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なかなか驚きのニュースが入ってきましたよ。
みなさんは「バーラト」と聞いてインドを想像できるでしょうか?
AROUND INDIAは、昔インド地図にバーラトと大きく書いてあるのを見て、なにを意味するのかわかりませんでした。
バーラトはインドの国名です。
日本も、国外ではジャパンと呼ばれているように、国内の通り名と外国からの呼び名が異なるのはよくあることです。
ではなぜ今「インドの国名が変更するのか?!」と世間がザワつきだしたのかというと、9月10日にインドで開催されるG20首脳会議に合わせた夕食会の招待状に、バーラト大統領と記されていたんだそうです。
これまでは外国向けにはインドと表現していたにもかかわらず、今回突然バーラトだったから、「ひょっとしたら国名を変えるのではないか?」と憶測が飛びかっているというわけです。
インドは、植民地時代の呼び名を元の名に戻すという名目で、各地の地名を変更してきました。
完全に置き換わるわけではなく、複数の呼び名が混在している状況です。
チェンナイはマドラス、トリヴァンドラムはティルバナンタプーラム、カルカッタはコルカタ、ボンベイはムンバイ、カリカットはコーリーコードなどなど。
ただバーラトの場合は、これが元々の呼び名でインドが植民地時代の呼び名というわけではなく、ロイター通信によると”どちらの名前も 2000 年以上前から存在”しているとのことなのです。
わざわざ変更するのは、やっかいな政治的な思惑が絡んでいるみたい。
ただし鶴の一声で、ある日突然「今日からバーラトです!」とはならず、
変更には”インドの国名をバーラトのみに変更するには憲法改正が必要となり、上下両院の3分の2の多数で可決する必要がある”とのこと。
もしバーラトに変更になっても、結局はインドという表現が使われることが多いんじゃないかなぁ?とAROUND INDIAは思います。
ただこの一件は、インドの政治を荒らすかもしれませんね。