁止しているので、「国外で持っている人はいないはず」という前提で行われる施策ですが、2016年廃止時に現金を持っていた人はAROUND INDIAの周りにも多かったのが実情。
国外にいる皆さんが、2000ルピー札をお持ちでないように願っています!
