『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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「インドに呼ばれる」「インドは呼ばれないと行けない」という言葉があります。
多くのひとが、インドに行ってみたいけれど、まだ行っていない理由として「インドにまだ呼ばれていない」と言います。
実際、インドは呼ばれないと行けないのでしょうか?
インド研究者の伊藤武先生と話していたら、「三島由紀夫の言葉だよ」「作家だからね。言葉がうまいよね」と教えてもらいました。
本当、インドにぴったりで、かっこいい言葉を生むものですね。
Popaye web掲載のインドに行ける者といけない者/文・横尾忠則に、その名言が生まれた背景が次のように書かれていました。
三島由紀夫さんの死の三日前の電話で三島さんはこんなことを言った。
「インドには行ける者と行けない者がいるけれど、君はそろそろインドに行けるんじゃないかな」
三島由紀夫が被写体になって、細江英公が撮った写真集『新輯版 薔薇刑』に、僕はオダリスク風の裸像の三島がヒンズーの神々によって豊饒の海を背景に天上に導かれる壮大な絵を描いた。その絵を見た三島さんがふと口にした言葉だった。この「インドに行ける者と行けない者」は人から人に伝わって、有名な言葉になってしまった。
現代美術家・横尾忠則さんがインド旅行を通じて旅の真意に迫る。 | POPEYE Web | ポパイウェブ
日本人の三島由紀夫の言葉ならば、このイメージは日本人だけがもっているものかもしれませんね。
AROUND INDIAは、「呼ばれないと行けないんですよね?」と聞かれることがとっても多いのですが、「チケットを買えば行けるよ」と伝えてきました。笑
今、オンラインでチケットを購入して、インドビザを取れば、ほぼほぼ行けます。5日後にはインド。
忙しい?それなら、旅行会社に電話をして、ビザの手配もお願いすれば簡単。
長く休みを取れない?それなら、日本ーインド直行便で行けるデリー/ムンバイ/バンガロール周辺なら、来週末の弾丸インド旅もできるでしょう。
待っていたら、多分行きません。笑
でも、みんながスムーズに行けていたら、「インドに呼ばれる」「インドは呼ばれないと行けない」という言葉はひろがっていなかったと思うんです。
実際、行く気で準備をしていたのに、家族の事情が起こったり、電車が止まったりして行けない人もいました。
急に体調を崩してしまったり、仕事が抜けられないという人もいます。
なぜか色々と面倒が重なる人も…。
でも、そこで「あぁ、呼ばれなかったんだ」とあきらめるか、「もう一度行ってみよう」とするかはあなた次第。
手続きがスムーズにいかないことも、ダブルブッキングされちゃうこともあるかもしれませんが、おもしろがったり、負けてたまるか私はインドに行くんだとがんばれる人は、きっと行けます。
インドでよく言われるのが、Everything is possible。
なんでもできる!
何度も行きたいと思っているなら、きっとそれは「インドが呼んでいる」ということでは?
次の行動に移してみては?