『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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今回は、スリランカで買ってきたナチュラルな虫除けスプレーを試してみたいと思います。
作っているのは、スリランカのアーユルヴェーダ会社Siddhalepa(シッダレパ)社。軟膏が特に有名な会社です。
スリランカではトリートメントも体験してきたので、そちらの記事もどうぞ。
スリランカは、マラリア根絶を宣言された国ですが、現地の友人は「国内旅行に出かけるとき携帯式の蚊帳を持っていく」と言っていました。
理由は「宿に、蚊帳がない/破れている可能性がありマラリアが危ないから」とのこと。
実は、都市コロンボで発症する例も多いんですって!
田舎に行かない人も、ある程度の注意が必要ですね。
以下、外務省の情報です。
マラリア
2016年9月にWHOがスリランカにおけるマラリア根絶を宣言した。マラリア予防薬を服用する必要はありません。しかし、年間100例程度のインド等からの輸入例が発生しており、マラリアを媒介するハマダラカは完全に駆逐されているとは言えません。輸入例と言っても、デング熱やチクングニア熱と同様、発症患者を吸血した蚊を媒介して家族内等で伝染することもありますので、夜間も同様に蚊対策を怠らないようにして下さい。
ジカ熱
デング熱や日本脳炎、黄熱などと同じフラビウイルス科に属するジカウイルスによっておこされるジカ熱も、デング熱と同じネッタイシマカなどのヤブカが媒介します。蚊に刺されて2〜7日後に発症し、発熱、頭痛、関節痛、結膜充血、皮疹が3〜12日間程度持続しますが、デング熱より軽症で入院が必要なことは稀です。有効な治療はなく、対症療法のみです。妊婦に感染した場合、胎児に小頭症を起こす可能性があり、性交渉で感染者の体液から、また輸血での感染も報告されています。治癒2ヶ月後でも体液にウイルスが認められた例があり、米国CDCでは性感染症と位置づけています。 https://www.cdc.gov/zika/prevention/sexual-transmission-prevention.html
外務省
現在スリランカで、アウトブレイクや報告例はありませんが、ジカウイルスを媒介するネッタイシマカが発生している地域であり、注意が必要です。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/srilanka.html
さて、そんな南国スリランカで作られた蚊除けスプレー MosAway(モスアウェイ)を使ってみます。
原料は、水、シトロネラオイル、レモングラスオイルの3つ。シンプルです。
肌に塗ると少しベタつきがあり、塗った場所がわかりやすいです。
しっかり検証できるように、今回はたっぷり塗布します。
蚊は足の裏で判断するという研究があるので、洗ってから足の裏にも指の間にもMosAwayをたっぷり塗布しました。
芝生の上で、読書しながら10分間過ごします。
すぐさま、ウーーーンと蚊が数匹寄ってきて刺されました。かゆい。
でも、たまたま塗り損ねたところなのかもしれないですね。引き続き待ってみましょう。
10分後。
腕、足、足の裏、すべて刺されちゃいました。計10ヶ所。
数を減らす効果はあったかもしれませんね。でも残念ながら、万能蚊除けとはなりませんでした。
刺されたところにMosAwayを塗ると、かゆみも腫れもおさまりました。
刺された後のケアに使えそうです。
昔、蚊にたくさん刺されてしまう私のために、インドのアーユルヴェーダドクターが特別なオイルを作ってくださったのですが、そのときもたくさん刺されてしまいました。
当時ほどは刺されなくなりましたが、これからもナチュラルで効果の高い虫除け探しの旅はつづきます。