『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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今回のアーユルヴェーダ病院リトリートでは、現地でトリートメントをたっぷり受けました。
そして医師から「帰国後に各自で下剤法を行うように」と指示がありました。
パンチャカルマという浄化療法には3週間は欲しいので、10日間のリトリートではできませんが、少しでも近づけるようにと考えられています。
下剤法のために処方されたお薬は三種類。
処方量や種類は、おひとりずつに合わせられています。
錠剤 + 薬用ギー + 粉薬
下剤法だけでも、およそ9日間かかるプログラム。
家で行うと、現地のありがたみが身にしみます。
病院にいるときは、おいしい食事も用意され、時間もお薬も管理されますが、日常生活では全部自分です。
「この日は会食があるから」とか「この日は仕事で下剤をやるのはむずかしい」などなど、調整が必要になってきます。
AROUND INDIAも先のスケジュールを考えながら、下剤法を優先しながら過ごしました。
下剤法を実行した日は、実は、地球の歩き方 presents 御徒町インドフェスティバルの前日でした。
消化力アップの錠剤は、飲んでいるうちに、胃が軽くなって、消化力が上がっているのがよくわかりました。
飲む前は、特に胃が弱っているとも、消化力が落ちているとも感じていないのですが、飲むと「あぁ、もっとこんなに空くものなんだ」と思うんです。
続いてのギーの工程に入ったら、空腹感はさらにアップ!
起床時の空腹感が特に顕著。
ギーを飲む時は、しっかり溶かすのがポイントです。
最後の下剤は、たっぷりの粉を溶いて飲むものでしたが、案外飲みやすかったです。
ちびちびお湯を飲みながら、便意がくるのを待ちます。
便意がきたら、お手洗いに行って、お湯を飲む。
この繰り返しを計4回。所要5.5時間ほどでした。
途中で、北インドのお母さんに教わった豆粥キチュリーのスパイス&オイル控えめバージョンを、ことこと煮込んでおいて、体がすーっと軽くなってお腹が空いたら、シャワーを浴びて、お粥を食べました。
アーユルヴェーダのトリートメントは一連の流れで組み合わされているのですが、伝統の知恵って、本当によくできてるなと感心してしまいます。