『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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Indian Coffee Houseは、インド全土に約500店舗も展開しているチェーン。
珍しいのが、一連の労働者協同組合によって運営されているということ。
はじまりはイギリスの統治下にあった1940年代。でもインド独立を経て1950年中頃になると、コーヒー局の決定により、いくつもの店舗を閉めなくてはいけなくなったそうです。
そこで従業員を救うために立ち上がったのが、AROUND INDIAの師匠がお住まいのケララ州カヌール出身の政治家 Ayillyath Kuttiari Gopalan氏。
インド各地で労働組合の設立をすすめ、現在のように広まっていったという、インド独立の歴史が感じられるお店です。
労働組合のお店といっても、誰でも行きやすい良心価格のお店で、朝食から夕食まで食べられます。
店舗によって雰囲気が違うのもおもしろいのですが、アイコニックな存在が給仕する方の衣装。
ターバンを被っていることが多いです。
By Jackol – https://www.flickr.com/photos/jackol/26590805, CC BY 2.0, Link
このお店はセントラル駅のすぐ近くという便利な場所にあります。
お腹が空いてなくても、ぜひ寄って欲しい!
まず少し離れたところから、建物を見つけると、「おぉ!」とうれしくなります。
イギリス生まれのインド人建築家、建築界のガンジーとも呼ばれる Laurie Bakerによる設計です。
店内に入ると「こうなっていたのか!」と発見があります。
階段がなく、延々とスロープで上がっていく造りが楽しい。
ボックス席が並び、中心部にはお手洗いがあったりするのです。
カメラを通してぐるぐる回廊を歩いていたら、少し目が回りました。
最上部まで行くと、店員さんが休憩していました。
この建物、外観は一色なのですが、内部はエリア毎に色分けされていて、そこがまたかわいい!
この建物は、設計したローリー・ベイカーの理念である、その土地で手に入るものを使い、エネルギー効率がよく、コストを抑えた形で造られています。
彼の文書の中にも、大きな窓を作るよりも、このような光が差し込む小窓にすることでコストを削減する方法などが書かれていました。
気軽に来られる名建築。
名称 | Indian Coffee House, Trivandrum |
時間 | 6:30 – 22:00 現地の休みによって変動の可能性あり。要確認 |
住所・地図 | opp. Railway Station, Overbridge, Thampanoor, Thiruvananthapuram, Kerala 695023 インド |
こちらは数年前にテイヤムを通年行っているパラシニカダブの近くにオープンした店舗。
高級そうな見た目ですが、やっぱり中身は良心価格。
駐車場もあり、店内も広々。ベジレストランと、ノンベジレストラン、バンケットホール、ホテルもついた複合Indian Coffee Houseです。
時代を経て古くなった店舗は、徐々に閉店したり改装されて新しく生まれ変わっているそうなので、早めに訪れておきたいところ。
各街で探してみるのもおもしろそう。
By Nahid Sultan, CC BY-SA 4.0, Link