『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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まだ夜が明ける前のムンバイ。ペコペコのお腹で町を歩いていると、2つ並んだ大きなお鍋を見つけました。中を覗くと、わたしの大好きなポハ(Poha)でした!
Poha ポハとは、乾燥米、ライスフレークのこと。炊いたお米をプレスしてたものです。
メニューに乗っているポハは、これをチャーハンみたいなイメージに調理した食べ物です。北インドでよくみかけます。乾燥したお米を使っているので、ハラっと軽い食感です。
ケーララ(ケララ)州ではポハではなくアワル(Aval)とかアヴィル(Avil)という名前でした。ポハは白いお米を使っていると思いますが、米食文化のケーララ(ケララ)では色付きのお米が多い気がします。
カラリパヤットゥの師匠のお宅に滞在中、時々ごはんに登場しました。この日は、タピオカ芋のカレーのようなものに、そのままかけて食べました。スナックのようにそのまま食べる姿を見ることも。
見た目は玄米フレークのようですが、パリパリしてなく軽く柔らかい感じです。変わったレシピだと、ミルクシェイクもあります。
他にも、ラジャスタン州ではPoya、オリッサ州ではChuda、ビハールではChiuraと名前が変わるのだそう。Pohaはヒンディー語だからメジャーな使われ方をしているのですね!
さて、お店のお鍋に戻りましょう。ポハの横のお鍋の中身はハルワでした。
ハルワは、ケーララ(ケララ)州ではゼリーっぽい甘いお菓子を指します。デリーで食べた人参のハルワは甘く煮詰めたおやつ。基本的に甘いデザートのイメージだったので、朝食メニューなのがちょっと意外。
ここにチャイを合わせたら甘すぎるかな?
その辺に腰掛けて、どちらも食べてみましょう。
あぁ、おいしい!やっぱりポハ大好きです。
ハルワもおいしい!甘さ控えめで優しくて、朝食にもぴったりでした。
食べていると、店員さんがポハの鍋に、何か赤いものを散りばめはじめました。
何ナニ??なんと、フレッシュなザクロ!
インド雑学:ザクロよく食べます
わたしも食べかけのお皿を持っていって、乗せてもらいました。
すると!新たな爽やかな風味が加わって、さらにさらにおいしくなったのです。
見た目もずっとステキになりました。
このお店のお兄さんは、とっても無愛想です。
でもチャイもおいしくって、その後もまた飲みに行きました。
他の場所でも、いくつかこのポハとハルワのお店をみました。
ムンバイでは定番の組み合わせ?!