『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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台風19号とタイミングが重なり、アーユルヴェーダ学会は予定していた3日間の内、最終日のみの開催となりました。
1日と言っても、内容は充実!!2日分のスケジュールを組み替え、朝から夕までびっしりと講演/発表がつづきました。
41回目となるアーユルヴェーダ学会テーマは、「日本の!アーユルヴェーダ」でした。
第一部では、「医療のためのアーユルヴェーダ」をテーマに、治療に取り入れている医師や、現代医療の側面からみたアーユルヴェーダのお話。
肥満や体内の炎症がおよぼす病気や、アーユルヴェーダ薬と西洋医学の薬の効き方の違い、日本の医師がインドのアーユルヴェーダ病院に滞在して感じた心地よさ、目と火と水の関係、現代医学とアーユルヴェーダの両側面からみた精神疾患など、各分野の先生方がお話されました。
AROUND INDIAでも、医療関係者からご連絡いただくことも多く、現代医療の立場におられるからこそ見えてくるもの、具体的に求めるものが出てきやすいのではと感じます。
アーユルヴェーダや、その他の東洋医学/伝統医学の知恵が、きっとこれからもっと現代医学と協力しあっていく予感がします。
第二部では、「自分で出来るアーユルヴェーダ」をテーマに、インド・グジャラート州でアーユルヴェーダ医師資格を取られた先生方が、1日の過ごし方ディナチャリヤからピックアップされたテーマでお話されました。インドで7年学んでアーユルヴェーダ医師になられた。すごいことです。
ADHDのお子様が、”うがい”をすることで集中力が増したというお話、20年来の鼻炎が、鼻にオイルを入れるナスヤで1ヶ月で治ったというお話も!
舌磨き・うがい・鼻オイル・鼻うがいなどは、簡単にできて本当にすばらしい技だと思います!一度はじめると止められなくなる方も多いのです。
最後は、日本人アーユルヴェーダ医師たちによるパネルディスカッション。
日本の今後のアーユルヴェーダを牽引していかれるのでしょうね♩
講演会場までの道には、生産者さんのお話を伺えたり、商品をためしたり、オイルうがいやマッサージ、食のカウンセリングなどの体験できるお店が並んでいました。
気になるものがいっぱいで、すぐ立ち止まってしまい、なかなか会場にたどり着けませんでした。
コラボ講座でお世話になっている伊藤武先生は、出帆新社ブースでサイン会を開催されていました!
新刊本シヴァサンヒター、インドネシアのアーユルヴェーダ ジャムゥ、ラーマーヤナカードの本などなど、マニアックでおもしろい本がいっぱい。
お昼休憩には、先生が見えなくなるほどの行列。
スリランカのアーユルヴェーダ病院のブースでは、医師によるコンサルテーションや、ヘッドマッサージ、フットマッサージが受けられました。
診察前にどんな問題がありますか?と気になる健康状態を尋ねられます。
ご一緒した暮らしのアーユルヴェーダベーシック/アドバンス講座のオーガナイザー Kairos Tokyo 郁代さんも私も、アーユルヴェーダを活用しているせいか「ない…健康のアドバイスをお願いします」。という状況でした。それでも、元気な人はより元気を目指すアーユルヴェーダなので、脈診からの情報や、食事や生活のアドバイスなどいただけます。
病院マネージャーのお母様が手作りしたおやつ、ケサリとトフィーもいただきました。
そしてこちらは1日の過ごし方「ディナチャリヤ」コーナー!
ぐるりと廻ると1日の過ごし方がわかる道や、白湯の飲み比べ、セルフマッサージ体験コーナーなど、楽しく学べる作りになっていました。
ランチは、香取薫先生監修のおいしいベジ弁当。
食前の生姜、生のツボクサ、南瓜とパプリカのカレー、生姜と緑豆のごはん、青菜のスパイス炒め、キャベツのポリヤル、玉ねぎのアチャール、ビーツチャトニー、大根と人参のスパイス炒めと、食後のフェンネル。北や南の味が同時に楽しめました!
来年は、大阪で10月2日〜4日に開催です。
学会の前身である会が、大阪で発足したのが50年前になるのだそう。
インドの医師による講演や、感覚器官をテーマにしたセッションなどが行われる予定です。
詳細は、チラシをクリックして拡大してご確認くださいね。