『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
Amazon
『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
オンラインストア
2016年よりケーララ(ケララ)州でFat tax(肥満税)という税が、インドではじめて導入されました。
ケーララ(ケララ)州の肥満税とは、
人や生活ではなく、肥満の要因となるジャンクフード購入時にかかる税のこと。税率14.5%。
ここでのジャンクフードの定義は、ハンバーガー・ピザ・ドーナツ・タコスなどを販売する、マクドナルド・ケンタッキー・バーガーキング・ドミノピザなど、大手ファストフードチェーン店のことのようです。
ケーララ(ケララ)に特別肥満の人が多いかというと、わたしはそうは感じていなかったので驚きました。
太っている人は「お米いっぱい食べるからね♩」と、ごはんの食べ過ぎが理由だと話していることが多かったです。
でも、市街地にファストフードチェーンのお店が年々増えていることは事実。
増えているということは、食べる機会が増えているということですよね。
Kerala’s Fat Tax: What will it take to win the fight against obesity? | Hindustan Times
に掲載された調査によると、
比較に出たパンジャブ州は、乳製品が豊富でギーをよく摂取し太りやすい環境だそうで、デリーで会ったパンジャブ出身の女性も「パンジャブにいた頃は太っていたし、戻ったら絶対太る」と言っていました。
下図の調査では、ケーララ(ケララ)もパンジャブも入っていませんが、ゴア州とタミル・ナドゥ州の肥満率も高いですね。
pin
ちなみに、日本の肥満率(BMI≧25 kg/m2)は、平成26年の厚生労働省の調査によると、
女性 21.3%、男性 28.7%という結果。
2012年から、インドでは太り過ぎの定義を23 kg/m2に下げて設定したようなので、それを元に計算されているのであれば、日本の方が肥満率が高いという結果になりますね。
また、日本では女性より男性の方が肥満率が高く、インドでは男性より女性の方が肥満率が高いです。
先日ケーララ(ケララ)で、はじめてインドのKFC体験をしてきました。
レシートを見てみましょう。
チキンとパンを頼んだら222ルピー!高い!
詳細を確認してみると、そのうち肥満税が26.68ルピーでした。
その他もろもろの税11.04ルピーと、立派な紙袋代5ルピーが加算されていました。
大手ファストフードチェーンは、一般のインド料理の食堂と比べると、元々高価です。
それを日常的に食べられる人にとっては、14.5%はあまり痛手ではないような気もしますが…。
果たして数年後、肥満率は下がるかな?
コメント