『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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ムンバイは、インドの中でもホテル代が高いです。
この金額でこのクオリティ?!という宿だったり、日本の方が安い!と驚いてしまうこともあれば、荷物が広げられないほど狭かったり。
手頃なホテルのラグジュアリーという謳い文句や、ウェブサイトに掲載された写真はあまり信用できません…。
そんなムンバイでおすすめの宿が、今回ご紹介するResidency Hotel Fortです。
2016年ムンバイ名物のガネーシャ・チャトゥルティ(Ganesha Chatruti)祭のときに滞在して、とても快適だったので2017年12月に再訪です。
ホテル前にタクシーをつけると、見知った顔のスタッフが気づいてくれました!
「久しぶりだね。お帰り!」
毎日大勢のお客さまを相手にしながら、覚えていてくれるなんてうれしいことです。
チェックイン時、ウェルカムドリンクとして、冷えたミネラルウォーターとミランダ(Miranda、オレンジ味の炭酸)と、スナック(マサラ味のポテトチップス)とお手拭きが渡されます。
昨年はまだ建設中だった4階建ての新館の最上階の最奥の部屋に通されました。
「こんなにいいお部屋?」と思ったら、いろんなスタッフから「ラッキーだね」と言われたので、アップグレードしてくださったみたいです。
エレベーターはまだ設置されていなかったため、わたしの大量の荷物を持って上がるのにスタッフが苦労していましたが、通常の昇り降りは問題なしです。(1年後くらいに設置見込み)
広いお部屋。
トイレ・シャワー別。洗面所を挟んで右手に大理石のシャワールーム(ハンド/据え付けあり)、左手にトイレです。両方ガラス貼りですが、洗面所自体に鍵ができるしっかりとしたドアがついているので、同室の人がいてもプライバシーは保てます。
湯量もたっぷり!
アイロン、お湯ポット、紅茶、コーヒー、毎日2ボトルのミネラルウォーターが用意されます。
タオルもベッドも清潔でふっかふか。テレビはベッドの幅ほどもある大きさ。
wifiもほぼ良好!今回の滞在で一番快適です。
クローゼットの中には、一回ごとに好きなパスワードに設定できるセキュリティボックスも用意されています。
アメニティには、ケララでは当たり前の「ココナッツオイル」もありました。これを見つけた時は、シャンプー前のドライヘアに塗布してマッサージしてみてくださいね。マッサージのやり方≫
部屋が最上階一番奥だったせいか、終始とても静かでした。
Residency Hotel Fortは、観光に便利なフォート(Fort)地区にあります。
ご近所には、気軽なチャイ屋、フルーツジュース、食堂、テイラー、スーパーマーケット、薬局、ブックカフェ、おしゃれなレストランやバーなど、庶民派好きから高級志向まで、あらゆるニーズを満たすものが揃っています。
銀行も各種選び放題。
世界遺産のムンバイCST駅へは約1km。
お弁当配達人(ダッバーワーラー)が見られるチャーチゲート駅へも約1km。
インド門(Gateway of India)もタージマハルホテルも1.7km。
クロフォードマーケット(Crawford market)までは1.5km。
AROUND INDIAにとってうれしいのは、マッサージが受けられるケララ州のアーユルヴェーダ薬局も、ケララ食堂もいくつも近くにあること。携帯屋さんに行けばスタッフはケララ人。レストランに行けばオーナーの娘さんがケララのアーユルヴェーダドクターだったりとケララ尽くしなことです。
ホテルの前には常に数台のタクシーが待機しています。
スタッフに場所の相談をして、タクシーをアレンジしてもらえば、面倒な交渉も不要です。
現在ホテル前にメトロを建設中。
ムンバイの渋滞はかなりひどいので、完成が望まれます。
町歩きには、ホテルで渡されるオリジナルマップも便利。タクシーで戻る時は、そのマップに書かれた情報を見せればスムーズです。
北インド・ナイニタル(Nainital)出身のスタッフと話していると、2017年7月に現地で撮影した銘菓バールミタイー(Bal Mithai)の写真を見て
「好き?!ちょっと待ってて!!」
と持ってきてくれました。まさかまた食べられる機会が来るなんて!しかもこんなにすぐ。
今日帰省先から戻ったスタッフが持ち帰ったのだそう。チャイやクッキーも用意していただき、まるでナイニタルのお宅に招いてもらっているかのような時間を過ごせました。
滞在中は、みんないつも明るく挨拶をして声をかけてくれます。
転職が多いインドですが、こちらのホテルは見知った顔のスタッフが多いので、あるスタッフに勤務年数を尋ねると20年とのこと。
スタッフ同士の仲の良さも伝わってきますし、他のホテルで時どき見かける事務/管理スタッフが実務スタッフを下に見るような、そんなスタッフ格差のようなものも感じません。
「SIMを買いたい」「〇〇を探している」など、小さなことでも、きっと気軽に相談に乗ってくれますよ。
朝ごはんは、本館1階のレストランでいただきます。
今回はホリデーシーズンで毎朝満席!
部屋数が増えたので、レストランが手狭になったのは否めません。
しばらくソファーで待機していると案内されます。最大5分ほどの待ち時間だったかな??
混んでいるので、相席の提案もありました。
旅行で初めてインドに来た神奈川で働くオーストラリア人カップルや、二度目のインドは家族を連れて来たアメリカ生まれのインド系ファミリー、お仕事で来ているハイデラバードのデザイナーさんカップルとご一緒しておもしろかったです。
卵料理、南インド料理のドーサ(プレーンまたはマサラ)、ワッフル、ウッタパム、カプチーノやラテなどのコーヒーやチャイはオーダー制。
その他は並んでいるものから自由に選択します。
コーンフレークやトースト、クッキー、ラッシー2種、フレッシュフルーツ3種、パオバジ、サンバル、イドゥリー、ワダ、チョーレバトゥラなど。インド料理は日替わりです。カウンターの端っこに、ゆで卵、ソーセージなどのノンベジメニューが数種類用意されています。
AROUND INDIAは、ワッフル、マサラオムレツ、パウンドケーキ?、パパイヤなどのフルーツ、パリップワダ(豆のワダ)、マサラチャイなどがお気に入りです。
ルームサービスもメニューが豊富です。
宿泊客の中には「部屋が狭いけど、アクセスが最高だから毎回泊まっている」と仰る方もいらっしゃいました。
部屋が狭い??下の写真は、2016年に本館に滞在した時の部屋。確かにスーツケース2つを広げるには狭いですが、そんなに気になりませんでした。
今回予約時に調べたところシングルルームとダブルルームがあり、部屋の種類もDELUX・CLUB・SUITEの三段階あることがわかりました。
AROUND INDIAも、安さを狙うならシングルでDELUXなのでしょうが、旅の最後にスーツケースを広げる充分なスペースがないとパッキングに困るので、思い切ってより広々とした客室と書かれていたCLUBのダブルを選びました。
ちなみに気になる価格差は、Booking.comで検索した場合、以下のとおりです。
※2018年1月3日検索、2月12日〜13日に一人一泊設定(税別)
部屋の広さが必要な方は、CLUBを選ぶだけでぐっと快適に過ごせるはず。
名 称 | レジデンシーホテル・フォート (Residency Hotel Fort)Tripadvisor |
電 話 | +91 22 2262 5525 |
住所・地図 | 24, RUSTOM SIDHWA MARG CORNER OF D.N. ROAD, Fort, Borabazar Precinct, Ballard Estate, Fort, Mumbai, Maharashtra 400001 |