『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
近日発売予定
アーユルヴェーダで、ガン治療を受ける人はまだまだ少ないそうです。
10年ほど前だと思いますが、ケララのアーユルヴェーダ医が、「アーユルヴェーダは必ずガンに役にたつと思うが、ガンになったときにアーユルヴェーダで治療を受けるというと家族が反対する」だから「なかなか治療の機会が得られない」とおっしゃっていました。
アーユルヴェーダが盛んなケララでも、ガンはもたもたしていてはいけない、西洋医学で治療すべし!という意識が深いとのことでした。
しかしその風潮は、研究が進むことで変わっていくかもしれません。
昨年4月インドの新聞 The Hinduには、ケララのアーユルヴェーダの本山Kottakal Arya Vidya Salaが行ってきた過去20年間のガン治療を、科学的に再検証をするプロジェクトを進めるという話が出ていました。
治療を受けなければ7カ月しか生きられないと言われている肺がん患者さんを400例研究し、そのうち約200例が数年生き、質の高い生活を送ったのだそう。
半数なんて、すごい数字ですよね?!
さらに今年2月20日付のThe Hinduでは、Kottakkal Arya Vaidya Salaで開催された、ガン研究に関するワークショップの開会式では、E.T. Mohammed Basheer議員が、アーユルヴェーダ界に向け「がん治療を一般の人々にも提供できるようにする」よう呼びかけ、「ケララにアーユルヴェーダ研究センターを開設するよう(中央)政府に働きかけを続けていく」と述べたそうです。
研究が進み、誰もが受けやすい、アーユルヴェーダのガン治療という選択肢ができるといいですね。
参照記事