『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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日本アーユルヴェーダスクールで行われた「女性のためのアーユルヴェーダ〜一般的な婦人科疾患への対策と健康増進法(Ayurvedic womens health & Care for common ailments)」講座に行ってきました。
お話しされたのは、アメリカでご活躍中のアヌパマ先生(Dr.Anupama Kizhakkeveettil)。旦那さまもアーユルヴェーダドクターなのだそう。
笑顔がとってもチャーミングな女性で、わたしが学んだケララ州北部カンヌール(カヌール)の隣町のご出身!
わたしがその町の大好きなお寺の話をすると、そこはドクターの一番好きなお寺なのだそう。まさかまさかの偶然。
教わったのは、サプタダートゥという体を作る要素のうち、女性にとって特に大切にしたいラサ(リンパ)ラクタ(血液)について、そして子宮筋腫、子宮内膜症、生理不順やPMSといった多くの女性が抱える不調について。
わたしは初めてのアーユルヴェーダの問診で、重い生理痛の悩みを「胃を治せば治る」と言われて驚いたのですが、それについても納得がいきました。
パンチャカルマ日記2008 vol.1 日本で受けたアーユルヴェーダの問診と治療
あの時きちんと胃を整えて、それから胃の調子に耳をすませるようにしたおかげか、あれから9年間生理期間を楽に過ごすことができています。
胃や消化は大切。本当にそうです。
さて、生理について、どういうイメージをお持ちですか?
面倒くさい?嫌なもの?汚い…と感じている方もいます。
とにかくマイナスイメージが多いですよね。
でも、月一回の自然のデトックスチャンスだと思えば、少し楽しみになるのでは?
カラリパヤットゥ の師匠からは「体が普段より重くなるのが普通だから、ゆっくり過ごすように」と言われていました。
お寺や神様の近くには寄らないことになっているので、カラリの道場へ入るのも禁止。
神棚の下で行うマッサージは、他の人に代わってもらう必要がありました。
アーユルヴェーダの浄化治療 パンチャカルマ では、生理期間中は基本トリートメントはお休みです。洗髪を避けるようにとも言われています。
世の中には、生理中でも普段と同じように過ごせるような便利なツールがいっぱいあります。泳ぐことも、痛みを感じさせないことも、生理日をずらすこともできます。
でも!あえて普段と違うように、ちょっと大切に過ごしてみてはいかがでしょうか?
そして、次にやってくる生理をより楽にするために、それまでの普段の生活を大切にしたいですね。
閉経に関しても、不思議なものでそれまで「面倒くさい」はずだった生理が、無くなってしまうとなると急に「女性でなくなってしまうような寂しさ」や、「更年期障害に対する不安」が強くなる傾向にあります。
でもアヌパマ先生は「無くなったと喜んだらいいもの」「人生の当たり前の流れ」と仰っていました。
この言葉は、年齢を重ねた多くの女性にとって、閉経が楽しみにさえなるような気分にさせてくれます。
たくさんのレメディーを習ったので、現在実践中です。
実体験も併せて、今後の講座でみなさんにシェアしていきたいと思います♩