『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
近日発売予定
最近ちょこちょこ「荷物をたくさん持ち帰りたいのですが、どうやって持ち帰っていますか?」というご質問をいただくので、AROUND INDIAなりの方法をご紹介します。
インドから液体を郵送するのがむずかしくなってしまったので、基本的に自分で持ち帰るようにしています。
だから定期的にインドに行っています。
アーユルヴェーダ講座の教材も大量に必要だし、師匠が作る最高のオイルも、伝統医の友人が作るすばらしいオイルも常備しておきたいし、パウダー類は消費期限が短いからなどなど、持ち帰りたいものが必然的に増えます。
ここ最近の持ち帰り量は、平均80kgくらいでしょうか?
本当はもっともっと持ち帰りたいものがあるのですが、一生懸命抑えています。
AROUND INDIAは、液体以外もできるだけ 1. 自分で持ち帰る ようにしています。その理由は、
友人が、ネパールへ行ったときのこと。
かわいいものをたくさん買って、その後の旅に不要なものを一緒に詰めて、大きな荷物を日本へ送りました。
日本帰国後に、届いた荷物を確認すると、なんとネパールで買った新品がすべて抜かれていました。
一般の郵便だとよく聞く話だったのですが、DHLでさえも…。
損害は補償されたとしても、現地で出会ったものはもう手に入らないのです。
伝統医の友人が、インドの郵便局からお薬を送ってくれました。
なかなか届きません。荷物を追跡してみると、ギリシャのアテネの郵便局に到着し「配達完了」となっていました…。
日本の国際郵便局に調査を依頼すると「調査ができるのは、日本に入国した後のもののみ」とのこと。こういう場合、発送元のインドと、到着先のギリシャに調査してもらうしかないそうなのです。ギリシャもアーユルヴェーダフレンドがいたので手伝ってもらうことができましたが、知り合いがいなかったら、どこにどう連絡したらいいのやら?!
結局、友人たちの調査でも発見されず、あきらめて数カ月が経ったころ、なぜか発送元のインドの伝統医の元に戻ってきました。
そのとき伝統医の友人は、作った薬が無駄にならず戻ってきたことを感謝していました。無駄になった送料のことなど、一切不満がないのです。
起こったことに対して「どうして?」ではなく、ただ受け入れて感謝しているのがすごいと思いました。
話はそれましたが、そんな経験から、替わりが効かないものは、なるべく自分で持ち帰るようにしています。
100%確実な方法はありませんが、持ち帰れる確率を高くするために。
インドの国内線の預け入れ容量は少ないです。
Indigo Air、Spice Jet、Go Air、Trujet、Vistaraなど、どの航空会社でも、預け入れ15kg+機内持ち込み7kgとなっています。これは外国人旅行者にはきびしいです。
でも例外もあります。Air IndiaもしくはAir India Expressの場合、25kgです。
Vistaraは、Standardの場合15kg、同じエコノミーでもFlexiにすると20kgになります。
あまりに荷物が多い時は、電車・バス・自動車を検討してみても。
荷物を測る方法は、いくつかあります。
AROUND INDIAは、いろいろ試した結果、いまは小さいはかりを持っていっています。荷物を測りながら荷造りしたり、体重計のない宿で人に貸したり活躍の出番は多いです。
↑何年かMOBOという商品を使っていますが、イチオシなわけではありません。
もしかしたら初期不良だったのかもしれませんが、一度目の旅行からエラーが頻発してしまって。
あと、旅行中にバッグの中でボタンが押しっぱなしになっていたのか、使おうとしたら新しい電池なのにもう切れていたなんてこともありました。ちょっと面倒ですが、電池を外すようにしています。
ボールのような厚みがある形状も、ときにデメリット。
次に買うなら、日本のはかりメーカー ドリテックのものにすると思います。
電池切れが気になる人は、JTBの電池がいらないタイプもあります。振って充電。
スーツケースベルトに付属しているものもあります。
なんとAVVAの製品は、なんとスケールを単体で取り外せてしまいます。これなら、スーツケース以外も計れて便利です。
ただ、付けたまま預け荷物にすると、インドで手荒に扱われると衝撃で壊れちゃうかも?!
AROUND INDIAは、飛行機で移動するときは預け入れ重量(checked in baggage)を増やすことが多いです。
預け入れ量が多いのは、先述したAir Indiaです。
日本人からあまり人気がないようですが、AROUND INDIAは好き。
しかし現在、倒産の危機…。がんばって続けてほしいです。
超過料金を支払うことで、荷物容量を増やせます。
以下は、Spice JetとIndiGo国内線の追加料金です。
(24時間前までに事前支払いをした場合)
3kg 1200ルピー
5kg 1900ルピー
10Kg 3800ルピー
15Kg 5700ルピー
30Kg 11,400ルピー
Go Air国内線は、5kgからの設定でした。
5 kg 1,900ルピー
10 kg 3,800ルピー
15 kg 5,700ルピー
30 kg 11,400ルピー
Air Indiaの国内線は、http://www.airindia.in/excess-baggage.htm によると1kgにつき500ルピー+税かかります。
チケットを持っている場合、たしか事前支払いで超過分を購入できたはず。
Air Indiaと日本を結ぶ国際線の場合、もともと23kgを2個預けることができます。
席のグレードをビジネスに上げると、32kgを2個預けられるようになります。
インド→東京便(エコノミークラス)の超過料金
重さや大きさが増えた場合は以下の通りです。
ANAのプレミアムメンバーになると、同じ航空連合スターアライアンスに加盟しているAir Indiaでも、自動的に上級会員資格が適用され、Air India国内線で20kg追加で預けられるようになります(25kg + 20kg = 45kg)。
国際線の場合は、1個増やすことができます(23kg x 2 + 23kg = 69kg)。
Air Indiaの会員(Frequent Flyer)になることでも容量を増やせます。
Silver Edge 10kgもしくは1個追加、Golden EdgeとMaharajah Clubが20kgもしくは1個追加。
Silver Edge Members are permitted a privilege of 10 Kg or 1 Piece extra as per cabin class, respectively for Weight concept & Piece concept on AI flights only.
Flying Returns Programme and Advantage
Golden Edge and Maharajah Club Members are permitted a privilege of 20 Kg or 1 Piece extra as per cabin class, respectively for Weight concept & Piece concept flights of Both Air India and Star Partner flights.
ANAは国際線のみで、インド国内線の運航はありません。
エコノミークラス利用の場合、基本23kg x 2個、手荷物 10kg。
超過料金10,000円で、1個追加できます。(航空券ご購入完了後~旅程の第1区間出発時刻の6時間前まで)
プレミアムメンバーは、さらに1個追加できます。
AROUND INDIAは、この方法を使うことが多いです。
10,000円を追加で支払って、23kg x 4個 +10kg = 最重102kg。
クラス名 | 無料重量 | 無料個数 |
エコノミー/ プレミアムエコノミー | 23kg | 2個 |
ビジネス | 32kg | 2個 |
ファースト | 32kg | 3個 |
プレミアムメンバー | + 1個 |
エティハド航空は、もともとの預け荷物が30kg。持ち込み荷物が7kg + 5kg=12kgとなっています。
追加できる最大量は35kgでした。
荷物1つの上限は32kgなので、35kg追加する場合は、15kg+20kgのように個数を増やせるのかなと想像します。
ケーララ(ケララ)北部からアブダビへの便で計算すると359ドルでした(日本は選択できなかったため、アブダビー東京間の追加支払いについては確認要)。
通常の42kgに、35kgの荷物を追加すると、機内持ち込みを含んで合計77kgまで、エコノミーで持ち帰ることが可能なようです。
荷物超過料金359ドルは高いですが、乗り継ぎの時に荷物を受け取る必要がなく、ドバイ空港で快適にインド便を待てるなど、エティハド航空を利用する大きなメリットがあります。
ケーララ(ケララ)北部に行く方、ケーララ(ケララ)がはじめての方、アーユルヴェーダを学び/治療を受けるのが目的の方には、やはり一番おすすめ。
数の航空会社をまたぐ乗り継ぎがある場合、便ごとに支払いが必要となる場合があります。
各航空会社に確認しましょう。
インドの国内線を利用した後、24時間以内に国際線に乗る場合、国内線の超過料金が激安になります。
24時間前までの、事前申請が必要。
AROUND INDIAは荷物が多い時は、この24時間以内を有効活用します。
8kg 1200ルピー
15kg 2000ルピー
30kg 4000ルピー
8 kg 1000ルピー
10 kg 1,250ルピー
15 kg 1,500ルピー
30 kg 2,500ルピー
goAirの場合、24時間以内に国際線に乗ると証明するだけで、8,900ルピーも割引になるわけです。
30kg 11,400ルピー→2,500ルピー
Spice Jetの場合、24時間以内に国際線に乗る場合、15kg無料で追加できるようです。
AROUND INDIAが利用した時は、24時間以上前の事前申込みと支払い、および空港のカウンターでの国際線チケット提示が必要でした。
かなりお得なので、航空会社の最新の情報を確認しながら、うまく活用してみてくださいね。
別送品とは、本人が本人宛てに送る荷物のことです。
すなわち、インド滞在中に日本の自宅へ送る荷物のこと。
参考:別送品手続(渡航先から荷物を送る) : 税関 Japan Customs
宅急便と別送品の違いは、20万円まで免税になる可能性があるというところ。
免税になるのは、持ち帰った荷物と合わせて、申告金額20万円以下まで。
自分から自分宛に送るだけでは、別送品にはなりません。
外箱に「別送品(Unaccompanied Baggage)」と目立つように書くこと。
さらに、インボイス(送り状)にも「別送品(Unaccompanied Baggage)」と明記します。
誰かに依頼したり、お店から後で発送される場合は注意が必要です。販売店と宅配会社に伝えましょう。
品物の外装、税関告知書、送り状などに「別送品(Unaccompanied Baggage)」の表示がないと、「別送品」とは知らないまま宅配業者が小売店等から運送を請け負い、日本で「別送品」扱いしないまま輸入通関を終えてしまうケースがあります。
別送品手続(渡航先から荷物を送る) : 税関 Japan Customs
以前、ジャイプルで購入した手しごとのすてきな布で自分用の服を仕立ててもらいました。
当時は別送品というのを知らなかず、できあがってから送ってもらう約束をして、送料に1万円ほど支払って帰国。
到着時1万円以上課税されて、結果、高級な服になってしまいました。
旅行中に荷物を送る場合は、別送品をうまく活用してくださいね。
送るだけではダメですよ。入国時に「別送品あり」と申告も必要です。
別送品の詳しい手続きについては、税関のページを参照してくださいね。
別送品手続(渡航先から荷物を送る) : 税関 Japan Customs