
『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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AROUND INDIA 田村がインドネシアのジャムゥと出会ったのが、今から約20年前。
バリ島で、ガイドのスダルマさんの暮らしぶりを見せていただくことになり、近所の小さなマーケット(パサール)へ買い出しにいきました。
レトロかわいいパッケージが並ぶ屋台があり、ジャムゥを初体験。
かゆそうな人、体がばきばきに疲れていそうな人、マッチョな男性、セクシーな女性など、パッケージを見ると何に効きそうかだいたい予想がつきます。
購入すると、お店の人が温かい飲み物にしてくれました。
見た目はちょっと泥っぽい。でも味は飲みやすかったです。
口直しのお茶が付いてきました。
茹でとうもろこしなどを買って、スダルマさんのお宅を訪問。
帰り道、平和に歩いていたところ、急にお腹がぐるぐるなりはじめました!
冷や汗が吹き出してきて「これはまずい!」と、のんびり歩いている人々をかきわけて、必死に宿泊先のタンジュンサリホテルに辿り着きました。
素敵なバンガローでのんびり過ごすはずが、トイレとベッドを行ったり来たり。
ホテルでいただいた薬は効かず、翌日はルームサービスを利用して1日部屋で過ごしました。
でも、その次の日は日本に帰らなくてはなりません。
スダルマさんが、また別のジャムゥ屋さんに連れて行ってくれました。
飲むとすぐ、キュッとくるお腹の感じがおさまりました。
まるで嵐が通り過ぎたような感覚。
飛行機に乗りこんで、すぐ眠りました。寝ていればなんとかなると思ったのですが、ジャカルタでの乗り継ぎのとき、また大波がきました。
結局その時のジャムゥの効き目は数時間でしたが、あれほどの波がすーっと引いたのには驚きました。
伊藤先生とのコラボ講座でお世話になっている主催Yajのマーリニーさんから、ジャムゥのオイル「MINYAK OLES BOKASHI」をいただきました。
ボカシオイル、たしかバリ土産として買ったことがあるような……。
でも当時はまだアーユルヴェーダを習っていなく、オイルのパワーに気づいていませんでした。
箱を開けた、なんとオイルだけでなく、ブレスレットも入っていましたよ。
オイルをブレスレットに塗るのかな?
オイルは、レモングラスやミントの爽やかな香り。
さらさらしていて、お肌にすーっとなじみます。コリ、痛み、虫刺されなどに効きそう!
そもそもボカシオイルとは?ジャムゥとは??
AROUND INDIAが講座でコラボさせていただいている伊藤武先生は、ジャムゥにも造詣が深く翻訳本も出しており、インドネシアで毎年過ごされているので伺ってみましょう!
ボカシオイルは、薬草を絞ったものをぼかす方法で作られているのだそう。
日本でEM技術を学んだ博士が、インドネシアのジャムゥに活かしたもので、誕生は古くないものの、インドネシアではとても浸透しているんですって。
ジャムゥ文化のあるインドネシアで、それだけ愛され続けているのですね。
そして、ジャムゥ自体のルーツは、なんとインドのアーユルヴェーダ!!
母から子へとレシピが受け継がれてきた、伝統の薬草治療で、昔ながらのジャムゥ売り(ジャムゥゲンドン Jamu Gendong)は、背中にしょったカゴに自家製のジャムゥを入れて売り歩いていたのだとか。今のバリ島ではお店売りが多いそうですが、ひょっとしたら他の島では健在かもしれません。
治療には、マッサージなども行うそうです。
ご本には、元々のジャムゥ売りのこと、ホームレメディなども掲載されていておもしろいです!
材料も、最近ではアジア食材店でフレッシュ素材も手に入るようなものも多く、どこか遠い国の情報ではなく実際に試してみることができます。
一番意外な処方が、スプライトを使った風邪のお薬。
ぜひチェックしてみてくださいね。
The Jamu Lady – Murni’s in Baliによると、バリでも昔はよく見かけたジャムゥレディは、今でもジャワ島で見ることができる。伝統的なバティックの衣装を身にまとい、背中にしょった竹のカゴいっぱいにお手製のジャムゥが入っているとのこと。
ジャカルタ市街の高級住宅街で会えるそうです。
ジャムゥには、卵、牛乳、蜂蜜、ロイヤルゼリーなどが材料として用いられることもあるそうなので、ベジタリアン/ビーガンの方は注意が必要ですね。
追記:
その後ジャワ島のジャムウに詳しい方と知り合いました。
ジャワ島では現在も健在で、女性たちが売り歩いていて、ひとびとはお気に入りのジャムウ売りがいるそうですよ。出勤前に一杯といった気軽な感じで飲めるんですって。
ボカシオイルはPak Ole社から出ています。
ウェブサイトは全てインドネシア語。地元で愛されていることがよくわかります!
患部に1日2~3回塗布する
アロマオイルとして、不快な臭いを取り除く
マッサージオイルとして
お風呂に数滴落として
これだけではなく、更に300を超える自然材料が含まれているんですって!
さて、まずは肩や首など疲れているところに塗ってみましょう。
さらりとしたオイルで、しみ込みが良いです。
今はココナッツオイルベースのオイルが固まる季節なのですが、ボカシオイルはココナッツオイルベースにもかかわらず固まっていません。真冬はどうなるかなぁ?
レモングラスのようないい香り。
いろんな人に感想を伺ったら「虫除けになりそう」「悪くない」「ハーブのような香り」とのことでした。
オイルをたっぷり塗ってマッサージすると、ぽかぽかと血行がよくなってきました。
マッサージの仕方については、以下の記事をどうぞ。
10分ほどおいた後、自然の石鹸で洗い流したら、滑らかなお肌になりました。
いい感じに香りも残っています。
体に塗ってマッサージをしてから、温かい湯に入浴するのも気持ち良さそう。
バリには、ボカシオイルの原料に砂浴のように埋まる発汗トリートメントもあるそうです。
その前にボカシオイルのマッサージを受けると、さらに効果的とのこと。
アーユルヴェーダのオイル⇒温めと同じ流れです。
同梱されていたブレスレットは、EM ceramics社の電磁波をカットするブレスレットだとわかりました。
日本で販売しているEMセラミックの電磁波予防ブレスレット | ピュアラバリ に詳しい説明がありました。
EM菌と薬草エキスを練り込まれた土を、たっぷりと使用。ゆっくり5時間かけ、1,200℃の温度で焼き上げました。
また、EMセラミックには『抗酸化作用』がたっぷりと入っているので、お肌やカラダの敵『活性酸素』をやっつけ、血行を促進しサラサラ血液に~♪血のめぐりがスムーズになると、肩や背中にたまりがちな余分なモノもスッキリと流れ、肩こり・腰痛・リウマチはもちろんのこと冷え性にも◎。免疫力をアップしカラダの中からキレイに、そして、バランスを整えながら元気にしてくれちゃうというワケ。
amazonにも売っていました!少量からのおためしには、12mlのミニボトルも。