
『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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今回のおためしは、インドのアーユルヴェーダ製品の会社として有名なDabur社の歯磨き粉。
インドでは、アーユルヴェーダに興味がなくとも、この会社の歯磨き粉を使っている家庭は多いんですよ。一番人気はRedかな。
今回のおためしは、Neemです。
ニームというのは、葉も枝も花もとーっても苦い、歯や口のケアにいい薬木です。
インドには、その枝で歯磨きする人もたくさんいます。
Neem Toothpasteは、Dabur社の説明によると、歯茎のケア、口腔衛生、出血、歯茎のゆるみ、口臭などにおすすめのナチュラルな歯磨き粉とのこと。
説明を見てみましょう。
Dabur Herb’l ニーム歯磨き粉には、ニームの葉エキスが配合されており、抗酸化作用と抗菌作用があり、細菌と戦うのを助けます。
100%ベジタリアンで、フッ素とパラベンは無添加です。
AROUND INDIAは普段、伝統医の歯磨き粉や、Auromereの歯磨きペーストを使っているのですが、このDabur Neem Toothpasteも定番として仲間入りするかな?
では、早速ためしてみましょう!
ニームを思わせる緑がかった色のペーストです。
竹歯ブラシにつけて磨いてみると…普段泡立たないタイプを使っているからか、すごく泡立つ感じが苦手でした。
お味の面は、うーーーん、こちらも苦手でした。
ニームの苦味とは違い、ちょっと変わったお味。
30秒ほどで、おためしは中止しました。
念入りに口をゆすいで、5分ほど経ってから、味覚チェックのためにお茶を飲んでみたら、口に残る味と香りが邪魔をして、変な味になってしまいました。
その後も2時間くらい香りが残り、昼食の準備にも支障が出ました。
歯磨き粉で、ここまで残るとはびっくり。
残念ながら、AROUND INDIAはかなり苦手でした。
何がそこまで苦手だったのか、原料を調べてみることにしました。
成分表によると、炭酸カルシウム、水、グリセリン、ハーブエキス、シリカ、ラウリル硫酸Na、ニーム香料、カラギーナン、ケイ酸Na、ニームリーフエキス、安息香酸Na、サッカリンNa、メチルパラベン。プロビルパラベン、クロロフィリン。
あらら。
パッケージ前面に「フッ化物、有害化学物質は含まれない(No fluoride, No harmful chemicals)」ナチュラルな歯磨きと書いてあったので、ナチュラルなものだと思ってしまいましたが裏を見たら色々入ってました。
アーユルヴェーダと書いてあっても、アンナチュラルなものはいっぱいある。
わかっていたはずなのに、うっかり買う前にチェックを怠ってしまいました。
口にいいニームを取り入れるなら、無添加歯磨き粉にパウダーを混ぜるのもおすすめ。
しっかり苦味も感じられますよ。
もしくはニームパウダー、岩塩、炭などを細かいパウダーにして、よく混ぜ、歯ブラシや指で磨いても。