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ちょっと豪華に本格インド料理「Great India Restaurant」｜Wellington, NZ
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ワーキングホリデーで夫婦でNZにいたとき、ルームシェアしていた友人と３人で旅に出ました。
それまで私たちが住んでいたのは、Mt Manganuiという街。
日照時間が最も長くて、ニュージーランド人が人生を終えたいという海辺の小さな街でした。
ヘリコプターみたいな音を立てて走るおんぼろのフォルクスワーゲンに乗って、東海岸をのんびり下っていきました。
クジラを見かけたり、1905年オープンのブックカフェMuirに通ったり、アールデコの街を散策したり。
北島最南端に位置する首都のウェリントンへ着いたとき、友人が急遽日本帰国しなくてはならなくなりました。
壮行会的に行くことにしたのは、コートニー・プレイス地区にあるインド料理屋さんGreat India Restaurant。
1983創業で、店内は想像より高級な雰囲気。黒を基調に白いテーブルクロスが敷かれていて、スーツ姿のウェイターさんでちょっと緊張しました。
当時のわたしは、インド料理は好きで日本でも食べていたけれど、南北のちがいも地名も知らず、写真がないメニューを文字から探り探りオーダーしていました。
自分が何を注文したのかは覚えていないのですが、お尻を痛めていた友人が、あえて一番辛いのを注文して、案の定あとで苦悶することになって「バカだねぇ」とみんなで笑ったのがいい思い出です。
今料理の写真をみても、インド現地らしい本格ナンに、おいしそうなカレー。添えられたライスはプレートによって味が違うようですね。
Wellington Great India Restaurant
当時は、三人で1個のガラケー。全土を網羅するようなガイドブックも持っていませんでした。
新しい街に着くと、とりあえず宿で一緒になった旅人やオーナーに、おすすめのごはんを聞いたり、おいしそうなお店に入ってみていました。
当然アタリもあれば、ハズレもあり。
「ワーホリではずせない３つの食べ物」なるものを教えてもらい、期待を高めて、ちょっと高価なそれを食べてみたら、「あれ……」と肩透かしを食ったなんてこともありました。
いまは情報が多いから、アタリで埋め尽くしたくなっちゃいますが、案外ハズレや、変なできごとが合わさった時の方が、いい思い出になっていくものですね。