
『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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上野の科学博物館へ行ってきました。ある住居が見たかったからです。
小さいころ、日本人のルーツは北京原人やジャワ原人だと教わりました。
でも今は、日本人もインド人もアメリカ人も、みんなルーツはアフリカとわかっています。
アフリカ大陸から移動するにあたり、他の動物のように体を進化させるのではなく、モノや方法で寒さ対策をした人間たち。
そのうちのひとつが、こちらの建物。
さぁて、何でできているでしょうか?
答えは……
マンモスの骨!
大小異なる形の骨をうまく積み上げ、屋根の部分には皮も見えます。骨だけだと雨漏りしちゃいますからね。
入り口のアーチの毛皮は、骨の固定に使用?それとも装飾?
入り口も毛皮で開け閉めできるようになっていて、いやはやお見事。
ウクライナ辺りで、複数発見されているそうです。
牛とライオンの消化管比較。
圧巻の動物たち。
船に乗って他の島へ移動!
紐に繋がれた犬も見えます。くつろいだ感じがみられて、まるで暮らしの延長のよう。
ちょうど開催されていた特別展「古代DNAー日本人のきた道ー」もおすすめです。
いきなり展示されていたのが、2万7千年前の骨。石垣島の洞窟遺跡で発見されたものです。
目の前に2万7千年前のひとがいるって不思議。それだけ遡っても、こうして骨になると妙に親近感が湧きました。
日本人の身長の変位も一目瞭然。
栄養がよくなったから身長がのびているというイメージがありますが、江戸時代の女性は平均身長148cmと特に低く、弥生時代や古墳時代はもっと高かった。
江戸時代、武家よりも町人の方が歯並びがよかったという事実も興味深く、食生活や生活環境が豊かすぎない方が体のためには良いのかもしれませんね。
大きな巻き貝から削り出されたその貝輪が、科学博物館では弥生時代の装飾品として展示されていました。
実はこの少し前、インド・ベンガル地方のお土産に貝のバングル Shankhaをいただいたのです。
ベンガル地方でよく採れるそうで、もともとは妻のために作り「高級な象牙の装飾品を買うことができない妻はとても喜んだ」という、ヒンドゥー教が今のかたちになる前から続く伝統とのこと。
日本のルーツをたどっていたら、インドの文化にもふれていたことに気づきました。
特別展「古代DNAー日本人のきた道ー」は、6月15日(日)まで開催です。
名称 | 特別展「古代DNAー日本人のきた道ー」 Special Exhibition: Ancient DNA: The Journey of the Japanese People |
会期 | 2025年3月15日(土)~6月15日(日) |
休み | 月曜日 |
時間 | 9時〜17時(入場は16時30分まで) ただし毎週土曜日、4月27日(日)~5月6日(火・休)は19時まで延長(入場は18時30分まで)。 |
住所・アクセス | 東京都台東区上野公園7-20 国立科学博物館 電車の場合:JR「上野」駅(公園口)から徒歩約5分 車の場合:近隣の駐車場を利用 |