Tatkal(タットカル)とは?
Tatkalとは、特別に席を確保された、直前予約用の切符のこと。
インドの国鉄Indian Railways(IRCTC)は、長距離列車の利用者が多いです。
そのため、直前に予約を取ろうとしても、かなりの確率でキャンセル待ちになります。
WL(Waiting List)と表記されます。
急に移動が必要になった場合、とーっても困りますよね。
そんな時は、お金は少々高くなりますが、タットカルチケット(Tatkal、タッカル)の購入を検討してみましょう!通常の切符が販売開始される時には売り出されない切符です。
Tatkalの仕組みは、一定数の座席を販売せずに確保しておき、前日に売りに出すのです。
Tatkalは、使いたい人にとっては大助かりのシステムですが、一般の販売席数が減ってしまうということ。
きちんと前もって予約する人にとっては、キャンセル待ちになる可能性が高くなってしまうという、喜ばしくない一面も。
タットカルチケットが売れ残ると、一般のキャンセル待ちの人に割り振られます。
発売タイミングに注意!
注意が必要なポイントは、Tatkalチケットの発売タイミングに、予約を入れられる状態にいなければ厳しいこと。
発売開始時間は、乗車クラスによって変わります。
- AC(エアコンあり)午前10時より
- Non AC(エアコンなし)午前11時より
例えば、8月2日の列車のチケットを購入したい場合、AC(1A/2A/3A/CC/EC/3E)なら、8月1日10時からTatkalチケットが発売されます。
Non AC(SL/FC/2S)なら、8月1日の11時からとなります。
Tatkalの予約方法
駅で購入:Mumbai CST駅の場合
- Resevation Counterの12番窓口に置いてあるフォームに記入します。
下は記入見本です。
・いつ 2017年1月1日の午前10時に駅の窓口で
・誰が 30歳女性のAround Indiaさん
・どの 2017年1月2日発の16345 Natravati Express
・どこからどこまで Lokmanya Tilak Terminus駅→Kannur駅
・どのクラス 2等寝台(2AC)
- 記入したら、窓口で受付番号のようなハンコを押してもらいます。
- 2階の窓口へ持っていきます。
希望の列車やクラスは既に売り切れでしたが、希望に近い他の列車やクラスを探して手配してくれました。
IRCTCの公式サイトの場合
- IRCTCのサイトで、希望の駅名と日付を入力してSubmitをクリックする。
- Select QuotaでTATKALを選択する。
選択すると、青くなります。
- 希望の列車の、希望Classをクリックする。
- 1月2日は、WL5。Tatkalでも既にWL5なので、確実に取れるかはわかりません。。
それでもOKであれば、Book Nowをクリックして進みます。
検索時に利用したMUMBAI CST駅ではなく、Lomanyak Terminus駅発なので、それでも良いかという確認メッセージが出ました。問題なければOKで進みます。
このまま進むと予約になってしまうので、説明はここまで。外国人は、支払い方法が限られるのでご注意ください。
Cleartripの場合
2017年12月、オンラインでの売出しは窓口販売の30分後からになっていました。
- 前日になると、Tatkalが表示されるので、Tatkalを選択してBookに進みます。
NOT AVAILABLEの場合、選択できません。
- 料金の内訳や、予約内容を確認して進みます。
WLにも関わらず、NON REFUNDABLE(返金不可)なのは悔しいですが。
返金不可は、IRCTCの規約によるものだそうです。
Make My Tripの場合
Tatkalの発券手数料(2016年12月現在)
通常の切符代に、Tatkalの手数料が加算されます。
AC 2 Tier(AC2等寝台)の場合、400〜500ルピーです。
Tatkalのキャンセルおよび返金
発券済みのTatkalは、キャンセルは可能ですが、返金は不可です。
希望者が多いと、Tatkalでもキャンセル待ち(WL)となります。
キャンセル待ちの場合は、キャンセルも返金も可能です。
タットカルの状況 | キャンセル | 返金 |
---|---|---|
発券済み | ◯ | ☓ |
キャンセル待ち | ◯ | ◯ |
更にスペシャルなPremium Tatkal
Premium Tatkalは、一部の列車でのみ利用可能です。
これについては、まだ経験がないので不明です。
Premium Tatkalを利用できる列車リスト
Tatkalもダメな時の裏技
1ヶ月も前なのにすでにWLいっぱい!だったり、タットカルの発売時間が移動中だったりすると、列車を諦めたくなりますが、Tatkalまで待たずにチケットを手に入れる方法がありました。
それはコネ。旅行会社によっては、コネでチケットを取れるのだそう。
外国人だとふっかけられそうなので、現地の人に料金を確認してもらったところ、IRCTCから直接買うと約2500ルピーのチケットが、旅行会社では3500ルピーとのことでした。
1000ルピーの差で、Tatkalを待たずに確保できる。絶対に取りたい場合に使えますね。
チケットが取れなくて困っているときは、現地旅行会社にダメ元で確認してみると良さそうです。
またはバスなどに切り替えましょう。
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