『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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「ひとりみんぱく」は、地球の歩き方インド版の編集者であり、写真家の松岡宏大さん(Kailas)のご著書です。2024年3月発売!
みんぱくというのは、大阪にある民俗学博物館の愛称。
インドは何語?ナマステってどこでも通じるの?でもご紹介した最高の博物館です。
松岡さんの初代ひとりみんぱくを目にしたのは、たしか日本橋で開催されたイベント「本との土曜日」でご一緒した時のことだったと思います。
「これが個人の所蔵物?!ほんとに”みんぱく”みたい!」と驚きました。ネーミングも秀逸。
そして今回、国書刊行会から出版された「ひとりみんぱく」は、すばらしいクロス装に包まれていました。
本棚に並べても、机に置いていても、かっこいい。
中身も最高なんです。
あまりにキュートな”おかんアート”から、博物館所蔵レベルのモノまで載っていて、すごく楽しい。
どうやって入手するの?!というものもいっぱいです。たとえば、トリシューラ。
下の写真をご覧ください。「空港で揉めた」というエピソードが書かれていましたが、わたしが職員でも止めます。笑
トリシューラの正体は、シヴァ神という神様が持っている槍です。結局、攻撃用に作られたものではなくても、槍なんです。よく空港で通してもらえたものですよね。
アーユルヴェーダ好きとして、AROUND INDIAがぜひとも入手したいと思ったのが、薬草を固めたもの。
チベットのものとミャンマーのものが載っていました。(こちらは書籍でご覧くださいね)
山岳など薬を入手しづらいエリアで、携帯しやすい丸薬を用いることが多いというのと、なにか近いものがあるのではないか…と推察。
いつか出会えたらいいな。
モノたちが、まるで「連れて帰っておくれ」と言ってるみたいに、松岡さんの元へと巡ってくる。
まつわるエピソードがまたおもしろい。いや、おもしろいだけでなく、心がキュッとせつなくなるものもありました。
出版にあわせて開催された展示にいってきました!
会場は、銀座・森岡書店。期間中、一冊のみを取り扱うというユニークな本屋さん。
お名刺代わりにいただいたのは、なんと店主 森岡さんの著作「800日間銀座一周」。銀座散策に出かけたくなる本です。
展示に一緒に行ったgiggleちゃんは、松岡さんと初対面だったのですが、帰り道「すごいね!みんなを巻き込んで話してたね」と言っていました。
モノだけでなく、ヒトも惹きつける、ただモノじゃない松岡さん。
旅好きにも、モノを愛する方にもおすすめの美しい一冊です。